Rebecca Horn
レベッカ・ホルン展
-静かな叛乱 鴉と鯨の対話
企画展示室 3階、1階
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/107
ラグジュアリー:ファッションの欲望
2009年10月31日(土)〜2010年1月17日(日)
企画展示室B2階
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/105/1
企画展をふたつやっていたので両方見てきました。
ふたつ見た方が料金的にお得なので迷わず共通券を買ったのですが失敗でした。
レベッカ・ホルン展は映像作品が多く、しかもすごく長いものが多い。
お昼前に現代美術館に行き、夕方までにこことちょっと離れたギャラリーしか行かなかったのに、ほとんど映像作品は見られませんでした。
見たのは 「ベルリン-9つのパートからなるエクササイズ」全編と「パフォーマンス1」と「ダンス・パートナー」の途中まで。
全部で8つもあるのに、これだけとは・・・・・・。
時間の許す限り映像作品はすべて見るが信条の人間としては、出された食事をほとんど食べられず残してしまった気分・・・・・・。
失敗でした。
展示は映像だけでなく、立体作品(と言って良いのか)もおおかったんですが、映像作品を見て、そうか、こういう物だったんだ、とか、こうやって設置したり、以前はこういう展示方法をしたんだ、と思える物が結構ありました。
一番感じたのは作品をゆっくり味わう気持ちを必要とするということ。
同じ行為がひたすら繰り返されるものや、突然変化が訪れるものもあったりするんですが、その長い時間の間に映像や作品を、こちらがどう受け止め、何を考えるか、までを含めて、アーティストと見学者が対話している気がします。
「ベルリン-9つのエクササイズ」なんかは変なことを実に間延びした感じでやっているのが独特のユーモアをうんでいます。
よく現代美術は難しいなんてことを言う人がいますが、それは見てすぐにわかることを求めるからで、ものごとには理解できる快感だけでなく、すぐに理解できないものをゆっくり味わう楽しみもあるんですね。
一番気に入った作品は「双子の鴉」という作品。
鴉の羽がモーターで動くだけの作品ですが、その微妙で優雅な動きを見ていると、鴉がとても上品な生き物に思えてくるし、その羽と羽の間の空間に何かがいて、動かしているようにも思えてきたりします。
ということで、もっとゆっくり作品を見たかったなあ。
映像作品だけでも、もう一度やってくれないかなあ、とちょっと心残り。(ひ)

レベッカ・ホルン展
-静かな叛乱 鴉と鯨の対話
企画展示室 3階、1階
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/107
ラグジュアリー:ファッションの欲望
2009年10月31日(土)〜2010年1月17日(日)
企画展示室B2階
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/105/1
企画展をふたつやっていたので両方見てきました。
ふたつ見た方が料金的にお得なので迷わず共通券を買ったのですが失敗でした。
レベッカ・ホルン展は映像作品が多く、しかもすごく長いものが多い。
お昼前に現代美術館に行き、夕方までにこことちょっと離れたギャラリーしか行かなかったのに、ほとんど映像作品は見られませんでした。
見たのは 「ベルリン-9つのパートからなるエクササイズ」全編と「パフォーマンス1」と「ダンス・パートナー」の途中まで。
全部で8つもあるのに、これだけとは・・・・・・。
時間の許す限り映像作品はすべて見るが信条の人間としては、出された食事をほとんど食べられず残してしまった気分・・・・・・。
失敗でした。
展示は映像だけでなく、立体作品(と言って良いのか)もおおかったんですが、映像作品を見て、そうか、こういう物だったんだ、とか、こうやって設置したり、以前はこういう展示方法をしたんだ、と思える物が結構ありました。
一番感じたのは作品をゆっくり味わう気持ちを必要とするということ。
同じ行為がひたすら繰り返されるものや、突然変化が訪れるものもあったりするんですが、その長い時間の間に映像や作品を、こちらがどう受け止め、何を考えるか、までを含めて、アーティストと見学者が対話している気がします。
「ベルリン-9つのエクササイズ」なんかは変なことを実に間延びした感じでやっているのが独特のユーモアをうんでいます。
よく現代美術は難しいなんてことを言う人がいますが、それは見てすぐにわかることを求めるからで、ものごとには理解できる快感だけでなく、すぐに理解できないものをゆっくり味わう楽しみもあるんですね。
一番気に入った作品は「双子の鴉」という作品。
鴉の羽がモーターで動くだけの作品ですが、その微妙で優雅な動きを見ていると、鴉がとても上品な生き物に思えてくるし、その羽と羽の間の空間に何かがいて、動かしているようにも思えてきたりします。
ということで、もっとゆっくり作品を見たかったなあ。
映像作品だけでも、もう一度やってくれないかなあ、とちょっと心残り。(ひ)
