てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

地味だけど充実してます~その12 ブリヂストン美術館

2007年03月31日 | ぐるっとパス
じっと見る:印象派から現代まで
2007年 1月 2日(火)-2007年 4月 8日(日)
(7/16(月/祝)まで会期を延長)
ブリヂストン美術館
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=63

ブリヂストンならではの企画、というか常設展示の拡大版。
入場料から考えると、豪華なパンフレットももらえて、この美術館のコレクションを見ることが出来ます。
しかし、こう改めて見直すと、古代美術を含んでいるところが、松岡美術館を思わせるし、基本的には西洋美術館のコレクションと作家がかなり共通している。
そこに国吉 康雄、ザオ・ウーキーなんていう意外な人たちまで入っている。

既に風邪も悪化し始めていた頭には自分が西洋美術館にいるのか、ブリヂストン美術館にいるのか区別できていたのかどうかも怪しいのですが、今回印象に残ったのはオディロン・ルドンの「神秘の語らい」と「供物」という作品。
ルドンは昨年からだんだん興味が高まっていまして、今回も注目してしまいました。
武満徹のようにルドンの絵から作品を生み出すことはできませんが、夢の中に浮遊したような気分になれました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%B3

http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/h-inb1/h-syo/h-rdn/IPA-inb820.htm

http://art.pro.tok2.com/R/Redon/Redon.htm

Bunkamuraの年間会員はやめてしまったのですが、今年の夏に「ルドンの黒
眼をとじると見えてくる異形の友人たち」という展示予定が。
こ、これは見たい。
そういえばギュスターヴ・モローもBunkamuraだったんですね。
中村宏につづいて、今年は幻想的な芸術に燃える一年なんでしょうか。(ひ)



目玉は版画~その11 国立西洋美術館

2007年03月30日 | ぐるっとパス
平成14-18年度新収蔵版画作品展
2007年 3月6日(火)~ 6月3日(日)
国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/jp/html/collection.html
http://www.nmwa.go.jp/jp/html/museum_collection.html
常設展だけ見てきました。
今回でぐるっとパスからはずれてしまうから、ぜひ行っておかないと。
ここの充実した常設展示も見る機会が減りそうだなあ。

今は企画展で「イタリア・ルネサンスの版画」をやっているのですが、常設展示でも、新しく購入した版画を展示していて、なかなかの充実振りでした。
ブラックの「小さなキュビズムのギター」はいかにもブラックらしいキュビズムの作品だし、オディロン・ルドン、パブロ・ピカソの版画も見られます。
不思議なのはアルブレヒト・デューラーの「ばったのいる聖家族」という作品。
http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/durer.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC

この人が立派なアーティストなのは分かるし、「ばったのいる聖家族」も素晴らしい作品だとは思うんですが、なぜバッタ? 
しかもそんなに目立たないんですよ、バッタが。
バッタって、高貴な虫なんですかねえ。
謎です。
アルブレヒト・デューラーって、私が知らなかっただけで本当にすごい人なんですねえ。
こんなものが出ている。
http://www.mpc-world.co.jp/cgi-bin/local/search.cgi?id=item&code=002116

やっぱりドイツなんですね。
水彩色鉛筆なんて買ったことないんですがいい値段するんだなあ。(ひ)


第一回 田中功起ショー

2007年03月29日 | 都内のおでかけ
第一回 田中功起ショー
「いままでのこと、さいきんのこと、これからのこと」
2007年3月16日(金)~30日(金)
上野の森美術館ギャラリー
http://www.ueno-mori.org/tenji/annex/20070316/index.html

上野の森美術館で見たもうひとつの展示です。
イヴェントがいっぱいあったようなのですが、私の行ったのはちょうど何もない地味な日。
狭いスペースの中にテレビ・モニターが10台弱ほどあり、それぞれ映像が流れている。
http://www.tokyo-source.com/japanese/archives/2005/06/006.html
傘を開いたり、物が落ちたりといった短い映像が次々と現れていく。
それ自体特に目新しいものを感じなかったが、どの映像も必ず食べ物の映像が入っていることが妙に面白かった。
なんだか、作品を作った日に食べたものを一緒に撮影しておいたようで。
短い映像がその日の記録になっているような気がしてしまったのです。
モニターがたくさんあり、それぞれから音が出ているのでミックスされてしまうのも楽しい。
勝手に思い出したのはデイヴィッド・ヴァン・ティーゲムというアーティスト。
Ear to the Ground
http://www.youtube.com/watch?v=aX5BJHmotD4
ローリー・アンダースンとともに日本に紹介された頃から好きなアーテストです。
坂本龍一の作品に結構参加してますが、何でも楽器にしてしまうオジサンです。
今もあのドラムは健在なのでしょうか。

