てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

浮世絵の密かな楽しみ~その8  三井記念美術館

2009年12月31日 | ぐるっとパス
慶應義塾創立150年記念 夢と追憶の江戸
-高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展-
2009年9月19日(土)~11月23日(月・祝)
三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition_end/090919.html
http://www.gakumon21.jp/ukiyoe/

高橋誠一郎とは何者だということが気になりましたが、慶應義塾で教鞭をとり、その後文化勲章までとった人物だそうです。
すばらしい浮世絵コレクションを所有していたことでも有名だったそうで、それを慶應義塾に寄贈されたとか。
とにかく作品数が多くて、前期、中期、後期でずいぶん作品が入れ替わったみたいです。
私が行ったのは中期。
結構前のことなので正直記憶もおぼろげ。
そんな中、記憶に残った作品を挙げると。

低唱の後 菱川師宣
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/ukiyoe_hist_detail.php?id=00201

「低唱」なんていう言い回しは初めて聞きました。
「低唱微吟」なんて言葉もあるんですね、勉強になるなあ。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/idiom/%E4%BD%8E%E5%94%B1%E5%BE%AE%E5%90%9F/m0u/%E3%81%A6/

この艶っぽい場面を描いて、「低唱」というのも意味深ですね。
どんな場面なのか、いろいろ想像できるところがいいんでしょう。

名所腰掛八景 鏡 喜多川歌麿
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/ukiyoe_hist_detail.php?id=11901

鏡を見て気を抜いている瞬間の女性を描くというのが面白いですね。
でも、鏡に女性の姿が映っているということは、女性からもこちらの姿が見えているのでは、つまり、気を抜いた表情も計算の上で見せていたりして。
なんてことを考えてしまいました。

二世小佐川常世 東洲斎写楽
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/ukiyoe_hist_detail.php?id=11001

これは確かに女形だと一瞬で分かる。
でも、こんな風に描かれて嬉しいんだろうか、と単純に思ってしまう。
速水御舟に強烈な絵を描かれた舞子(だったっけ? )さんにも同情するが、この人にも、という気持ちになってしまった。

浮世絵は特に思い入れもなく見ているので、どうしてもこんなしょうもないツッコミをいれつつ見ている。
当時の浮世絵好きにもそんな人は結構いたんじゃないかと勝手に思うんですが。(ひ)




損保ジャパン東郷青児美術館コレクション&ニコンサロン

2009年12月30日 | 都内のおでかけ
損保ジャパン東郷青児美術館コレクション
「所蔵作品展」
2009年12月5日(土)~12月27日(日)
損保ジャパン東郷青児美術館
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/program/index.html

年末なので年間ベスト10みたいなものも書いてみようかなあ、とも思うんですが、今日は普通に展覧会の記録です。
東郷青児美術館では珍しい常設作品展。
こういうのが意外に地味ながら掘り出し物を見られるんじゃないかと思っていってみたんですが、思った以上に地味でした。
展示作品数がそれほど多くなく、しかも東郷青児、グランマ・モーゼス、ルオーのおなじみの作品が多かったからなんですが。
最後にミュージアムショップにあった東郷青児美術館の所蔵作品カタログを見ると、見たことのないすごい作品がいっぱい載っている。
うーん、なぜ出し惜しみするかな。
こういう展示とみんな分かっているのか、館内はかなり空いてました。

ルオーは「悪の華」の銅板画。
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/gallery-ecole.com/g/h107/index.shtml

この「眉目うるわしく姿あでやかな女なり」は邦題が印象的ですが、作品自体も一度見たらわすれられません。
来年汐留でまた「ユビュ親父の再生」に関する展示があるそうです。
それも行ってしまいそうだなあ。
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/10/index.html

ということであっさりと見終わったのでニコンサロンにも寄ってきました。

阿部 直樹展
昼の日ざし
12/22 (火)~12/29 (火)

河村 伴江展
[生きる力―屋久杉たちの島]
12/22 (火)~12/29 (火)
http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/schedule/index.htm#sch01

「昼の日ざし」は町の風景をモノクロで撮った作品が並んでいました。
影や建物が作るリズムが面白い。
ひとつの作品がそれぞれで完結してましたが、全体でもひとつのリズムを作るようなものになったらもっと楽しいだろうなあ。(ひ)





