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てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

今日も

2009年09月20日 | 国内のおでかけ
群馬にいます。
コンニャクを作り、町を散策し、充実した時間を過ごしました。
天気が良くて、ぶらっと歩くには暑いくらいでした。
写真は蕎麦の花です。
畑の奥にはイノシシらしき影が見えてドキッとしました。
驚いているのは向こうも同じか。(ひ)
(ΘoΘ;)

日本画☆大冒険 METAⅡ2009 in Takasaki

2009年09月15日 | 国内のおでかけ
日本画☆大冒険 METAⅡ2009 in Takasaki
高崎市タワー美術館
2009年8月8日(土曜日)~9月9日(水曜日)
出品作家
岡村桂三郎、梶岡俊幸、斉藤典彦、佐藤裕一郎、竹内啓、長沢明、樋口広一郎、峰岡正裕、山本直彰、吉田有紀
http://www.art-inn.jp/tenrankai/002057.html
http://meta2.kakoku.net/

続いて行ったのは高崎市タワー美術館。
駅を挟んだ反対側に移動することになります。
駅の近くに2つ美術館があるのに、2つの美術館はそんなに近くないし、共通鑑賞券のようなものもなかったのが残念。
まあ、企画の内容があまりに違いすぎますけどね。
大人気だったターシャ展とは変わって、こっちはお客さんが少ない。
来ているのは若い女性が多かった気がします。
近代美術館の常設展で少し前に見た岡村桂三郎の作品が見られるのが嬉しい。
大きなパネルに描かれた生き物は兎や魚のような馴染みのあるはずのものでも異様な迫力を感じさせる。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2008/okamura/event01.html

「月の兎」なんて、もはや普通の兎ではない異様な目がなんともいえません。
大きな作品なのに、描かれているのは生き物のごく一部だけですごく窮屈そうなのも印象的です。

これも日本画なのかと思ったのは峰岡正裕。
http://www.makiimasaru.com/mmfa/exhibition/2007/0219/index.html
http://takasaki.keizai.biz/headline/photo/854/

作品は鳥男と魚男が出てくるのものでした。
派手な色と作品全体を覆う鱗のようなものが特徴的です。

一番良かったのは長沢明でした。
http://www.gei-shin.co.jp/comunity/04/51.html
http://www.galleriagrafica.com/artists/nagasawa/index5.html

「トブトラ」は空を飛ぶ虎で、「アオラ」は青い虎ということでしょうか。
とてもプリミティヴな印象さえ受ける独特のタッチがとても良かった。

こうして年代も作風もまったく異なる人たちのグループ展が見られるのはいいですね。
他の美術館やギャラリーで、ここに参加している人の作品を見てすぐに気付くかどうかは分かりませんが。(ひ)




ターシャ・テューダー展

2009年09月14日 | 国内のおでかけ
明治製菓 Sweet Life♪~I\'ll be there

ゆっくり生きる、自分を生きる“手づくりのライフスタイル” ターシャ・テューダー展
2009年7月19日(日)~8月30日(日)
高崎市美術館・旧井上房一郎邸
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/art/ten0903.htm
http://www.daimaru.co.jp/museum/shinsaibashi/tasha.html

新潟からの帰りも青春18切符を使いました。
高崎に1時くらいに着いたところで途中下車して、昼食。
ついでだからと、その後、高崎駅近くの2つの美術館に寄ることにしました。
だったら、新潟にもっとゆっくりしてくればいいのに、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、電車の本数が少ないんですよ、新潟は。
新幹線はすごく多くて、便利になってるんですが普通に帰ろうとすると結構たいへん。

最初に寄ったのは高崎市美術館。
思い切り女性向きの展示でした。
何でも、NHKで彼女の特集をした番組も放送したそうでかなり人気があるようです。
主婦でありながら、絵本作家としても活躍、スローライフを実践して優雅な田舎生活を送ったということでグランマ・モーゼスを連想させるものがありました。
女の子ではなく、女性に人気がある人のようで、展示されている絵本の翻訳が妙におとな向けになっているのが面白かった。
こんな表現、子供に分からないだろ、と、突っ込みたくなるようなところが多々あったんですが、まあそういうもんなのでしょうか。
でも、ターシャ自身はきっとおとなだけのために書いたわけじゃないんでしょうね。