話はまたしても完全に逸れましたが、PVとかに使われても面白い映像です。
もう使われてたりして。(ひ)



VOCA展

2007年03月28日 | 都内のおでかけ
現代美術の展望「VOCA展2007 -新しい平面の作家たち-」
上野の森美術館
2007年3月15日(木)~3月30日(金)〔16日間/会期中無休〕
http://www.ueno-mori.org/tenji/voca/2007/index.html

VOCA展のチケットをいただいたので、早速見てきました(といっても開催期間が短いんですが)。
実は前の日から風邪をひき始め、この日に無理矢理出かけたこともたたってか、5日ほど治るのに掛かってしまいました(しかも3ヵ所も出かけてしまった)。
どうも風邪だけとは思えない頭痛と熱だったんですが、さすがにインフルエンザじゃないようです。
いくら鈍い私でも、もっと大変なことになっていたでしょうから。

40歳以下の若手作家に制作費の心配なく、作品を出品できる機会を与えるVOCA展。
昨年に引き続きみたのですが、ここに作品を出している方々はかなり有名な、評価の高い作家ばかりだということが、ようやく実感できてきました。
受賞者の作品は以下の通り。
http://www.ueno-mori.org/tenji/voca/2007/visual_index.html

この中では池田光弘の作品が一番気に入りました。
この方、作品の幅がとても広いようです。
http://www.shugoarts.com/jp/ikeda.html
http://www.commandn.net/N/sukima/artist02/ikeda/default.htm

風邪を引きかけてボーッとしているところに、ちょっと元気を与えてくれるポップさが素直に嬉しかった。
それに他の作品はいかにも賞を取りそうな雰囲気が漂っているものでして。
いや、もちろんいい作品ばかりなんですが、どうも優勝候補がそのまま勝った試合のようで面白くない。

他にも町田久美、石井礼子といった人たちの新作が見られるんだから、新しい日本の美術に興味のある人はいかなきゃ嘘です。
石井礼子の作品は今回もパワフルでした。
「大きくなりたい」という作品なんですが、4人の家族がごちゃごちゃといた部屋の中でたくましくも、仲むつまじく暮らしている様子が実に詳細に描かれている。
このポテトチップス、最近出たやつだなあ、今年制作したのが一番分かる作品だ、なんて思ったりして。
この細かい絵を割り箸と爪楊枝を使って描くなんてすごいなあ。
http://kgs-tokyo.jp/interview/2006/060514a/060514a.htm
http://www.sengarou.co.jp/sengarou/artist2.html

この日あったもうひとつの展示のことも書きたかったんですが、長くなったので、また次回。(ひ)



先月のNBA

2007年03月27日 | hoop madness
2月11日
シカゴ116-103フェニックス
ナッシュのいないフェニックスはちぐはぐでした。
点は取っているものの、デェフェンスがいつも以上に甘くて、ハインリック、ゴードン、デンにいいようにやられていました。
それとやたらファウルが多かったなあ、この試合。
リプレーで見ると間違っていることが多いんですよねえ、最近の判定。
まあ、それはしかたないにしても、最近のコービーのファウルの問題でNBAは審判の判定を無視してテクニカル・ファウルにした、というのは大問題じゃないでしょうか。
それじゃ、審判の権限って何?
判定したことも、勝手に機構側に覆されることがあるの?
その辺ってちゃんと説明があったのかなあ?

