みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

弥生

2018年03月01日 | 俳句日記

夜来の嵐が過ぎると、春の陽気が戻って
来た。
今朝方までは行雲が空を覆っていたが、
正午を過ぎて明らかに弥生の空となる。

益々を意味する接頭語の「弥(いや)」に、「生(おい)」と書いて「いやおい」が転
じて「やよい」となったらしい。
弥生という言葉には花が有る。

あと5日すれば啓蟄。
ますます天地は賑やかになる。
どうやら新年度から3%のベースアップも
実現しそうだ、社会も賑わう。

〈嬉しやな 流転の末の 弥生哉〉放浪子
季語・弥生(春)

3月1日〔木〕曇りのち晴れ
漸く副作用についてレポートが出来る。
退院時に「癌化学療法治療中の自己管理
ノート」なる物をもらった。
毎日の管理事項が細く指示してある。
これを通院時に主治医に提出する。

抗癌剤点滴日を書き込み、
日付に続いて次を埋める。
[体調・程度]
○身体のだるさ→0・1・2・3
○食欲不振……→0・1・2・3
○吐き気 ………→0・1・2・3
○手の痺れ……→0・1・2・3
○足の痺れ……→0・1・2・3
[変化の有無]
○味覚の変化…→ 有・無
○口内炎 ………→ 有・無
○脱毛 …………→ 有・無
○皮膚のトラブル→有・無
○爪の変化………→有・無
[回数]
○嘔吐→……回
○排便→……回(兎糞・硬・普通・軟・泥)
[計測]
○体温(朝・昼・晩)
○血圧( 同上 )
○体重
○飲水量( リットル/日 )
[書き込み]
○その他の症状
○任意事項
以上、入院時に看護師から調べられた事
よりまだ厳しい。

こうなってからつくづく思う。
若い頃からこのチェックを続けていれば
私の人生は変わっていたかも知れない。
各企業が入社時に辞令と共にこのような
管理表を渡せば、過労死も自殺も防げる
のではなかろうか?

強制するか否かは考え方次第であるが。
業績も上がることと思う。
私の会社でも行えばよかった。
後悔先に立たず⁉︎




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