この美術館はどういう順序で展示を見ればいいか、今ひとつ分からなかった。
違う順番で見ていたら軽く注意されてしまった。
高崎の人はみんな分かるんだろうか。
展示にははっきり言って、それほど興味が沸かなかったんですが、旧井上房一郎邸は素晴らしかった。
http://www.sumu2.com/bunka/2008_1017/index.html

駅前の美術館に隣接したところに、こんな家がいきなり出てくるからびっくり。
和と洋が不思議に入り交じった建物で、どうやら、元々ここに建てられたもののようです。
ターシャ展があるからなのか庭にはガーデニングも。
井上房一郎という人はよくも悪くも大物という感じの経歴ですねえ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%B8%8A%E6%88%BF%E4%B8%80%E9%83%8E

ターシャからずいぶん話が逸れました。
彼女はソローの著作に影響を受けて、昔ながらの暮らしを実践したそうですが、「ウォールデン-森の生活」も読んでいないなあ。
ソローは単に田舎暮らしがいいといっているだけでなく、当時の社会や文明にかなり批判的だったという話ですが、いわゆる立派な主婦に見えるターシャが彼の思想に惹かれていたのかどうか気になります。(ひ)



妻有の旅 その16

2009年09月12日 | 国内のおでかけ
大地の芸術祭09

いよいよ旅行も最終日。
こんな長く書いていると何週間行ってきたんだという感じがしますが、4泊5日の旅でした。
朝早めに起きて宿の朝食をとると、まつだい駅まで送ってもらいました。
途中で「ステップ イン プラン」が大きく見えて感動。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=294&year=2009

バスからも、ちらっと見えたけどかなり遠くからだったんですよねえ。
パスポートも手がけている浅葉克己がかかわっている作品。
日本酒を見ていて、これ浅葉克己っぽいなあというデザインのものがあったので後で調べてみたら本当にそうでした。
http://www.rakuten.co.jp/nagataya/1812094/1818831/

でも、民主党のロゴマークまで作っているとはしらなかったなあ。
浅葉克己っていうと卓球というイメージをずっと引きずっているのは私くらいか。

農舞台の開館時間前に駅に着いたので、付近の作品を軽く見ました。
朝からすごく良い天気で汗だくになってしまったので、カバコフの方には全然行かなかったんですが。
「里山アート動物園」と「里山アート遊園地」のオブジェを撮りまくり、150~155、157くらいの作品をチェックしました。
何カ所も作品がある「サウンド・パーク」はいろんな音が出て面白かったなあ。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=520&year=2009

朝早くて、人があんまりいなかったんですが、いろんな人が一度に音を出していた方が楽しいでしょうね、これも。

その後は農舞台で買い物して、いよいよ駅へ。
自分のおみやげに「マユビト」をひとつ買ってきました。
http://yakan.tank.jp/mayubito/2009/01/

「マユビト」はこんなにいるのか、行くたびにひとつずつ増やせるといいなあ。
駅に向かうとき、「まつだい住民博物館」の声に送られます。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=508

地元の人びとの声で、ちょっと寄っていきなさいというようなメッセージがながれるんですが、そこを帰って行くのは悲しいなあ。
また、いつか来ますのでそのとき、よろしくお願いします。

まつだい駅のホームに立つと、外の「花咲ける妻有」がおおきく見える。
さすが草間彌生という存在感。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=517

夏休みに遊びにきた孫を見送りにきたおばあさんらしき人が、あれは草間彌生さんと大林組が作ったんだよ、と説明している。
まるで地元の有名人みたいに草間彌生の名前が出ているのがいいなあ。
そんな草間彌生作品に見送られて、まつだいを後に。
終わってみると、あっと言う間の素晴らしい旅でした。
旅行にもこういう楽しみ方があったんだなあ、という発見の多い旅行でした。

