水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
解析・コメントして交流できたら最高至福です。

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載を調べました。(その14:まだ続いている汚染水排出)

2011-12-19 | 日記

'11-12-17投稿、強調
 3.11原発事故の放射能漏洩による環境汚染およびそれに伴う被爆の危険性に関して、無知であったが故に、さまざま放射能漏洩に係る数次災害記載をインターネットによって断片的に調べて知識を得てきました。詳しく見る>>
内部被爆の影響に関してはどのくらい生物学的半減期によって緩和されているのか?
放射能汚染が生物多様性異常気象など天変地異にどのように影響しているのか?
COP17で衆目の地球温暖化に影響しているのだろうか?
個人的には着目しています。

  除染、格納についても環境(陸海空)に漏洩した正確な放射性物質の正体がわからないと、即ち、放射能=セシウムだけでなく、然るべき公開データを理解しなければ、現実的な効率はあがらなく、予算の無駄遣いになりかねないと想われます。イタチごっこにならなければと杞憂しています。

 とにかく、放射能は扱いにくい代物と想われます。
参考投稿:
「エアロゾル」に係る記載(放射能など有害エアロゾルの形状)


 また、お金だけの問題ではなく、知らず知らずの内部被爆によって人体に後遺症を与えると想われます。詳しく見る>>
 現状、公開情報が不明確なため?、適時に発表されないため?に多くの人に妄想を与えていると想われます。

 米、仏の技術援助によって、汚染水回収・浄化が進められましたが、当初、事故続きで順調に稼働できませんでした。手直し・設備増強して工程表通り?に遂行されていると言われています。しかし、現状は敷地内では高い放射線量が観測されているようです。
 最近公開される情報は決して明確ではないと思われますが、「やはり」という記事が数多く、米のセシウム汚染の拡大、海水の放射能汚染の莫大さ、マイクロスポット地域など散見され始めています。

放射性物質含有汚染水の海への排出がまだ続いているという記載を以下に調べました。

「環境中放射性物質の影響と浄化」
原発敷地内の汚染状況と浄化の経緯に係る記載の一部抜粋
「・・・ 既報に引き続いて、米国、フランスの技術援助の下、汚染水浄化の現状に係る記載を以下に記載しました。  原発敷地内の汚染状況(06-19)および汚染水浄化システム(フローシート)の詳細については、既報の引用を参照願います。 ・・・」詳しく見る>>

 数々の設備増強によって、汚染水排出はもうないと思っていましたが・・・、何が問題なのか?今後、注視する必要があります。
 以前、投稿しました海水逆流」によって地下水脈を通じた陸地の地下水の汚染にも注意しなければなりません。

 (転載開始)

保安院 海への汚染水 ゼロ扱い
  2011年12月16日 07時06分
福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。今後、漏出や意図的な放出があってもゼロ扱いするという。政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、重要な条件である放射性物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。

 原子炉等規制法により、電力事業者は、原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている(総量規制)。福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。

 しかし、四月二日に2号機取水口近くで高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、同四日には汚染水の保管場所を確保するため、東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。

 これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し、既に上限値の二万倍を超える。

 試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。

 今月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレルの放射性ストロンチウムを含む水が海に漏れ出した。

 さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。この水にもストロンチウムが含まれている。東電はできるだけ浄化して海洋放出することを検討している。漁業団体の抗議を受け、当面は放出を見送る方針だ。

 保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。

 「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。

 今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。
(東京新聞)」

(転載終了)


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