今週のNBA

2009年12月29日 | hoop madness
2009 NBA Draft "Sleepers" - Dejuan Blair, Sam Young & Chase Budinger
すっかりタイトルに偽りありという感じでNCAAやbjリーグの話がだんだん多くなってますが、まずはアトランタの話から。
シカゴからインディアナまでのロード4戦を2勝2敗で終えました。
デンヴァー戦はJRスミスに大爆発されたみたいですが、勝敗としては順調。
次はクリーヴランドとの連戦ということもありますし、Gのディフェンスとシャック相手にどう守るかという問題にどういうバスケットをするのか興味があります。
そういえば、クリスマスはボストンがオーランドに勝ちましたが、どうやってハワードを抑えきったのか試合を見たかったなあ。
少し前のボストンvsオーランド、アトランタvsオーランドはどちらもハワードの存在感のためにオフェンスを狂わせた両チームがオーランドに苦戦してましたからねえ。
でも、放送があるのはレイカーズvsクリーヴランドか。
クリーヴランドが力を使い切ってますように。

この1週間で見たNBAの試合はBS1でのポートランドvsデンヴァーくらいかな。
けが人続出のポートランドは気の毒すぎてコメントできないくらいですが、意外に勝ってしまったりするんすよねえ、こういうチームが。
このところ調子もいいみたいですが、シーズンがまだまだ長いことを考えると相当厳しいですねえ。

Tマックはいよいよヒューストンを出そうですが、ここ数年のイメージの悪さとサラリーの高さを考えると引取先がなさそうだなあ。
しかし、TマックもAIを見て学ぶということが無いんですかね。
HCとケンカして試合に出ないなんてことにしても何の得もないし、逆に短い時間でもきっちり仕事をしていればイメージは上がるはずなんですよ。
スポーツニュースや評論家には悪く言われるかもしれませんけどね。
先日、スポーツセンターでウェイドが取り上げられて悪く言われているのには驚きました。
数字が下がっていると即、モチベーションが下がっているというのはどういうものなのか。
今のメンバーで勝てるバスケットをチームは模索しているし、そこでウェイドは十分機能しようとしていると思うんですが。

昨年のNCAAトーナメントの試合を1試合だけ見ました。
リージョナル・ファイナルのヴィラノヴァvsピッツバーグですが、UCLAとデュークを撃破したヴィラノヴァが素晴らしかった。
サム・ヤング、ブレア、ディクソンのいるピッツバーグの方が選手個人の能力は勝っている感じでしたが。
特にブレアのインサイドでの支配力と変な器用さは特出するものがありました。
サンアントニオが彼を取ったのは大正解ですね。
押し合いに負けない体に、状況判断の正しさ、シュートの決定力といいところばかりが目立ちました。
フリースローだけは苦手でそれが敗因につながってましたが。
ダンカンと一緒だとまずいかな、その点は。

bjリーグは今回も試合を見たんですが。
結局、年内はラウーフを一度も見られず。
まあ、もうしばらくは見続けよう。
京都が勝てるチームにかわりそうな兆しはないんですが。
来月放送のある東京アパッチ戦には出てくれないかなあ。

話はバスケからそれますが、パッキャオvsコットは幻の試合になってしまうんでしょうか。
http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200912270009.html
もはや薬物検査まで試合前の駆け引きになる時代なんですねえ。
こういう馬鹿馬鹿しいまでの手続きに耐えられる精神力も世界で勝つには求められるんでしょう。
それにしても、どこまでがお客を煽るための話題づくりかは謎です。(ひ)



リアルな版画~その7 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

2009年12月28日 | ぐるっとパス
浜口陽三生誕100年記念銅版画大賞
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
2009年9月12日~12月22日
http://www.yamasa.com/musee/news_tenji4.html

生誕100年記念というのはすごいですが、その冠にふさわしい大きな賞でした。
日本だけでなく、海外からの作品も多いというグローバルなものになっています。
記憶が正しければ、アフリカからの作品もあったと思うんですが、作品募集はどうやって行ったのかな。
審査員には北川フラムがはいっているというのも目を引きます。
大賞の作品は確かに目をひくものでした。

