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てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

ぐるっとパス 2014第2弾 第2・3日

2015年03月03日 | ぐるっとパス
2月はまったく更新できず、久しぶりになりました。
もはや月刊でさえなくなっていますが、今日は久しぶりにぐるっとパスのつづきを書こうと思います。

なかなか更新はできなかったんですが、昨年から今年にかけて美術館には順調に足を運んでいます。
ぐるっとパスは今年度3回チャレンジしていますし、年末には鎌倉の美術館にもまとめていってきました。
その辺の感想も書けるといいんですが、どうなるでしょうか。
とりあえず今は開催中の恵比寿映像祭に行きたいと思っています。
写真美術館が閉館中なので、これまでとは違う雰囲気になることを期待していますが、相変わらずHPを見ても内容がよくわからない。
大抵の芸術祭ってHPが駄目なんですよねえ。
いや、これって私がおじさんだから、ついていけないだけなんでしょうか?
だとしても、おじさんが見ても分かるように作って欲しいなあ、もう少し。

昨年10月の話になりますが、ぐるっとパスの感想です。

1.オリエント博物館
2014年9月13日(土)〜11月24日(月・祝)
【秋の特別展】
アマゾンー森に生きる人々と暮らしー
http://aom-tokyo.com/exhibition/140913_amazon.html

ラッキーなことに特別展をやっていました。
旧アマゾン民族館で展示されていた民俗資料をまとめてみることができました。
昨年閉館になり、とりあえず3年は鶴岡市が管理してくれるそうですが、その後はどうなるんでしょう。
http://megabrasil.jp/20140403_7259/

個人的には羽飾りと狩猟の道具が気になりました。
一度刺さると抜けにくい矢は見ているだけでもいたそうだったなあ。

2.練馬区立美術館
9月28日(日曜)~11月30日(日曜)
「見つめて、シェイクスピア!」展

来年度は開館30周年だそうで、春は小林清親で、夏は舟越保武、秋にはシスレーと相当気合いが入っている練馬ですが、このときの展示は地味でした。
ドラクロアやシャガールの絵もあるんですが、基本的に本の挿絵だし、シェークスピアはごく有名な作品しか読んだり見たりしていないし。
気になるのは、もっと有名な謎の作家シェークスピア本人の方で、何種類ものまったく異なる肖像画を見ていると、この中に正解はあるんだろうかと疑問がわいてきます。

3.パナソニック 汐留ミュージアム
建築家ピエール・シャローとガラスの家
2014年7月26日(土)-10月13日(月・祝)
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140726/

ここからは別の日に見に行った感想です。
更新がままならない分、まとめて書きます。
まずは新橋駅から汐留ミュージアムへ。
いかにもアールデコの時代という面白い建築や家具を堪能しました。
建築も家具も「可動性」にこだわったものが多いのが特徴でしょうか。
ですが、伸びる机や動く間仕切りは本当に使いやすいのかなあ、壊れやすくないのかなあ、という単純な疑問も。
保守的な人間ですみません。
その後の世界恐慌で彼のような自由な発想の建築は消えてしまったようです。

4.LIXILギャラリー
「クリエイションの未来展」 第1回清水敏男監修 「木村恒介展 -光素(エーテル)の呼吸-」
はじめてこのギャラリーに入りました。
資生堂ギャラリーに行くと、はるか先にこのギャラリーの看板が見るんですが、ようやく行くことが出来ました。
複数の展示があったのですが、上の展示が面白かった。
http://www1.lixil.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_002918.html

鏡に映る自分がゆがむ様子にびっくりさせられました。
これを部屋前面にすることができたら乱歩の世界が再現できそうです。
「鏡地獄」でしたっけ?

5.ブリヂストン美術館
テーマ展「ウィレム・デ・クーニング展」2014年10月8日(水)-2015年1月12日(月)

汐留からリクシルギャラリーを抜け更に歩くと、近代美術館フィルムセンターとブリヂストン美術館まで行けるんだと知って、このコースをいつも使うようにしようと思ったんですが、もうすぐ長い閉館機関になってしまうんだなあ、ブリヂストン美術館は。
この日はクーニングの展示がありました。
国立新美術館の展示の記憶が新しいジョン・アンド・キミコ・パワーズ・コレクションによるもの。
ポロックと比べるとずいぶん絵画的だし、独特の哀愁を感じました。

