みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

法師ゼミ

2017年07月27日 | 俳句日記

蝉は夏の季語だが、法師蝉と蜩(ひぐらし)
は秋の季語となっている。

ツクツクホウシと鳴く法師蝉は、立秋を
過ぎるあたりから鳴き始めるし、蜩は秋
の気配が濃厚に漂い始めてから、心地良
い声を聴かせてくれる季節最後の蝉だ。

北国の里山や関東以西の深山幽谷で聴く
蝉の声と言えば蜩が定番だが、残念なが
ら都会で聴くことは滅多に無い。
やはり秋の到来を我々に教えてくれるの
は法師蝉である。

その法師蝉の初音を今日耳にした。
九州は福岡でのことだ。
目覚まし時計のセットを間違えたか?
此処数年の気候変動なのか?

仔細は知らないが、秋が立つには、まだ
10日あまりもあるのに少し早くない⁉︎
立秋前に生涯を終えるのは、些か可哀想
な気がしてならないのである。

姿を撮り留めてやりたいが、この林の中
では詮無いこと。
暫く目を皿にしたが無理だった。
せめてもの一句を手向けておきたい。

〈つくづくと 夏も終りし 法師蝉〉放浪子
季語・法師蝉(秋)

7月27日〔木〕薄日
きのうまで、何やかやと気忙しかつた。
今日は、動きを半径2キロに抑えた。
お陰で大好きな磯田道史さんのご本が
読めた。
この人のご本は、読むたびに目から鱗。
上杉鷹山を尊敬なさっているのがとても
良い方なのである。


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