みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

小満考

2019年05月21日 | 俳句日記

コンクリートの最上川⁈


5月21日〔月〕終日晴れ

“芒種”の雨とは、入梅の兆しの雨である。
歴の上ではもう一週で梅雨を迎えることになる。
そんな雨がきのう一気に降った。
我が町内の空側溝が最上川に見えた一瞬である。

今日は“小満”。
万物の気が整い始め、夫々がそれらしく見え始める頃と書いてある。



なのに都心では陽射しが肌を焼き、御婦人たちは日傘の下に隠れ片影の中を急いでいた。



件のご近所の側溝もスッカリ元のコンクリート製構造物に戻っている。



救いだったのは、縁の紫陽花が薄紅色に色付いていたことだ。




〈新玉の 御代や小満 満を侍す〉放浪子
季語・小満(夏)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