みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

2.26事件

2018年02月26日 | 俳句日記

3.11の翌日、被災地の避難所でこんな事
があった。
ようやく外部との連絡がついた避難所に
100個のお握りが着いたが、そこの非難
者はすでに倍以上に膨れ上がっていた。

責任者は追加の要請を行った。
年寄りや子供、弱っている者から先に食
べさせろ‼︎と義憤に駆られて詰め寄る人もいたが責任者は公平を期すと強弁した。

第2次の到着は翌日になった。
ライフラインの途絶えた中、温めること
すら出来ない前日のお握りは、コチコチ
で食べられなかったそうである。

ここで考えなくてはならないのが、公平
という社会正義の理念である。
民主主義であれ、社会主義であれ、公平
という理念は尊重すべきだ。

ところが、往々にして教条的な社会主義
者は運用を間違う。
人の生存権も自由も人情も否定する。
つまる処、全体主義に行き着く。



20世紀の3悪人、ヒットラー、スターリ
ン、毛沢東は、三人とも社会主義者であ
り、千万単位で自国民を殺している。
ポル・ポトもそうだ。

私が尊敬する渡部昇一先生が。昭和維新
の青年将校達は国家社会主義者だと断じ
ておられるが、私はそうは思わない。
ただ単純に義憤に駆られて身を捨てた。

大正デモクラシーによる400もの労働組
合の林立、政党の離合集散、国家社会主
義の台頭等により民族的思想混乱時代で
あったところに世界大恐慌である。

都市労働者の失業は40万人を超え、農村
も疲弊した。日本は先の避難所みたいな
混乱を来していた。
2.26はそんな最中に起こった。

青年将校達は、後先を考えず純粋に国と
民を想い決起したのである。
2.26の陸軍将校は、正規の手続きを経ず
して軍を動かしたのが不味かった。

統帥責任者である天皇は、法に照らして
直ちに反乱軍と見做し鎮圧を命じた。
当然動機よりも法が優先したのである。
彼らの想いは春の雪の如く潰えた。

今日は、ここまでにしておく。
兎に角、教条的な社会主義者は嫌いだ。
頭の硬さに危うさを感じる。
隣近所にそんな国がある事を忘れない。

〈健気なる 血潮弔へ 春の雪〉放浪子
季語・春の雪(春)

2月26日〔月〕晴れ
秘結していたのが、昨日から今日にかけ
て大量に排出された。
お陰でスッキリしたが、下痢は副作用の
兆候でもある。
明日は、副作用についてレポートする。





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