そういえば、「大地の芸術祭2009 秋版」がはじまる前にもバスツアーはあるみたいですね。

ご要望を伺いながら、アートを道しるべに里山をめぐります

という言葉に相当惹かれているんですが。
人数が少なければ、結構好きな作品を見せて貰えるということでしょうか。
うーん、また行きたくなってしまう。
それにしても、こへび隊の人はずっと休みなしなんでしょうか。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/blog/

芸術祭が終わってもホームページから目を離せないなあ。(ひ)

妻有の旅 その15

2009年09月11日 | 国内のおでかけ
理科室|最後の教室 |クリスチャン・ボルタンスキー

最後の教室


「家の記憶」に続いては「最後の教室」に。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=329
http://www.echigo-tsumari.jp/art/329.html
http://park18.wakwak.com/~prospector2/works/AP09.htm

インパクトの強さということなら、この作品が一番でした。
会場に入った瞬間から、その世界に引きずりこんで最後まで放しません。
最初は暗くて広い体育館と思しき場所に出ます。
電球がたくさん釣ってあり、やはりたくさんの扇風機が回っている。
この場面の写真だけをガイドブックで見ていたので、奥に更に作品が続くとは思っていませんでした。
廊下を進んでいくと、積み上げられた椅子や机に白い布が掛けられた幻想的な光景や透明なケースに蛍光灯が入れられた不思議な光景が次々と繰り広げられています。
まるで夢の中の世界に入ってしまった気分。
デジャビュ感覚で頭の中は大混乱。
いつか夢の中で見たことがあるような、いや、これから先に見る夢を垣間見ているような不思議な気分。
そんなときに、以前書いたおじいさんが廊下に登場するから怖かったですねえ。
こちらを手招きするように、じっと見て、何事かぶつぶつつぶやいているんですもん。
今冷静に考えると、閉館時間が近いよ、と教えてくれたのかもしれませんが全然聞こえなかったなあ。
一番凄かったのは心臓音のような大きな音とともに点滅する電球だったんですが、実際体験して貰わないとすごさは分かって貰えないなあ。
いやあ、参った、参った。

そんな感じでふらふらしながら、会場を出ると、すぐ近くに別の作品が。
EARTHSCAPEというものでした。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=553

ずいぶん雰囲気の違う展示でした。
会場にはぬかるみが出来ていて、写真のような人体はまったく見えなかったので、何の展示? と理解できず。
ホームページを見て初めて、どういうものか分かりました。
http://www.mhcp.jp/index.html

そんな感じでバスの旅もいよいよ終了。
最後は宿のある「松之島温泉入口」で下車。
2つの作品がすぐ近くにあったのでチェック。

238 メタモルフォーゼ-場の記憶-「松之山の植生を探る」
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=556
239 渓谷の燈篭
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=557

ハンコは押せなくなってるし、「渓谷の燈篭」は夜になっても全然光らなかったなあ。
「渓谷の燈篭」を作ったCLIPってかなりの数の作品を作っているんですねえ。
http://www.clip-lab.jp/public.html

これは2000年度の作品らしいけど、こんな状態になっていることは知っているのかなあ。
完全な余談になりますが、ハンコはどこにあるか分かりにくいところや、インクが切れてまったく押せなくなっていたり、逆に液漏れしていてベタベタになるところがあるのは困りました。
いちいち管理していられないんだろうけど、何とかならないものでしょうか。

そんなこんなでメインの3日間が終わり、宿に到着。
いよいよ次は最終日です。(ひ)


追記

秋版の詳しい情報が出ました。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/2009/09/post-170.html

残念ながらシャトルバスはなしみたいです。
ツアーは行ったところとかぶりすぎだなあ、やっぱり。
行くとしたら、自転車やスクーター、もしくは路線バスかなあ。
見られる作品リストは出ているので考えてみよう。


妻有の旅 その14

2009年09月10日 | 国内のおでかけ
【大地の芸術祭】家の記憶

ということで、電車を乗り遅れたのがかえって良い結果をうんだりしたんですが、その後のスケジュールは当然タイトになりました。
なんせ6時過ぎまでしかバスがない。
Aコースのバスに乗って、まず向かったのは「キョロロ」。
http://www.matsunoyama.com/kyororo/