久々にまとめてブログを書くと疲れるなあ。
今度はあんまりあかないようにします。(ひ)



ぐるっとパス 2014第2弾 第1日

2014年11月20日 | ぐるっとパス
更新が相当滞っているので、昨年観に行った美術館の感想を書くのは一度諦めて、最近のものを書いていきます。
どんどん書いて、今年の分まで、と思っていたんですが、全然無理ですね。

とりあえずは最近スタートしたぐるっとパスの記録から。
今年、第二段になるんですが、一つずつ書いても、また滞るのは必至なので、初日分をまとめて。

水天宮前
1.ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
浜口陽三と国際メゾチント展(10/11~12/23)
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20141011-1223/

現代作家12人の作品展は個性がそれぞれあって、興味深いものでした。
個人的にはラトビアのグンターシュ・シュティンシュという作家の幾何学的な作品に惹かれました。

三越前
2.三井記念美術館
東山御物の美
10月4日~11月24日
観終わるのは閉館近い時間だったのに、結構な混雑ぶりでした。
正直、器の良さは分かっていないので、一番の注目はやはり牧谿。
それにしても、ひとつの作品がなぜこうも分断されているものなのでしょう。
これって、日本の美術品に多い特色なんでしょうか。それとも、中国やヨーロッパの絵にもこれだけ多いことなんでしょうか。

新橋
3.資生堂ギャラリー
荒木経惟 往生写集-東ノ空・PARADISE
2014年10月22日(水)から12月25日(木)
「銀クリ」という銀座の秋のスタンプラリーはもうパーフェクトを逃してしまいました。
それはともかく展示の方は、意外なものでした。
空を写したモノクロ写真はアラーキといわれなければ気づかないものですが、花と人形を写した作品の方はなるほど独特のエロティシズムを感じさせます。
人形の写真をモノクロにせず、あえて人形の安っぽさがでているところがいいんだろうなあ。

同時期に荻窪(だったかな)で書の展示もあったようです。

4.ガーディアン・ガーデン
第11回写真「1_WALL」展
2014年10月27日(月)~ 11月20日(木)

若手写真家の展示でした。
北田瑞絵と高橋由衣の作品が印象に残りました。
どちらの写真もこちらが勝手に被写体の物語を考えずにはいられないものでした。

ということで「ぐるっとパス」施設は最初のふたつのみ。
外出時間が遅くなったので、途中から銀座のギャラリーに移りました。
この日、安西水丸展を見られなかったのは痛かったなあ。
結局、見られずに終わってしまった。(ひ)

カイユボット展ー都市の印象派

2014年09月17日 | ぐるっとパス
特別展
カイユボット展ー都市の印象派
2013年10月10日(木)〜2013年12月29日(日)
ブリヂストン美術館
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/2013/185/

特別展だったので、ぐるっとパスの割引は使わずに入りました。
多分、三井、三菱との共通チケットを使ったと思うんですが、記憶が定かではありません。
そういえば今年度は秋の展示も特別展じゃないようなので、大きな展示はなしみたいですね。
とはいえ、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ・コレクションによるウィレム・デ・クーニング展はかなり楽しみですけど。
ぐるっとパスで入場できるのはお得な気がします。

カイユボットといっても、少し前にブリヂストン美術館が購入した「ピアノを弾く若い男」くらいしか知らなかったので、地味な特別展なんだろうと勝手に思ったんですが、実際、非常に面白い展示でした。
印象派の画家を支えるパトロン的な面が強調して紹介される人物ですが、実は彼自身の作品も相当面白く、しかも一度見ると、なんとなく心の端に引っかかって忘れられなくなるものでした。
印象派の画家を支えながらも、他のアーティストとは明らかに違うというのもすごいことです。
一番印象に残ったのは、やはり彼の作品全体につきまとう寂しさと孤独感でしょうか。
たとえば「上から眺めた大通り」
http://caillebotte.net/work/index.php?no=154

上から俯瞰で見るというのが構図として面白いのは確かですが、上から見つめている人間と通りを歩く人間の、ほんのわずかの距離の違いが、まるで次元の違いのように絶対的なものに見えます。
下の人間は上に気づくことはないだろうと思わせるくらい。

「ピアノを弾く若い男」もすこし歪んだピアノと人物のあり方に目が行きますが、部屋の中の静寂さも相当なものです。
もし、部屋に他の人々がいても、ピアノを弾いている人物にはまったく注目していないんじゃないでしょうか。