と試合以外のことで長くなってしまいましたが、シカゴもノシオニ抜きだったんですよね。
彼は果たしてプレーオフに戻ってこられるのか、気になるところです。
フェニックスは先日活躍していたバンクスがファウルトラブルでもうひとつ活躍できず。
マリオンは18リバウンドと信じられない数字を挙げていましたが、もう一歩のところで追いつけませんでした。

2月12日
デトロイト92-74LAクリッパーズ
ブランド欠場ということで、最初から圧倒的にデトロイト有利の試合。
ケイマンが活躍して、トーマスの外のシュートが決まっていた試合序盤が唯一の勝機だったと思うのですが、そこをクリッパーズはいかせず。
個人的には第1、3にキャセールを出しておけば、こんな展開にならなかったのになあ、といつもながらの感想です。
リビングストンは無理にインサイドに入ってパスを出せなくなったり、味方の攻撃を苦しくすることが多かった。
怪我から復帰したとしても、正PGになるのは難しい気がするなあ。
ケイマンは前半ひとりでインサイドでがんばってましたが、後半息切れして、第4Qの中盤には6つ目のファウル。
カレッジ時代の映像が流れていましたが、今からは考えられないすばやい動き。
もう少し痩せた方がいいのかも、この選手。
すごく中途半端な状態になっている、このチーム。
プレーオフに出られなかったら、来シーズンどうするんだろう。
一方のデトロイトはインサイドの弱体化したクリッパーズ相手にやりたい放題。
ウエバーは19点9リバウンドと活躍しましたが、ブランドがいたらどうだったんだろう。
モハメドが久しぶりに出場したものの、ガベッジ・タイムの後片付けといった感じ。
これなら、どこかに出してあげればよかったのになあ、と思わずにはいられません。
ウエバーやマクダイスが怪我した場合の控えだとしても、もう少し使い方があると思うんですが。

2月13日
2試合連続で悲惨な試合を見てしまいました。
この日はキッドが欠場でニュージャージーに勝ち目なし。
勝負になっていたのは第1Qだけという昨日のリピートのような試合。
まあ、第1Qは残りの戦力を全部だすけど、控えがいないから第2Qに一気にやられるわけですね、当然。
サンアントニオはここぞとばかりに控え選手が思い切り出ての練習試合ムード。
TOを連発するシーンもあったんですが、ニュージャージーの攻撃が全然つながらなくて、追い上げなし。
なんせ、ウイリアムス、カーター、ムーア、ライト、コリンズという先発陣ですからね。
カーター以外は全員控えでもおかしくない。
こうなるとコリンズの圧倒的なまでの得点力のなさがひびく。
ムーアやライトは外でもフリーになれば、シュートを決める力がありますが、コリンズの場合は……。
彼が外からシュートをうつだけで、地元ファンがため息をついてました。
せめてもう少し入りそうな(実際入らなくてもいいから)シュートをうって欲しいものです。
がんばれ、コリンズ。
と訳のわからない激励になりましたが、ウイリアムスは10アシストと健闘。
ニュージャージーのいいところはそれだけだったので、地元テレビ局(YES)はそこを取り上げてました。
この局のアナウンサーはいつも同じ方のようですが(残念ながら名前は分からない)、キッド欠場の時点からあきらめていたように淡々と放送していました。
次のトロント戦もキッドは欠場でしょう、という声は悲しげでしたが。

2月14日
ミネソタ99-94デンヴァー
得点は競っているんですが、ひどい試合でした。
どちらのチームも駄目だからシーソーゲームではあったんですけど。
デンヴァーはAIが出ていないことが前半はいい方に作用していたんですが、最後にTOを連発して自滅。
どれも凡ミスとしか思えないプレーばかり。
最後の場面でのブレイクのプレーの選択もカールHCは信じられない、という顔で見てました。
一方のミネソタは大事なところで、とにかくKGがシュートをうたない。
彼がボールを持つシーンさえなかった。
ブラントが24点と大活躍だったんですが、その辺どういう心境なんでしょうかKGは。
まあ、勝ったわけだし、若手を育てる意味もあるんでしょうけど。
それにしても、ネネとキャンビーのいるデンヴァーが20個近くリバウンドで負けているのにビックリ。
オフェンス・リバウンドを18も取られてセカンド・チャンスで得点を与えているんだから、負けて当然といえば当然。
この辺はチーム編成を大きく変えた上にけが人の多いチームの不安定さなんでしょう。
強いときは手をつけられないチームなんでしょうが。

