みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

常盤(トキワ)の松

2017年05月09日 | 俳句日記

松の枝や幹は、右にも左にも、上にも
下にも、四方八方、自由自在に延びる。
桜もまた同じく、自由自在に枝を延ばし
自分で自分の姿を形作る。
日本列島の原生林である広葉樹林は、
自由奔放な木々で構成されていた。
原始のヒトが皆そうであった様に、
縄文人も自由な人々であった。

その中で、常緑なのは松である。
日本人は、古来自由な民族であった。
そして、変わらぬ緑(心)を愛した。
だから、変幻自在でありながら常盤
なる松が大好きなのである。

我々以前の世代は、

「降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ
松ぞ雄々しき 人も斯くあれ」

という、昭和21年の御製に、どんなに
助けられた事か。

〈しとどにも 松を洗いて さつき雨〉
放浪子

5月9日〔火〕終日の雨
昨日、またまた戦友の訃報に触れた。
こちらの宴会よりも、あちらの宴会の
方が、益々賑わって来ている。
さあ、なにを残そうか⁈

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