その「ピアノを弾いている男」のモデルだった彼の弟の写真も展示されていました。
兄弟ともに絵や写真で食べていこうとする必要もない、裕福な家庭に生まれ、その余裕があるからこそ生まれた作品なんでしょうか。
そういう意味では作品にはまったく共通点がありませんが、吉田博の一家を連想しました。

オルセ展ではカイユボットの有名な「床に鉋をかける人々」を展示しているので、ぜひ見たいところです。(ひ)

損なのか得なのか~その7 国立新美術館

2014年09月16日 | ぐるっとパス
クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に
印象派を超えて―点描の画家たち
ゴッホ、スーラからモンドリアンまで
国立新美術館
2013年10月4日(金)―12月23日(月•祝)
http://km2013.jp/
http://www.hpam.jp/special/index.php?mode=detail&id=93

シェル美術賞2013
2013年12月11日~23日
http://www.showa-shell.co.jp/art/2013/winners.html

12月22日という最終盤にこの展示も見てきました。
この日はシェル美術館の無料チケットがあったので、それだけ見てこようか、と思っていったのですが、意外にい「印象派」の展示の方が混雑していなかったため、ぐるっとパスの100円引きで入ってしまいました。
「印象派」の展示を見ると、「シェル」の方は無料で入場できるようになっていて、得したんだか損したんだかよくわからない状況になりました。
ここと東京都美術館は複数の展示を開催していて、大きな企画展を見ると、1本無料ということが時々あるようです。
ぜひ写真美術館や現代美術館あたりでも導入してほしいシステムですが、無理なんでしょうね。

それはともかく展示ですが、印象派の画家の作品をたっぷり見られるいい内容でした。
核になるメインの超有名作がなくて、美術館の名前のつく展示だったりするために、それほどの混雑にならなかったんでしょうか。

一番印象に残ったのはやはりゴッホの「種まく人」。
ミレーと比べ、太陽の存在感がすごいのがゴッホならでは。
この秋、東京にやってくるミレーの「種まく人」が、種をまく人の動きのダイナミックさのみに集中しているように見えるのとはずいぶん違います。

同じくゴッホの「レストランの内部」も心に残りました。
言われないとゴッホとはわからない点描画。
今回の展示では点描画が多かったんですが、あまりにすごすぎてみる方の肩が凝ってくるものが多い中、見ていて実に心地いい作品でした。

この夏すっかりご無沙汰している国立新美術館ですが、そろそろオルセを観に行こうと思っている今日この頃です。(ひ)


色彩の幅 ~その5,6 三鷹市美術ギャラリー /吉祥寺美術館

2014年09月08日 | ぐるっとパス
森秀貴・京子コレクションによる現代版画展
前期:2013年 9月14日(土)〜10月14日(月・祝)
後期:2013年11月23日(土・祝)〜12月23日(月・祝)
三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org/ticket/130914g/

森山大道 モノクローム
2013年11月23日~2013年12月27日
吉祥寺美術館
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2013/10/post-115.html

今日は2つまとめて感想を。
まずは前期展示も見ている三鷹の現代版画展から。
後期展示は靉嘔と瑛九の作品が中心。
印象に残っているのは靉嘔のルソーをモチーフにした作品になります。
靉嘔はルソー関連の作品が多いんですね。
http://www.bing.com/images/search?q=%e9%9d%89%e5%98%94+%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%bc&qpvt=%e9%9d%89%e5%98%94+%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%bc&FORM=IGRE#a

「ルソーの森の考える虹猿」という長いタイトルの作品はまさにその通りの作品。
http://www.tokinowasuremono.com/artist-b01-ayo/ayo_03_rusonomori.html

ルソーの作品よりバランスがよくて、洗練されているためか猿もやけに知性的に見えます。
ルソーの作品にはない立体感も感じられますし。

吉祥寺の方はうって変わってモノクロームの世界。
森山大道はこのところ意外にもハワイで写真を撮ったりしてますが、この展示は彼のイメージ通り、うらぶれた都会の写真が目立ちました。
森山大道と言えば新宿なんでしょうが、個人的に自分が行くことの多い池袋付近の写真が気になります。
池袋の猥雑な感じって、森山大道とあいますね。
町の風景はシャープに写されているのに、最近の町並みに見えないのは彼らしい題材を見つけているからなのかな。

