水徒然

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地震(含む津波)予知・予兆に係る記載を調べました。(その6:地震雲以外の予兆のアラカルト)

2011-12-20 | 日記

既報にて、地震雲発生メカニズムを調べましたが、地震雲以外の地震の予兆現象が言い伝えられています。詳しく見る>>
そのメカニズムに係る科学的な因果関係については必ずしも定かではありません。
 今回は地震雲以外の予兆に係る詳しく整理された記載を防災知識として調べました。

(転載開始)

地震雲以外での地震予知 
(一部割愛しました。)
「地震発生前には、地中からのエネルギー放出により様々な現象が発生する。 それらの影響を受けるのは、動物や植物、井戸水や温泉などがある。 こうした異常現象と地震雲の観察と併せて行うと、地震予知の信頼性もかなり向上する。・・・」

(転載中断)

⇒地震前兆のエネルギーを峻別することは難しいと想われますが、一部、環境(陸海空)における
メカニカルな微弱振動による影響以外に、地電流や磁気の変化、生体電位の変化、地鳴り、閃光の影響も示唆されています。

 その他、個人的には温室効果ガス、
マグマ噴出などによって環境温度が上昇してバイオケミカル反応(微生物、プランクトンなどによるメタン、硫化水素、酸素(O2)などの生成)、フォトケミカル反応(地殻の振動・摩擦によって発生する電荷、イオン、
オゾン(O3)の生成の影響もあるのでは?と妄想しています。
 また、
別報の「海底などの地殻の亀裂」に記載した個人的なメモとして、
 「・・・海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂、地球温暖化による
海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的解離、それに伴う海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖、および土砂災害の要因として懸念している残留放射能からの崩壊放射線などからの発熱、生態系(土石中の微生物)損壊によって海底地盤強度を低下させていることも考えられます。
 
海底)地震⇔地盤亀裂  
 交互に複雑に影響し合っていること」
が推察されます。

 わかりやすい例として、材料力学の分野で古くから言われている環境中の鉄鋼材料などが突如として崩壊する「応力腐食割れ」的な現象が、局所的な地殻のケミカルな腐食によって形成された亀裂によって加速されているのでは?と妄想しています。
weblio辞書によれば、
「応力腐食割れ」とは「金属材料が腐食しやすい環境下で、破壊されるほどの強い力を受けずに、配管の溶接部などが割れる現象。特に原子炉の配管設計で十分な配慮が必要とされる。」
詳しく見る>>
 
(参考)土壌に生息する微生物に係る記載
「・・・微生物は酸素がない湖沼などの底土や深い地中にいるメタン生成菌、高濃度の塩分がある塩湖などにいる強好塩菌、強酸性の火山・温泉地帯や深海の熱水湧出口付近にいる好熱菌または好熱好酸菌などで・・・」

 (転載再開)

「・・・ 以下に記す事象についても注意深く観察して、今後訪れる大地震に備えられるのではないでしょうか・・・

動物の異常行動
 「ナマズが騒ぐのは地震の前触れ」
 動物が地震を知らせた例で一番有名なのは、「ナマズ」ですね。「ナマズが多く獲れるときは地震あり」や、「ナマズが騒ぐときは地震あり」なんて言い伝えが残っており、東北大学の教授が検証した際、80%の確率で地震予知に成功している。

 これは、ナマズが地電流の変化に敏感なために、地震前の地電流の変化に反応して騒ぎ出したり、逃げ出したりするからだそうです。しかし、最近のナマズは都市のノイズに冒されて敏感に反応しないそうです。

 「蛇が巣穴から逃げ出すのは地震の前触れ」
 冬眠中の蛇が巣穴から這いだしてきて、雪の上で凍死しているのが多数見られたときに大地震が起こった。という事例が何件もあるそうです。