サンアントニオ90-81デトロイト
サンアントニオ強いなあ、という試合。
今更ですが、ダンカンってすごいですね、本当に。
ウェバーじゃ彼をとめようがなく、ラシードが後半ずっとついてましたが、取るべき場面できちんと得点してました。
そして、エルソンの12点18リバウンドというのも目立ちました。
ダンカン、パーカー、ジノビリとマークしているとインサイドが手薄になって、という苦しいパターンでした、デトロイトは。
デトロイトも後半十分勝機はあったんですが、ここ一番という場面でシュートがことごこく外れてました。
ビラップスはパーカーに対するディフェンスも今ひとつで体調が悪いんじゃないかと思うくらい。
それにしても、サンアントニオのベンチの充実振りはすごい。
フィンリー、オーリー、ジノビリ、ヴォーン、オベルトと出てくるんですから。
ちゃんと控えメンバーを使っていくHCの見事さも感じさせます。
一方のデトロイトは40分台が3人もいるんですねえ。

2月15日
クリーブランド114-108LAレイカーズ
いい試合でした。
ボーナス放送のダラスvsヒューストンが。
ウエスタン上位4強の直接対決は必ず放送して欲しいものです。
放送があったのは第4Qの残り6分くらいから。
Tマックとノビツキーの入れあいにしびれましたが、このメンツで80-77というロー・スコアなのがまたすごい。
最初から見たかったなあ。
さてメインの試合ですが、4連敗中のレイカーズはコービー、オドムがそれぞれ34点20点と活躍するものの、もうひとつチームとしてつながらない。
オフェンスではそれなりにみんな活躍しているんですが、レブロンの爆発を許してしまい撃沈。
シュートは10-16だったのですが、FTを22本も与えてしまったんですよねえ。
そして、大事なところでエリック・スノウが決めたシュートが大きかった。
完全にレブロンをマークしているところをうまくつかれました。
この日の放送ではPGのトレードがレイカーズであるんじゃないかという話が出ていました。
さて、それを行わなかったフィル・ジャクソンは後半戦どんなバスケットを見せてくれるんでしょう。

2月20日
サンアントニオ95-80デンヴァー
ひどい試合でしたねえ。
まだ休みムードでした、デンヴァーのメンバーは。
点が取れたのはサンアントニオがまだ眠っていた開始5分くらいと、試合の決まった第4Qだけ。
第2Q17点、第3Q10点ですから、AT&Tのサンアントニオ・ファンにもげんなりされるくらい。
サンアントニオの守りはとにかく、カーメロに中でボールが入ったら、ダブル・チームで止める。
AIとブレイクにはシュートはさせても、いいパスはさせない、という感じの守りでTOを誘発。
ファストブレイクを21-14とサンアントニオが勝っているんだから、どうにもなりません。
ブレイクはパーカーを全然止められず、相当カッカしてましたね。
ボールがよく回らないから、デンヴァーは個人の力で時々点を取るだけ、完敗でした。
第4Qにはデトロイトvsミルウォーキーの放送に切り替わっていましたが、ミルウォーキー戦が少ないだけにもっと早く切り替えて欲しかった。

ワシントン112-100ミネソタ
ミネソタは攻撃ではみんなそれなりに活躍したんですが、3桁取られちゃ勝てませんね。
アリーナスに好き放題やられすぎ。
12-24で38点。
1対1じゃ無理だということで、ゾーンをやっても駄目。
スリーは1-8だったので、もっと極端にダブル・チーム、トリプル・チームして、外からうたせるか、パスさせるか、という作戦にでても、というのは素人だから言える勝手な意見です。
スティーヴンソンにも9-11で23点取られてるんだから、Gのディフェンスが崩壊してるんですよね、結局。
フォイはこれから成長してくれる期待がかかりますが、ヤリッチ、デイヴィス、ジェイムズというのは似たような攻撃過多な選手たちで固まっているのもなんと言うか。
ワシントンはスティーヴンソンもアリーナスに負けない言葉数の多い選手のようなので、成長するにつれて、ふたりが共存するのは大変になるんでしょうねえ。(ひ)





bird and the bee

2007年03月26日 | and our music
久々に音楽の話題を。
最近珍しく新しい音楽に興味をもったので取り上げました。
bird and the beeというグループ。
イナラ・ジョージという女性ボーカルとグレッグ・カースティンというサウンド・プロデューサーが作るユニットといった方がいいでしょうか。
古い世代の私はステュワート&ガスキンを思い出してしまいますが、音の方も結構近いし、カヴァーを結構やっているという共通点もあるようです。
もうご存じの方も多いでしょうが、なんとイナラ・ジョージはリトル・フィートのロウェル・ジョージの娘。
全然新しい音楽として聞いてませんね、すみません。
とにかく楽曲はポップ。
Again & Again
http://www.youtube.com/watch?v=xDlEXQaMBpk