常設展示になっている作品はよく見ないと存在に気付かなそうなものがありました。
http://www.matsunoyama.com/kyororo/modules/pico/index.php?content_id=16

川俣正の「松之山プロジェクト」はハンコを押すところだけすぐに見つかったんですが、何か作品ってあったんでしょうか?
それともここで活動をするってことで何もなかったのか謎です。

時間がないので高い塔に上るのは諦めて、企画展を見て、 美人林をちょっとだけ散策。
http://www.tokamachishikankou.jp/modules/gnavi/index.php?lid=388&cid=25

「キョロロ」では美人林を見るのを楽しみにしてたんですよねえ。
ところが意外に感動がない。
もちろんきれいだし、すばらしいところなんですが、あんまりきれいな棚田を見過ぎていて感覚が麻痺していたみたいです。
だって、9段の棚田なんていう想像を絶するものを見ちゃってるんですから。

「キョロロ」で印象に残ったのは「松之山おもしろボックス」。
http://www.machinoeki.com/special/special_0312.html

上の写真の「松之山おもしろボックス」の上に何個か箱が並んでいます。
何が入っているのか手で触って当ててみよう、というゲームになっています。
先に進んでいくと、だんだん怪しいものになっていくというのがいいですね。
まだやっているかもしれないので、箱の中身については何も書きません。

続いて向かったのは塩田千春の「家の記憶」。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=551

写真の通り、古い日本家屋の中に毛糸が張り巡らされています。
それだけなんですが、すごい量の糸がかつて、そこに住んでいた人の記憶や行動、そして、ここに住んでいる主のような蜘蛛の存在なんてものまで連想させて、とにかく圧倒されました。
ただ息を呑むばかりという圧倒的な作品がここまでにいくつかありましたが、この作品は相当すごい。
一見似ているゴームリーの作品が家とそこに住んでいる人との関係を越えて、ある種宇宙的な感じまでするのに対して、この作品はぴったり家に寄り添っている。
ここで生活していた人のことなんて何も知らないのに、とてもコアな部分をのぞき見てしまったような暑苦しささえ感じるのでした。
家の中には本が何冊かあって、その本までぐるぐると糸で巻かれています。
自分の実家を同じようにこんな作品にしたら、どの部屋が一番多く糸で巻かれるかなあ、なんてことも考えてしまいました。

余談ですが、このシャトルバスは地元のバス会社の協力で走っているものでした。
このAコースのバスに乗っていたら、高校野球が放送されているのにビックリ。
バスで放送が流れているというのは、青森の「シャガール展」以来。
今年の夏は新潟代表がずいぶんがんばりましたからねえ。
多分、新潟代表の試合だったんでしょう。(ひ)




妻有の旅 その13

2009年09月09日 | 国内のおでかけ
電車の中で花火大会!

何があったか、みなさん大体お分かりでしょうが、電車に乗り遅れてしまいました。
「キナーレ」から十日町駅まで十分歩いていける距離なんですが、買い物をしたり、野菜をもらっているうちに時間が相当タイトに。
しかも私が帽子を忘れたことに気付いて完全にアウト。
仕方なく1時間後のほくほく線に乗ることにして、駅までに点在する作品を見ていくことに。
十日町駅付近はまつだいとは違って作品がちらばって存在してます。
40~42というキナーレ前の3作をじっくり見てから移動開始。
http://www.pref-niigata.jp/tokamachi/art/tokamachi/spiral/index.html
めざすは49の「光の島」なんですが、作品のある十日町情報館が相当地味な道の奥に入っていく感じ。
こりゃあ、見つけにくいし、昼間だとすごく地味。
夜になるときれいに光るみたいなんですが。
http://www.pref-niigata.jp/tokamachi/art/tokamachi/hikarinosima/index.html