林 智恵 / JIHYE Lim
http://galleryjin.com/jinjin/pr_lim_jihye/index.html

平面的な感じもするし、仮想現実的な感じもあって面白い。
でも、個人的にはLihie Talmorの作品が妙に印象に残りました。
ざらつき感というのがあって、それが妙にリアル。
http://www.ardizon.at/exhibitions/20071103_saltamontesDeCaracas/

テルアビブ生まれのアーティストでベネズエラ在住だそうです。
こちらで作品を見られますが、彫刻作品が面白そう。
http://www.talmorlihie.com/works/works3.html

個性的という意味では坂爪厚生や鈴木朝潮の作品も負けていませんでした。
銅版画といっても作品の幅がずいぶん広いものですね。
受賞者はすでに活躍しているプロのアーティストが多いようですが、賞の選び方の基準がもう少し分かりやすいとよかったかな。
別に浜口陽三的である必要はないんですが、すごくリアルな方向に進んでいる作品とデザイン的な作品とはっきり分かれてしまっているのは惜しい気がするなあ。(ひ)



PARCO 40th Anniversary みうらじゅんジャンボリー

2009年12月27日 | 都内のおでかけ
みうらじゅんの『サブカルジェッター』 /ゲスト:えのきどいちろう 1/3

PARCO 40th Anniversary 〜みうらじゅんジャンボリー
みうらじゅんの100冊展
会 場: PARCO FACTORY パルコファクトリー
渋谷パルコ パート1 / 6F
期 間: 2009年12月18日(金)-2010年1月11日(月・祝)
http://www.parco-art.com/web/factory/miurajun0912/index.php

ロートレック・コネクションにつづいて行ってきました。
この組み合わせで見ている人はあまりいないでしょうね。
「みうらじゅんのDSショー」というテレビ番組のイベントをやるついでのようなものではあるんですが、物好きな私はこの展示だけ見てきました。
今までみうらじゅんが出してきた百冊以上の本の紹介、コレクションの一部、子どものときから書いてきた「ひとり出版社」の生原稿の展示になっているんですが、いちいちその量がすごい。
ぎっしりと並んだコレクションはもはや現代アートの領域。
ある意味、大竹伸朗的ですからね。

今回展示を見て驚いたのは、まだ一般的に人気が出る前から、有名な人とすでに一緒に仕事をしていること。
どうやって人脈をどんどん広げていったんだろう。
当時のガロのパワーなんでしょうか。
それと原稿がみんな手書き、しかも鉛筆で書いたものもあるのに驚きました。
字はすごく読みやすいんですが、こんなに有名になる前からOKだったんでしょうか。

会場には当然、彼の本やグッズが多数売っているんですが、またしえもガチャガチャをやってきました。
缶バッヂがもれなく出て売るのですが、当然ながら今回も出てきたのは外れバッヂでした。(ひ)


ロートレック・コネクション 愛すべき画家をめぐる物語

2009年12月26日 | 都内のおでかけ
ロートレック・コネクション 愛すべき画家をめぐる物語
2009年11月10日(火)-12月23日(水・祝)
Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_lautrec/index.html

あんまり寂しい展示なので驚きました。
少なくとも1400円分の価値はないなあ。
ひろしま美術館の作品があったから、何とか少しでも目玉を作れたけど、他は聖徳大学や川崎市民ミュージアム所蔵のリトグラフばかり。
悪いとは言わないけど、Bunkamuraならそれなりのものを確実に見せてくれるという信頼はなくなったなあ。
というか、今後大丈夫なのかなと心配になってしまった。

お金がない状況の中でロートレックにまつわる展示を行うというのはアイディアとして悪くない。
ロートレック自身の作品はリトグラフのものでいいし、他の作家も多少関係の会った人なら有名どころばかりである必要はない。

三谷幸喜の芝居の中でやたら馬鹿にされていたロートレックのことを思い出したのですが、三谷幸喜自身がロートレックと被るようなところがある気がして、あれはロートレックが主人公の芝居だったらもっと良かったんじゃないか、と勝手なことを思ったのでした。
でも、そうすると竜馬の芝居と似てしまうか。

それはともかく展示で気になったのはシュザンヌ・ヴァラドンの自画像。
ユトリロの母親ですね。
どうもいいイメージのもてないシュザンヌ・ヴァラドンですが、彼女の絵を認めたのはロートレック。
母の影響を屈折した形で受けたユトリロは画家になったといえる訳で、ロートレックが認めてくれなければ、ユトリロも画家になっていなかったかもしれません。(ひ)



