みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

針槐(はりえんじゆ)

2018年04月23日 | 俳句日記


針槐とはニセアカシアのことで、日本で
はこれのことをアカシアと呼んでいる。
夏の季語だが、もう白い清楚な花を立派
につけていた。

北国ではまだまだだろう。

見上げているうちに、ワルトハイムのワ
ルツ「女学生」が頭に浮かんで来た。
趣味を持つと景色が変わって来るの喩え
通り、句作をしようとすると空間が一挙
に変わってしまう。

今回は音が出た。
ワルトハイムは明治の頃を生きたフラン
スの作曲家で、少し哀愁を帯びた曲調の
ポピュラーなワルツを世界に広めた。

華やかなワルツ「女学生」も、曲の中間
で急に転調して、青春期特有の憂愁を表
現している。
その部分が浮かんで来たのだった。

曇り空の葉陰に、嫋やかに垂れる純白の
花は、何処か頼りなく、両手で支えたく
なる風情がある。
それでいて晴れた日には、パッと輝く。

〈曇る日に 花アカシアや 女学生〉放浪子
季語・花アカシア(夏)

4月23日〔月〕曇りのち雨
安倍内閣の支持率が回復しない。
野党は支離滅裂だし、モリカケや財務省
問題が効いているとは思えない。
根本は放送法改正にあると思う。
外交の正当な評価を知らしめる為にも、
ここは隠忍自重して妥協することだ。
朝日・毎日は別だけど。

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