こりゃあ、いかにも売る気満々のビデオクリップでしょ?
でも、単純な私はこういうの好きなんですねえ。
完成されたCDの音もいいんですが、スタジオやライブでのちょっとラフな演奏もいい感じ。
The Bird And The Bee @ Indie 103.1 Studios
http://www.youtube.com/watch?v=LwruN7aGS_w

The Bird and the Bee - Fucking Boyfriend
http://www.youtube.com/watch?v=eA_scASRmbk

ライブだとグルーブ感もかなり出るんじゃないかとさせる音ですね。
ボーカルの彼女が楽器をやっているのが面白いなあと思ったら、グループやソロでやっていたりしたらしく、こんな音楽をやっています。
ソロ(たぶん)
http://www.inarageorge.com/inara.video.html
George is Jones(それ以前にやっていたグループ)
http://www.myspace.com/georgeisjones

さかのぼるほど、ロウェル・ジョージの娘というのが納得できる。
うーん、紆余曲折があったんでしょうねえ。
ますます応援したくなってきました。
来月には来日して、ステージも見せてくれるとか。
雑誌のインタビューじゃあ、父親のことばかり聞かれるんでしょうねえ。
まあ、アメリカの音楽が誇る天才ミュージシャンの一人でしたからねえ。
Little Feat  Fat Man In The Bathtub
http://www.youtube.com/watch?v=SkZsSydzQjM
結局、締めは古いのでしたね、すみません。(ひ)

ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ名品展

2007年03月25日 | ぐるっとパス
ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ名品展
マーオリ—楽園の神々—
2007年1月23日(火)~3月18日(日)
東京国立博物館 平成館 特別展示室第1・2 室
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=3675

てっきり企画展と思って、最終日にあわてて見てきました。
ところが常設展示の料金で見られる特別展でびっくり。
もう、本館はすっかり、ダ・ビンチのムードにあふれて、ロッカーもいつもと違う場所に移されていました。
めちゃくちゃ混みそうだから、いつ行くか考えてしまいますねえ。

と、それはさておき、この展示はいたって人も少なめ。
警備の人や店の人も大混雑の前の静かなひとときを楽しんでいるかのよう。
マーオリの文化遺産を見られるのんびりとした展示になっていました。
印象に残ったのは、まずすごい刺青。
http://www.tepapa.govt.nz/images/image_info.asp?page=1&language=english&categoryid=5&gallery=15&categoryname=Taonga%20Maori&imageid=256&imagename=Head%20of%20a%20Maori%20Chief%20of%20New%20Zealand

Maori Tattoos - Tā moko
http://www.youtube.com/watch?v=i4Qojxr6lJ8

たくさん彫り込んだ方がすごいようで、見るだけで痛そう。
彫った直後に食事しても化膿しないように専用の漏斗のような食事道具がありました。

これはスカートなんですが、マントなんかもすごく重そう。
結構寒いニュージーランドに、暖かいところからきた人たちには必要なものだったんでしょうね。
http://www.tepapa.govt.nz/images/image_info.asp?page=2&language=english&categoryid=5&gallery=15&categoryname=Taonga%20Maori&imageid=293&imagename=Piupiu%20(skirt)

木彫りの人形は先日見た中国のものと比べると、やはり彫りが細かい。
人形にも人間にも彫りにこだわるマーオリの人々。
http://www.tepapa.govt.nz/images/image_info.asp?page=2&language=english&categoryid=5&gallery=15&categoryname=Taonga%20Maori&imageid=281&imagename=Poutokomanawa

伝統的な音楽を今の時代やっているという人たちがいて、その演奏を楽しむこともできました。
タトゥーも一時期減っていたのに、最近する人が増えてきたそうです。
それってアメリカ文化の影響?

