ルーヴル美術館展—地中海 四千年のものがたり
2013年7月20日(土) ~ 9月23日(月・祝)
東京都美術館
企画棟 企画展示室
http://www.tobikan.jp/exhibition/h25_louvre.html
昨年秋の目玉の展示のひとつでしたが、、これも例によって、会期最終盤の9月22日に行ってきました。
さすがに混んでました。
いつものことながら展示前半の小さな作品は人の壁が……。
「全8美術部門が結集」と宣伝されている通り、絵画作品がそれほど多くないのが特徴でしょうか。
正直、絵画作品で大きな目玉になるものはなかった気がします。
普段、絵画作品以外は軽く流すように見てしまう私のようなものにとっては、ちょっと肩すかしの展示だった気がします。
それだけに、見たい作品だけに集中し、じっくりいいものを堪能できた気がしますが。
そんな数少ない絵画作品で一番印象に残ったのはやはり、コローの「ハイディ ギリシャの若い娘」になります。
ハイディはバイロンの詩に登場する娘だそうです。
バイロンといわれても、作品を読んだことはなく、ヘンリー・ジェイムズの「アスパンの恋文」にでてくる伝説の詩人のモデルだったのを思い出すくらい。
それにしても、「ドン・ジュアン」に出てくる女性の娘を描くというチョイスはどうなんだろう。
未完の作品だそうですが、そんな脇役を描いてもみんながわかるほど有名な作品なんだろうか。
コローの作品にしては女性の顔が力強いのも印象的です。
絵画作品以外では「赤像式クラテル:エウロペの略奪」でしょうか。
五反田のルーブルDNPでこういう器を見ていたからですが。
この作品を連想したわけです。
http://www.museumlab.jp/exhibition/10/index.html
そのとき見た戦いを描いたものとは違い、こちらの器はずいぶんと優雅。
といっても、王女エウロペが連れ去られるシーズンを描いています。
なぜこういう器には戦とか略奪といったものが描かれるんでしょう。
戦の前の祝杯を挙げる際に使われたんでしょうか。
それにしても、しつこく書いて申し訳ありませんが、東京都美術館は作品解説の文字が小さく、混んでいると見にくい場所にあるのがすごくストレス。
いい展示が多いんだから、いい加減なんとかならないものだろうか。(ひ)
2013年7月20日(土) ~ 9月23日(月・祝)
東京都美術館
企画棟 企画展示室
http://www.tobikan.jp/exhibition/h25_louvre.html
昨年秋の目玉の展示のひとつでしたが、、これも例によって、会期最終盤の9月22日に行ってきました。
さすがに混んでました。
いつものことながら展示前半の小さな作品は人の壁が……。
「全8美術部門が結集」と宣伝されている通り、絵画作品がそれほど多くないのが特徴でしょうか。
正直、絵画作品で大きな目玉になるものはなかった気がします。
普段、絵画作品以外は軽く流すように見てしまう私のようなものにとっては、ちょっと肩すかしの展示だった気がします。
それだけに、見たい作品だけに集中し、じっくりいいものを堪能できた気がしますが。
そんな数少ない絵画作品で一番印象に残ったのはやはり、コローの「ハイディ ギリシャの若い娘」になります。
ハイディはバイロンの詩に登場する娘だそうです。
バイロンといわれても、作品を読んだことはなく、ヘンリー・ジェイムズの「アスパンの恋文」にでてくる伝説の詩人のモデルだったのを思い出すくらい。
それにしても、「ドン・ジュアン」に出てくる女性の娘を描くというチョイスはどうなんだろう。
未完の作品だそうですが、そんな脇役を描いてもみんながわかるほど有名な作品なんだろうか。
コローの作品にしては女性の顔が力強いのも印象的です。
絵画作品以外では「赤像式クラテル:エウロペの略奪」でしょうか。
五反田のルーブルDNPでこういう器を見ていたからですが。
この作品を連想したわけです。
http://www.museumlab.jp/exhibition/10/index.html
そのとき見た戦いを描いたものとは違い、こちらの器はずいぶんと優雅。
といっても、王女エウロペが連れ去られるシーズンを描いています。
なぜこういう器には戦とか略奪といったものが描かれるんでしょう。
戦の前の祝杯を挙げる際に使われたんでしょうか。
それにしても、しつこく書いて申し訳ありませんが、東京都美術館は作品解説の文字が小さく、混んでいると見にくい場所にあるのがすごくストレス。
いい展示が多いんだから、いい加減なんとかならないものだろうか。(ひ)