書を学ぶ~その6 書道博物館

2009年12月25日 | ぐるっとパス
中村不折

中村不折コレクション
「顔真卿特集」 展示一覧
書道博物館

平成21年10月6日(火)~12月23日(水・祝)

【前 期】10月6日(火)~11月15日(日)
【後 期】11月17日(火)~12月23日(水・祝)
http://www.taitocity.net/taito/shodou/shodou_news/shodou_news091006.html
初めて行く施設です。
鶯谷の駅からちょっと怪しげな通りを入っていくとあるんですが、思いのほか混んでました。
ちょうど団体の見学がきているところでした。
ここや一葉記念館あたりを回るんでしょうか。

中村不折は最初、絵を描いていたのですが、戦争中に中国で書に興味をもったのをきっかけに書家になったという人物。
この施設は中村不折の収集品を展示しています。
顔真卿という人物の書が企画展では展示されていたんですが、残念ながらその価値についてはピンときませんでした。
弘法大師も影響を受けているというんだから、すごい人なんでしょう。
企画展示以外も相当な数の展示物が並んでいました。
とはいえ、これを見ると不折に興味がわきます。
http://taito-culture.jp/culture/shodou/japanese/shodou_05.html

大坂家のデザインはなんとなく浅羽克己っぽい気がします。
浅羽克己が中村不折っぽいというのが正しいんでしょうが。
中村不折の作品で一番おなじみというとこれかも。
http://www.nakamuraya.co.jp/salon/p12.html

「村」の文字の下に詰まった感じがいつも気になるんですが。

顔真卿の書はこんなことになるくらいですから相当貴重なんでしょうねえ。

顔真卿自書建中告身帖事件
http://www.weblio.jp/content/%E9%A1%94%E7%9C%9F%E5%8D%BF%E8%87%AA%E6%9B%B8%E5%BB%BA%E4%B8%AD%E5%91%8A%E8%BA%AB%E5%B8%96%E4%BA%8B%E4%BB%B6

読んでも事件の全貌がぜんぜん分からない。
さすが書にまつわる事件だけに漢字ばかり。
展示で説明してくれないかな。
この文字を書いた書をたくさん展示してもいいし。(ひ)


新しい街の祭り

2009年12月24日 | 都内のおでかけ
新しい街の祭り
地蔵堂ギャラリー
http://www.kamisky.jp/jizodo/atara.html

先日書いた高島亮三のギャラリーに行ってみました。
ひばりヶ丘の住宅街にひっそりとあるギャラリーとはどんなものかと興味がわいたんですが、駅からの道がすごくわかりにくくて、ほとんど迷路。
目印のジムがなかったら多分たどり着けませんでした。

着いてみると作品は思った以上に地味で、作品だと知っていなければ絶対注目して見ることのないものでした。
内容についてはここで書くわけにもいかないので触れません。
自分がかなりの物好きだと自信のある人はどうぞ。
帰り道はすっかり迷ってひばりヶ丘でなく、保谷駅に着いてしまった。
保谷はしばらく来ない間に駅前の工事が進んだなあ。
私は道に迷うのが趣味なので、訳のわからない道を適当に歩いているときが楽しかった。
ひばりヶ丘は小さい道ばかりだし、駅から少し離れると目印になるものもないから、迷子ファンの方にはぜひ探索をおすすめします。
昔はよく世田谷の住宅街を歩いたものですが、それに近いものがあります。
なんだかギャラリーの感想じゃなくて、道に迷った感想ですね、こりゃ。(ひ)


グレイクリスマス

2009年12月23日 | 劇場へ
グレイクリスマス
作 斎藤 憐
演出 瀬久男
出演 児玉泰次、三田和代、森 一、細貝光司
若井なおみ、米倉紀之子、小笠原良知、石田圭祐
斉藤 淳、清水明彦、藤川三郎、藤側宏大
長浜奈津子、藤崎あかね、神山 寛、齊藤隆介
小田伸泰、野々山貴之
12月9日(水)~20日(日)
http://www.haiyuzagekijou.co.jp/schedule/