ニュージーランドというと、昨年の世界選手権でも見せてくれたハカを思い出します。
New Zealand Haka
http://www.youtube.com/watch?v=Go9AzpFjshc&mode=related&search=

自然に囲まれていながら、人々がパワフルなマーオリという感じでした。
最近、疲れ気味なのでちょっとパワーをもらった感じです。(ひ)


NCAAトーナメント sweet16

2007年03月24日 | hoop madness
いよいよ16校に絞られたNCAAトーナメント。
現地22日(日本では23日)には再び熱戦が開始されるわけですが、この日のカードは
カンザスvsサザン・イリノイ
テキサス農工vsメンフィス
UCLAvsピッツバーグ
オハイオ州立vsテネシー

の4試合。
このブログを書いている時点で2試合が終了。
カンザス61-58サザン・イリノイ
テキサス農工64-65メンフィス
とカンザスとメンフィスが勝利。
エイシー・ロウのいる期待のテキサス農工がここで敗れてしまいました。
ロウは6-17で13得点ともうひとつ。
それでもテキサス農工リードで試合は展開しながら、最後にフリースローを決められ逆転を許すという展開だったようです。
ずっとシーズン中FT%が悪かったメンフィスがきちんと決めたというとだそうで。
試合会場はサンアントニオだったから、テキサスのファンの方が多かっただろうに、よく決めましたね。

カンザスは先発陣ではラッシュが12点取っているだけで、後は1桁得点と言うから厳しい試合だったんでしょう。
ドラフトで上位指名されそうなライトは7点。
ラッシュはシュート6-6という確率だったのに、なぜもっとシュートしなかったんでしょう。

その後、後の2試合が終わりました。
UCLA64-55ピッツバーグ
オハイオ州立85-84テネシー
オハイオ州立はよく勝ちました。
前半、オデンがファウルトラブルで前半10分くらいしかプレーできず、20点近くテネシーがリードして前半終了。
後半もオデンはファウルがかさみ、18分で9点3リバウンドに終わりましたが、ロン・ルイスとマイク・コンリー・ジュニアがあわせて42点と爆発。
こういう勝ち方ができるチームは強いんだよなあ。
UCLAはアフラロの活躍で勝った模様。
こことフロリダは昨シーズンとメンバーが大きく変わっていないからわかりやすい。
明日はそのフロリダをはじめ、ノースカロライナやジョージタウンも出ます。
これまたたのしみですね。(ひ)




邱黯雄 展/闇の中で in the darkness

2007年03月23日 | 都内のおでかけ
邱黯雄 展
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/88/
2006年度第4期MOTコレクション 闇の中で in the darkness
http://www.mot-art-museum.jp/jyosetu/

引き続き現代美術館です。
まずは地下で無料展示されていた邱黯雄展から。
中国の映像作家で伝統的な中国の美術を今の映像感覚で捉えなおしたというもの。
今回は3つの映像作品を見ることができます。
コーナーに入ってすぐのところでは、10分程度の2作品を順番に上映しています。
人が全然いなかったので、半分ずつくらい両作品を見たのですが、デイヴィッド・シルビアンの音楽をつけたら合いそうなゆっくりとした作品でした。
メッセージを込めた作品ではあるんでしょうが、何度もゆったりとした映像を見ているうちに、そのメッセージ性も浸みてくるというようなものではないでしょうか。
すでにそれまでの展示で時間を使っていたので、残念ながら「新山海経」という30分ほどの大きなスクリーンで見られる作品は断念。
機会があったら、もう一度じっくり見たいところなんですが。

常設展示は闇をテーマにした展示。
吉祥寺美術館で常設展示されている浜口陽三の版画マーク・ロスコの「赤の中の黒」など静寂の中にパワーを感じさせる作品が多かったという印象です。
利根山光人というとメキシコが連想されるのですが、展示されていた「いけにえ」は彼がメキシコに渡る前の代表作。
佐久間ダム建設をめぐる記録映画に感動し、工事現場で生活し、創り上げたそうです。
http://sakima.art.museum/exhibitions/2005_hirosima.html
「いけにえ」の画像がないのは残念ですが、読売アンデパンダン展にも出品されたという、激しさをもつ作品です。
抽象画であるが故に単なるルポルタージュ作品にならなかった、ということですが、その辺は中村宏とも少しだけ共通する部分があるんでしょうか。