それにしても、ここ数年で東京もその近郊も、町の均一化が一層進んで、町が薄っぺらくなっている気がします。
すべてチェーン店ばかりはいっている小さな商業施設がどんどん増えているのはどういうことなんでしょう。
便利といえば便利なんだろうけど、楽しくないなあ。
でも、そんな均一化された町並みも森山大道の作品には似合いそうです。(ひ)



アヴァンギャルドとデザイン~その4 目黒区美術館

2014年09月06日 | ぐるっとパス
土屋幸夫展
-美術家、デザイナー、教育者
会 期:2013年10月19日(土)〜2013年12月8日(日)
目黒区美術館
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex131019

この日は汐留の後、目黒に移動しました。
いつも地味ながらいい展示の多い目黒区美術館ですが、このときの展示は土屋幸夫に関する展示。
まったく存じ上げない方の展示でしたが、こんな経歴だそうです。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/kankoumiryokubunka/rekisi-bunka/dezitarubizyutu_top/search/search_ta/ta002/index.html

アヴァンギャルドなアートとデザインに並行してかかわっていた人物、というとすぐに清川泰次を連想しますが、土屋幸夫の場合は個人的にデザインの仕事も行っていたというだけではなく、ムサビで教鞭をとってもいました。
戦後、彼が参加した日本アヴァンギャルド美術家クラブには岡本太郎や桂ゆきもかかわっています。
後に「実験工房」を作る福島秀子はクラブの講習を受けていたりするから、日本アヴァンギャルド美術家クラブというのは戦後の前衛的なアートをリードする重要なものだったといえそうです。
どのくらいの規模でどんなふうに運営されたのかすごく気になってきました。

それはともかく「月と娘」という作品が印象に残りました。
どこか岡本太郎をほうふつとさせる雰囲気を持つ、母性を感じさせる作品でした。
http://search.artmuseums.go.jp/gazou.php?id=5032&edaban=1

それにしても、この美術館はデザイン関係の展示が好きですね。
現在開催されているジョージ・ネルソンの展示も興味深いものでしたが、そちらの感想はまた後ほど。
いつになるかはわかりませんが。(ひ)

師弟とは~その3 パナソニック 汐留ミュージアム

2014年09月04日 | ぐるっとパス
モローとルオー -聖なるものの継承と変容-
2013年9月7日(土)~12月10日(火)
パナソニック 汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/13/130907/

ぐるっとパスでこちらも見てきました。
ルオーに関する展示はいくつも見てきましたが、今回はモローとルオーという師弟の関係を作品や手紙から見ていこうとするのが新しい。
展示されている手紙を見る限り、ルオーはモローを尊敬しながらも手紙の文面は淡白で、モローの方は返事をすぐに欲しがったり、ルオーのことをいろいろ気にして心配していたりするのが意外でした。
モローという人は芸術家としてすぐれているというだけでなく、先生体質の人なんだなあ、と妙に感心してしまいました。
このことは妙に心に残ったので、すでにブログに書いている気もしますが、ご容赦ください。

展示作品で一番印象に残ったのは「石臼をまわすサムソン」。
ルオーの自信作ながら賞を取れなかったいわくつきの作品ですが、作品を気にいったモローが模写しているというから驚きです。
師匠が弟子の作品を模写するなんてことがあるんですねえ。
作品自体はいかにも賞をクリアするための作品という感じで、ルオーの個性はあまり感じられないんですが。

この展示はパリで行われる展示にさきがけて行われたものというだけあって、初めて見る作品が多いのも印象的でした。
そういえば今年度はルオー関連の展示がないですよねえ、パナソニック。
とはいえ、キリコ、パスキンと見逃せない展示がこれからつづくので楽しみなところです。(ひ)

絵本のえ~その2 ちひろ美術館

2014年09月02日 | ぐるっとパス
ちひろと初山滋 -永遠のコドモ-
初山滋の木版画
2013年10月30日(水)~2014年1月31日(金)
ちひろ美術館
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2013/0218_1645.html

ずいぶんとまた間が空きましたが、昨年11月末にはじめたぐるっとパスの感想です。
たてもの園の後は、ちひろ美術館に移動しました。
どちらも西武新宿線でいける施設ですが、駅から近くないので、移動に時間がかかるのが難点です。

