昨日の本稿で「梅雨入りはまだだが…」
と書いていたところ、きのうの時点で、
宣言がなされていたらしい。
通年で8日、昨年より23日早くなんて。
これは長雨に注意をしなければ。
夏の暑さ対策もしっかり備えよう。
そんなこんなで、今日も朝からどんより
と雲が垂れ込めていた。
そんな中で、昨日の紫陽花に次いで、葵
(あおい)の赤が目に付いた。
真紅の花が、他の鉢植えの花を制して目
に差し入って来る。
天竺葵という奴だ。
園芸区分では、ゼラニウムと言われる。
葵はなにせ属の多い品目で、芙蓉、山葵
、オクラやハイビスカスも仲間である。
一般に、俳句に詠まれる葵は立葵だ。
開花季節は天竺葵と同じで今時からであ
るから、至る所で楽しむ事が出来る。
《明星に 影立ちすくむ 葵かな》一茶
明けか?宵か?
いずれの時・方角でも、花を美事に付け
た立葵がすっくと立つ姿は絵になる。
〈桐よりも 尚役に立て 立葵〉放浪子
季語・立葵(夏)
5月29日〔火〕曇りのち 晴れ
現在午後7時、まだ空は暮れなずむ。
このぶんだと、明日は梅雨晴れ間なの
かも知れない。
目覚めが良ければ、大濠公園へ出掛け
てみようか?