 蛇の住処は土の中がほとんどですから、地中の変化に敏感なんでしょう。都会ではあまり蛇は見られないと思われますが、季節はずれに蛇が出てくるのは、地震の前触れと考えていた方がいいでしょう。

「ネズミが家を逃げ出すと地震などの災害が起こる」
 大地震の前にネズミの集団がどこかに逃げようとしている光景が見られるそうです。また、大地震の直前にネズミが全くいなくなり、地震後に戻ってきたっていう話もあります。・・・

 「鶏が木に登って騒ぐと地震」
 鳥も地電流や磁気の変化には敏感なようで、普段おとなしい鶏が木に登って、朝でもないのに騒ぎ出し不思議に思っていたら、地震が起こった。という事例があります。
 鶏の他にもカラスやキジなどが騒いでも、地震が起こったという報告もある。また、いつも雀が何十羽も集まっていた銀杏の木に、ある日急に一羽も雀がいなくなったら地震が起こったという報告もある。

 よって、普段から空を飛ぶ鳥などにも注意を払う必要がある。

 「犬が騒ぎ、猫がいなくなると地震」
 犬や猫なら、普段身近にいる動物なので、異変に気付きやすいのではないでしょうか? 猫が子供をくわえて家から出ていってから地震が起こったり、犬が騒いで、飼い主を外に引っぱり出した途端に地震が襲ったっていう報告もある。

 この他にも、昆虫の行動で地震を予知したり、人間でも地震の前に気分を悪くする人がいるということであり、地震発生前のエネルギー放出がありとあらゆる生物に影響を及ぼしていると考えられるだろう。

植物も地震を予知する
 植物も大地に根を下ろしているので、地震エネルギーに対して敏感なようです。

 東京女子大学の教授は、合歓木の生体電位の変化が大きいときに地震が発生することを発見し、地震の予知に成功しています。・・・

 その他の植物では、地震の前に花を咲かせたり、というような種の保存を行おうとする植物もあります。竹や桃や梨やスモモなどが報告されております。

 季節はずれの開花や、二度咲きには注意が必要です。

地鳴りや閃光
 地震の前に井戸の中からや、トンネル内で不気味な地鳴りが地震前にあったという報告がある。関東大震災や、阪神大震災の前にも「ドーン、ドロドロ・・・、ドドーン」などの地鳴りがあったそうで、このような地鳴りがすると、まもなく地震が起こるということです。
 また、地震の前に原因不明の閃光が走ったという報告も多い。阪神大震災の直前にも、巨大な閃光が走り、野島断層には閃光の痕跡が残っていたということである。

電波の異常伝播
 ・・・FMラジオを聴いていると、普段聞かれないはずの遠方の放送局からの電波を受信して不思議に思っていたら、大地震が発生した。という経験からFM放送の受信で地震予知を行っている方がおられます。

 では、なぜ地震の前にそのような現象が見られるのか、研究家の話を紹介します。地震の発生前には、さまざまなエネルギーが地中から放出されていると述べてきましたが、そのエネルギーによって電波も反射や減衰させることがあるのではないか、というのが主論となっております。

 電波というのは、その振動数(周波数)によって性格が異なります。AMラジオや短波ラジオなどの低い周波数の電波は、大気中にある電離層と呼ばれる電解イオンの壁に反射や吸収されやすい性格を持っています。

 また、FMラジオやTVなどの高い周波数の電波は、電離層を突き抜けてしまう性格があります。(スポラディックE層と呼ばれる電離層は密度が高いために、高い周波数の電波も反射します。)・・・

・・・なぜ地震発生前に遠方のFMラジオが聞こえるのでしょうか。
それは、地震発生前に多量に放出される電気エネルギーにより、放出された地点から上空に強い電離層のようなものが発生するためと考えられています。

 そして、その地震発生前の地震電離層によって電波が反射されて、普段聞くことの出来ない遠方のFMラジオを聴くことが出来ると考えられるのでした。(下図参照)


・・・」
(転載終了
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