今回の企画展はちひろがあこがれたという初山滋に関する展示。
ひとつの画風にとどまらず様々な変化を見せていったことが分かる展示でしたが、後になって経歴を調べてみると、やまと絵を習ってすぐにやめたり、金属商の小僧になってもすぐ帰ったり、着物の柄を描いて賞をとるもののやめてしまったりと、次々といろんなことに手を出していて驚きます。
それほど絵本を読んでいない私のようなものだと絵本の中の絵は物語を補助する存在だったり、物語を円滑に進めるための存在だったりするものだ、という先入観をついついもってしまいますが、初山滋の絵は完全に独立した存在になっているように見えました。
http://www.kodomonokuni.info/Gallery?artist=136&id=362

この絵があると、有名なアンデルセンの童話も全く違った話のように感じられてしまう。
木版画も味のあるいい作品が並んでいました。
「永遠のコドモ」という副題でしたが、子供向けの作品を描いたというより、子供に負けない自由さを持った人物というのがいいですね。(ひ)


まずは気軽に散歩がてら~その1 江戸東京たてもの園

2014年08月12日 | ぐるっとパス
11月30日に、ぐるっとパスを始めました。
ということでしばらく、その感想がつづくことになると思います。

今回、最初に行ったのは、江戸東京たてもの園。
ぐるっとパスを始める気は特になく、せっかくのいい気候だからと小金井公園に行ったついでにたてもの園にも寄っただけでした。
入館料の400円を払う段になって、ぐるっとパスを買った方が得じゃないかという、悪魔のささやき(?)が聞こえてきたんですね。
まあ、入館料の高いところにいけばすぐに元が取れるわけですし。

もうすでに紅葉の時期も終わり、お客さんは少なめでしたが、新しいデ・ラランデ亭は結構混んでました。
中には喫茶室もあって、すごくおしゃれ。
http://tatemonoen.jp/event/info/2013/04.html

寄贈したのが「三島食品」って、ゆかりとか出しているところですね。
どういうつながりなのか気になって、三島海雲についてウィキで調べてみたところ、カルピスを作ったり、三島食品を作ったりしているすごい経歴の人みたいですね。
喫茶コーナーではちゃんとカルピスも売っているみたいです。
この日は建物の見学しかしませんでしたが、次回はぜひ食事でもしてきたいと思います。(ひ)




次が見たくなる~その34 ちひろ美術館

2013年11月13日 | ぐるっとパス
-平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで-
いわさきちひろ展

手から手へ展 -絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ-

2013年5月22日(水)~8月4日(日)
ちひろ美術館
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2013/0218_1633.html

ここが今回のぐるっとパスで最後に寄った施設です。
少し前に書いたとおり、プレゼント応募のハードルが下がったので、この後、応募してみたところ久しぶりにグッズをいただきました。
このブログを書き始めた頃にもらって以来、二度目の当選でした。
トマトケチャップの容器型の修正テープや、モネのクリアファイルといったものが入っていました。
当たるとは全然思っていなかったのでうれしいです。
今年度内にもう一度くらいできるといいなあ。

ちひろ美術館には損保ジャパンで「ルドン」を見た後、西武新宿線で行きました。
「手から手へ展」は参加作家が多く非常に豪華な展示。
しかも展示は一度で終わらず、多くの会場で今もつづいているというのがすごい。
現在は横浜の日本新聞博物館で開催中です。
http://handtohand311.org/

作品のアプローチは作家によって様々。
原発についての批判になっているものもあれば、子供たちの心について描いているものもある。
印象に残ったのは以前デパートでも展示を見たミヒャエル・ゾーヴァ。
幻想的でユーモラスな作品を引越し前の大変なときに見て癒された記憶がありますが、今回の作品は幻想的ながら考え深い作品です。
http://www.tokyo-np.co.jp/forum/handtohand/

「核融合するイモムシ家族一家」とタイトルもすごい。
かつては政治的なメッセージ色の強い作品を描いていたこともあったというゾーヴァらしい作品といっていいんでしょうか。
ゾーヴァの作品は、この後いったいどうなったんだろうと想像せずにはいられない絶妙な状態を描いているものが多く、これもまさにそう。
イモムシ一家は湖の方に必死に移動していますが、その後、いったい何が待ち受けているのか。(ひ)