それにしても、1日たっぷり現代美術館で過ごせました。
蛇足ですが、この本すごいことになってますね。
「大竹伸朗 全景 1955-2006」展覧会カタログ
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/page3
1100ページの図録ってどんななんでしょうねえ、いったい。(ひ)

MOTアニュアル2007 「等身大の約束」

2007年03月22日 | 都内のおでかけ
MOTアニュアル2007 「等身大の約束」
2007年01月20日 ~ 2007年04月01日
秋山さやか、加藤泉、しばたゆり、千葉奈穂子、中山ダイスケ
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/86/
東京都現代美術館企画展示室3階

現代美術館のもうひとつの企画展です。
こちらは若いアーティストの作品が自分と身の回りの他者との関係を描いた展示というものになっていますが、内容はそれぞれまったく違っています。

秋山さやかの作品は地図に自分があるいた後を刺繍でつけていくというもの。
http://www.takeartcollection.com/gallery-jp/artisttop-jp/sayakaakiyama.html
http://allabout.co.jp/interest/art/closeup/CU20060213A/
まるで人の日記を見るような感じなのですが、「バロー・イン・ファーネスとアゥバスタンをあるく ―2004年6月28日~8月25日」という作品はまさに日記。
その日にあった出来事の文章と共に絵日記のように刺繍の作品が存在している。
登場人物の顔はまったく見えていないのに見ていて楽しくなってくる。
字があんまりうまくないのも味のうちなのかな、と失礼なことも思ってしまった。

加藤泉の作品はプリミティブ・アートのような人形。
http://homepage.mac.com/mfukuda2/aiga25.html
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/050409izumi_kato/#
一見グロテスクなのですが、大人とも子供ともつかない人形を見ているうちに何か惹きつけられるものがありました。
孤独感や人の存在というものについて考えさせられるからでしょうか。
そんな何とも言い難い存在感のある人形です。

しばたゆりの作品は実験的でヴァラエティにとんでいる。
http://www.jam-works.com/yuri/prof_jp.html
中でも興味深かったのは、自分の身のまわりのものを粉にして、それを作品にするというもの。
自分の人形や、髪の毛、血、写真、絵などを使って作品化していく。
昔描いた絵を使って、粉を作りそれを使って絵を描いている、というものには笑ってしまいました。
できあがった作品がどうか、という評価の仕方だけでなく、そうやって作品化していく課程を追っていったり、想像することで、こちらも自分の過去を思い出したり、彼女の過去を想像したりできるところが面白かった。

千葉奈穂子の作品は中村宏の四世代を描いた作品をどこか思わせるもの。
http://www.art-inn.jp/artnews/000215.html
http://www.morioka-times.com/news/2006/0601/26/06012607.htm
自分の生まれ故郷や家族をテーマにストレートに作品にしている。
昨年、写真美術館で家の中に自分の親戚の写真をずらっと並べたという、ちょっと禍々しい作品があったのですが、それと同じ方向性を感じました。
あれは四国が故郷の人だったんですが、こちらの人の場合は盛岡。
自分にとっての失われた過去を求めている部分もあるし、自分の中に流れる血を探す作業でもあるように思える。
そこがちょっと怖かったりするんですねえ、個人的には。
先日の話の繰り返しになりますが。

中山ダイスケの作品はもっともわかりやすく美術的(ってなんだ?)な感じがする。
http://www.artcocoon.com/nakayama/index.html
http://www.daisukenakayama.com/works/
垂れ流しの情報を受けるアンテナはたくさん持っているのに、個人とのつながりはなく、他者とつながっていないという状況を作品に描いている。
private castle
http://www.daisukenakayama.com/works/items/private_castle-316.html
数字を使った作品をたぶん東郷青児美術館で見たんじゃないかと思うんですが。
visitor
http://www.daisukenakayama.com/works/items/visitor-305.html
わかりやすいし、面白い、ということで、人気あるんでしょうねえ、このアーティストは。

5人のまったく違う作品が見られてとても楽しい展示でした。
上野のVOCA展にも行きたくなってきました。(ひ)