最終日に見てきました。
話は戦後すぐの日本の話なんですが全然古さを感じませんでした。
今の時代の空気感はよく戦争の始まる直前に似ていると言われますが、戦後の一見平和になったようで不穏な出来事がひっそりと起きている時代にも近い気がします。

とにかく本がすごいという感想に尽きます。
登場人物全員にまったく無駄がなく、話が進んでいけばいくほど今の日本やアメリカの恐ろしさがどんどん伝わってくる。
単に歴史を振り返るために戦後を舞台にしているのでなく、今の時代が浮き彫りになっていく。

といっても、決して思想を語るような物語ではなく、話自体はある伯爵一家の物語として進んでいく。
「民主主義」を知り、自由に目覚めた女性のラブストーリー。
最近、美術展示でも、財閥と呼ばれた人々の栄光と没落について知る機会が多かったのですが、この話はまさにそういう伯爵家の話。
何もできず、力のある弟や詐欺師(?)に振り回される伯爵はある意味、天皇を象徴する存在なのかな、などとも考えられたりもします。

日本が戦争で間違ったことをしたようにアメリカも結局同じことをしただけだった、という事実がストーリーの展開とともに明らかになってくるところが見事。
斎藤憐の芝居は一気に見せられてしまった後に、あれこれと内容につい後から考えてしまう。
今回の芝居はひねった設定のチェーホフの「桜の園」という気がしました。
自分の屋敷を追い出され離れに追いやられ、身ぐるみはがされそうになる伯爵。
結局、財閥は別の形でしぶとく生き残り伯爵は屋敷に戻るけど、元の権威はすっかりなくなっている。
あの伯爵なら、たとえ妻がいなくなっても、こんにちは、新しい生活とか言えそう。
世の中、しぶといのはそういう人なんだろうな。(ひ)



今週のNBA

2009年12月22日 | hoop madness
Nike MVPuppets "Puppet Chalk" チョーク対決ならコービーvsKGですね。

今週はJ sports espnのNBAとカレッジバスケの放送がおそくて、まだ試合を見られず。
少し前に放送した2005年のダンクコンテストとポートランドvsクリーヴランドを見たくらいです。
ポートランドはシーズン前やたらに評価が高かったんですが、こう怪我人ばっかりになると厳しいですね。
まあ、ここで無理なてこ入れはせず、今いる選手でがんばって力の底上げをしておいた方がいいんでしょうね。
クリッパーズみたいに毎年怪我人に泣かされるチームにならないことを祈ります。
それにしても解説の北原さんはレブロン褒めまくりだったなあ。
終盤、凡ミスでスチールされたことはスルー。
レブロンはプレー振りはスーパースターだけど、キャラクター的には相当な天然としか思えないんで、もっと突っ込んであげないと。

それはともかくクリーヴランドはやっぱりレブロンがボールをもつ機会が多すぎる気がします。
シャックがプレーオフまでにどれだけチームにフィットするかにかかっているんでしょうね、結局は。

今週のアトランタですが、シカゴに負けて2勝1敗。
デンをのぞくと、ローズ、サーモンズ、ハインリックの3人にほとんどの得点をとられています。
ディフェンシヴなGの控えがいて、ビビーとジョンソンの負担を減らしてくれるといいんですが。
この1週間は敵地でのミネソタ、デンヴァー、インディアナ戦とつづきます。
何とか2勝1敗でいってくれるといいんですが。
その後の年末はクリーヴランドとの連戦が待っているから、ここが正念場です。

話は最初にふれたダンク・コンテストに戻りますが、チャック・ヘイズとジェイソン・マクシールが出ているのが目玉のはずなんですが、ふたりとも目立つところ無く敗退。
優勝したリトアニア出身のミンダウガス・カテリナスという選手が気になって調べてみたところ、メリディアノ・アリカンテというスペインのチームに所属。
NBAドラフトにかかるほどではなかったけど、大きい割に動きがなめらかでダンクも印象的。
リトアニアのナショナルチームに入っているのかどうか分からなかったので、先日録画したままになっているヨーロッパ予選を見てみることにします。

彼がいたチャタヌーガ大学はテネシー州にあるんですね。
チャタヌーガとは「岩が迫り来る場所」という意味だそう。
なんとベッシー・スミスの出身地だそうです。
クリスマスにベッシー・スミスを聞くのもいいですね。(ひ)

Bessie Smith - I ain't got nobody (1925)