続いて、博物館前に「繭の家プロジェクト」の作品の一部を発見。
ちょっと異様な稲藁の花が展示されていました。
博物館は入館料がかかるので短い時間で入るのはもったいないなあと思っていると、バスがくる時間。
ラッキーと駅までの1区間バスに乗り、十日町駅へ。
駅前の人たちからお茶を振る舞われのんびりしてから、1時間遅れの電車に。
すると、これがラッキーなことに「ゆめぞら号」だったのです。
越後湯沢駅でチラシを見たけど、本数がすごく少ないから無理だと思っていたんですが。
http://www.mee.co.jp/sales/system-solution/ei-sol/case/case01.html

トンネルの多いほくほく線ならではサービスで、トンネルに入ってまっくらな間に電車の中に映像が繰り広げられるのです。
電車内プラネタリウムという感じ。
科博のシアター360を越える感動がありました。
これぞ怪我の功名。
遅れてみるものです?
どうりで電車好きっていう感じのお客が多いはずだ。
ちなみに私の乗ったのは「花火編」。
いろんな映像があるみたいです。(ひ)


妻有の旅 その12

2009年09月08日 | 国内のおでかけ
大地の芸術祭。 越後妻有 ART TRIENNIAL 2009 十日町エリア編

シャトルバスのDコースの続きから。
続いて行ったのはDコースの目玉というべき、「うぶすなの家」。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=400

中越地震の被害で傾いてしまい、人の住まなくなった家を再利用したものです。
「やきもの」と「レストラン」で人気の施設。
山地ごっつぉ定食を食べるのが目的でした。
http://www.pref.niigata.lg.jp/tokamachi_kikaku/1248724955646.html

陶芸作品も多く展示されて食事のときの器も作品を使っているという豪華さ。
抹茶を頼むと数十万円の器に入って出てくるとか。
とにかく混まないうちに行かないと、バスに間に合わなくなるだろう、と早めに行って正解。
11時前に着き、軽く展示を見てお昼を頼むと比較的早く食事できました。
かまど炊きの新潟の米は美味しかったなあ。
それに、やっぱり豚肉が美味しい。

展示の方ですが、現代アートの範疇に入りそうな変わった陶芸作品がたくさんありました。
お風呂や洗面台が作品になっていたりするのも面白かった。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=013&year=2009

インパクトでいえば、「かまど」でしょうか。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=020&year=2009

とにかく大きい。
かまど自体が作品という発想もすごい。
http://www.arslonga.jp/monthly/interview/interv015.html

作品は大きいのに絵付けがポップ。
天井まで伸びているかまどをまじまじと見てしまう。

空き家だったことが信じられない活気に満ちた空間でした。
レストランを仕切っている女性が、学生のバイトらしき人たちに、食事の出し方、水の出し方、片付け方など、テキパキと指示を出しているのが印象的でした。
お盆中の週末でしたから、この後すごく混んだんでしょうね。
その後、時間が微妙に足りなくて「みしゃぐち」が見られなくて、残念。
いつかまた、「うぶすなの家」に来て、「みしゃぐち」も見たいなあ。
その後は作品のたくさんある「ナカゴグリーンパーク」を諦めて、一気に「キナーレ」へ。
http://kinare.jp/what.htm

十日町の「大地の芸術祭」メインステージ。
と言っても、施設全体はそれほど混んでいなくて、のんびりしています。
まつだいの方はすごい賑わいになってますが、ここは芸術祭に関係なく来ている人の方が多いかもという感じ。
野菜の無料配布を建物の外でしていたので、トマトをもらったり、「絶対交換会」のアーティストさんがかぶりものを平気でとって休憩しているのを見て笑ってしまったり、「Sleeping Mail時間差レター2」のハガキを買って自分に出したりとのんびりムード。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=563&year=2009
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=564&year=2009

ちなみに「Sleeping Mail時間差レター2」はハガキを買って、キナーレ内のポストに投函すると、いつか送られるというもの。
クリスマスの絵のある分かりやすいものから、いつ届くんだよ、これは、というものまで数種類。
いつか自宅に届くはずなので(自分に出すなよ)楽しみにしてます。

しかし、2日間の団体行動のたがが外れて、のんびりしたのがいけなかった。
困ったことをやらかしてしまったんですが、その話はまた次回。(ひ)



妻有の旅 その11

2009年09月07日 | 国内のおでかけ
(Eng. Sub) Kumi Yamashita on Takeshi Kitano's "Unbelievable"

またしても妻有の話に戻ります。
旅行4日目は土日限定のシャトルバスを使うことに。
A~Dコースのバスがあり、詳細はこのようになってます。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/%E3%83%91%E3%82%B9%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf

2日目、3日目のコースと、このバスで回れる場所を被らないように気をつけていたので、行きたいところは山ほどありました。
といってもスタートできるのは10時過ぎで6時過ぎにバスがなくなってしまう。
しかも、DコースからAコース、Cコースに移動するにはほくほく線を使う必要があるので、無駄がないように移動するのは結構大変。
旅行前から、この日の計画を入念に練った結果、Dコースを巡り、ほくほく線でAコースに移動。
効率の面から、Bコースの「脱皮する家」は涙を呑んで諦めました。
秋の「大地の芸術祭」にも、このシャトルバスがあると嬉しいんですが。
【里山アートツアー】として用意されているバスツアーは今回見たものとあまりにも被るんだよなあ。

そんな訳でDコースのバスの出発地、十日町へ移動。
ほくほく線は1時間に1本くらいしか走らないので9時前半の電車で駅に到着。
駅の前に出ると地元のシニアの方々が暖かく迎えてくれる。
お茶を飲んで、そこで売っているお菓子を買ってしまいました。
はっか糖というもので、値段もお土産屋よりずっと割安。
http://minamiuonuma.tv/tcontents3.html

味のヴァリエーションも結構多くて、いろいろ試食させてもらいました。
そんなこんなですぐに時間はすぎて、9:55のバスの出発時刻。
目指すは「旧東下組小学校」。
ここも元学校ということで会場も広く、作品がいっぱい。
一番目立つのはやはり山崎龍一でしょうか。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=408&year=2009

かなり小さい作品が教室のあちこちに。
いじめられっ子の気持ちを表現しているようで、普通に机にいるのは数体だけ。
他の人形はロッカーの中や、扉の奥、教室を入ったところで黒板消しを頭に載せていたり、廊下の時計に乗っていたりと、縦横無尽に(?)目立たない場所を占拠していました。
それにしても、いじめられっこばっかりだね、こりゃ。
いろんな学校のいじめられっこだけを集めて、ひとつのクラスを作っても、その中でいじめはおきるんだろうか、とつまらないことを考えてしまいました。
http://www.t-g-arts.com/modules/contents/index.php?id=90
http://www.artfrontgraphics.com/artists/28/

続いてあげたいのは山下工美。
http://yamashitakumi.com/mainpage.html

過去の作品も光を巧みに使ったものが多いようですが、「椅子」という作品もそう。
ただの椅子にしか見えない木のかたまりに照明が当てられ、その影が人の形に浮かび上がっている。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=410&year=2009

どうやって、こんなの作るんだろう、と思わずため息がもれました。

「鉄を作る」という、暴力的な要素をもちながらどこかおかしい作品も良かった。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=406&year=2009

とにかく鉄で出来たものを一様にぺらぺらにしていく。
http://oza.jounin.jp/c.artworks01.html

すぐに元がなんだか分かるものも分からないものもある。
なんだか、博物館に行って、化石かなにかを見ているような気分だった。
とにかく意味なんかなく潰していくのがいい、そうして潰していくうちに、道具だったものからも意味が吹き飛んでいく。
意味のない行為によって、意味を吹き飛ばしているんですが、そうやって、意味なし状態のものを並べると、不思議に新たな意味ができあがっていくから不思議だ。
いくら排除しても意味が生まれていってしまうものなんですねえ、そこに人がいる限り。
それこそ、現代アートだなあ、という感慨に浸ったのですが、誰ひとり共感してくれないかな?
どうもすみません。

マギー・カルデルスの映像作品も面白そうだったのですが、時間の関係でゆっくり見られなかったのが残念。
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=411&year=2009

こういうとき、映像作品は不利だよねえ、じっくり見られないから。
ということであわただしく30分後のバスで次の会場に移動。
この日も天気がよくて暑かったなあ。(ひ)