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てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

版画と石像

2010年11月08日 | ぐるっとパス
18 東京アメリカンクラブ 第55回(2010年)CWAJ現代版画展
http://www.cwaj.org/printshow-j.htm

東京アメリカンクラブというのは会員制の施設だそうですが、この期間限定で一般の人も入れるようになっていました。
仮移転先ということでしたが、立派なホテルという感じの建物。
仮じゃない建物は相当立派なんでしょうね。
旧フランス大使館の隣の建物みたいな豪華なものなんでしょうか。
これは来年も行かないといけません。

展示ですが、日本の数多くの版画作家の作品がずらりと並んでいます。
横尾忠則の版画はやっぱりY字路。
有名な作家の作品はやっぱり値段もするものですねえ。
見にきている人は場所柄か海外の人が多く、けっこう気軽に作品を購入してました。
そんな余裕のない私はカレンダーだけ買わせていただいたんですが、不思議なことにグッズを買うのも、作品を買うのも同じレジで扱ってました。
ボランティアのための販売だから、そんなゆるい感じなんでしょうけど。
このイベントをご紹介くださった鈴木朝潮さんの作品はすぐに見つかりました。
数多くの作品の中でもひときわ妖しくてよかったんですが、欲をいえばもう少し作品を見てみたい。
こういう展示なので、一作家一作品ということが多くなっていました。

○33 古代オリエント博物館 古代メキシコ・オルメカ文明展 マヤへの道
http://www.sa.il24.net/~aom/ten1010olmeca.html

かなり気合いの入った展示のようなので行くのを楽しみにしていました。
なんといっても巨石人頭像につきますね。
http://www.asahi.com/event/olmeca/exhibition/

でかい石像がはいってすぐに出迎えてくれます。
こんなものどうやって運んでくるんでしょうか。
不思議な絵を使った暦も面白かったし、なんともいえない表情の仮面もよかったんですが、個人的に興味深かったのは、この文明ではトウモロコシが大切にされていたこと。
主食であるトウモロコシを大事にしていたということみたいですが、トウモロコシ神の頭に長い棒状のものがついいているんですね。
間抜けな形状という気もしますが、今のアメリカだって、こんな神がいてもおかしくないくらいトウモロコシが重要な地位にいますよねえ。
ちなみにこんなものを売っているんですね。
http://kyodaimarket.com/?pid=19391936


練馬編

2010年11月05日 | ぐるっとパス
16 石神井公園ふるさと文化館 五味康祐の世界~作家の遺品が語るもの
http://www.neribun.or.jp/web/0000_reg/00_jigyou/file/1092_01.pdf
この日は練馬の施設をはしごしました。
ここはできたばかりの新しい施設で石神井公園駅から結構歩いたところにあります。
天気のいい日に石神井公園を散歩がてら行くのにちょうどいい感じ。
駅から徒歩15分くらいかなあ。
ここからまた15分ほど歩くと、ちひろ美術館があるので、どっちもぐるっとパスに入れてくれればいいのに。
ちなみに石神井公園駅で自転車を借りてサクッと回るという手もあります。

五味康祐に関する知識は皆無といっていい状態だったのですが、ちょうど編集者・櫻井秀勲氏の講演会が行われていたので、少し聞いてきました。

時代小説で有名になることを必ずしも本人は望んでいなかった。
作家として成功する前に岡本太郎をはじめとする前衛芸術のアーティストたちと交流を持ち、それを題材にした作品を書いている。
芥川賞を同時受賞した松本清張と比べると、作家の資質では劣っているとしても、文章の美しさでは圧倒的に優れていた。
占いにまつわる奇妙な逸話が多い。

などなど、一部しか聞かなかったんですが、興味深い話ばかりでした。
圧倒的に肉食な人で、たくさん書くにはたくさん食べて眠らずに書けないといけないという話も印象的でした。
思い当たる方のことを考えて、なるほどと納得。

○32 ちひろ美術館・東京  ちひろ・秋のいろどり  2000年代の日本の絵本展 2000-2009
http://www.chihiro.jp/tokyo/
ということで、徒歩でこちらまで移動。
企画展ではいろんな絵本を読むことができましたが、田中清代の『トマトさん』という作品が印象に残りました。
http://www.oyikakanat.com/tomatosan/

インパクトのありすぎる絵と、あれっと思うくらい素直な話のズレが面白かった。
HPを見たらぬいぐるみもあるそうです。
どんな人が買うんだろう。
子供は怖がらないかな?

17 練馬区立美術館 稲垣仲静・稔次郎兄弟展 初公開!池大雅の水墨山水画
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/101019/art1010190739001-n1.htm

別の日に行った展示ですが、五味康祐つながりということで書いてしまいます。
池大雅の作品が寄贈された話はニュースになってましたが、いよいよそれが見られるという訳です。
といっても見るのを楽しみにしていたのは稲垣仲静の作品。
「猫」も「太夫」も異様な迫力のある作品でした。
そういった作品だけを見ると奇をてらった作品を描いた作家というイメージがわきますが、展示されていたデッサンや花や鳥の絵を見ると、写実の末にそうなったのかと思わせるところがありました。
25歳という若さで亡くなっていなければ、まったく違う作品を残していたんでしょうが。(ひ)


王子など

2010年11月04日 | ぐるっとパス
○29 北区飛鳥山博物館 奥東京湾の貝塚文化-中里貝塚とその時代-
http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/history/museum/aind03.php

今月の頭で二ヶ月間の有効期間が終わってしまいました。
といってもまだ感想を書ききれていないので、少しまとめて書きます。
王子は実家に行くときのバスを待つために利用するのですが、ここに行くのは久しぶり、というかまだ2度目です。
駅から微妙に距離があるので、どうもついでには寄りにくいんですね。
今回初めて「あすかパークレール」というモノレールにも乗りました。
これを使うと坂道を自力で上らなくていいんですが、結構混んでます。
桜の時期は大混雑でしょうねえ。

展示の方はいかにも博物館というもの。
石神井川がここまでつづいているということを元練馬区民なのに、初めて知りました。
太田道灌の像というのも微妙ですね、いろんな意味で。

○30 紙の博物館 紙の博物館創立60周年記念企画展
日本近代洋画の美−紙業界コレクション
http://www.papermuseum.jp/exhibit/temporary/2010/0918.html

この企画展を楽しみにしていたんですが、期待に違わぬいいものでした。
展示作品は少ないですが、素晴らしいものばかり。
脇田和、小出楢重の作品が個人的にはよかった。
この施設でこういう企画展をするのは初めてだそうですが、来年度もぜひやって欲しいなあ。
常設展示の中の書籍のサンプルに、「忌野清志郎の世界」がなぜか置いてあったのでじっくり見てきました。
NHKでやっていた彼の絵に関する番組を少し前に見たところだったので、なるほど、これが学校に提出した自画像かあ、なんて思ったりしました。

○31 ニューオータニ美術館 日本画に見る四季の美展
http://www.newotani.co.jp/group/museum/exhibition/201010_fuji/index.html

有名どころの日本画家の作品がずらっと並んだ展示でした。
いかにも富士美術館所蔵という感じの良い意味でも悪い意味でもアカデミックな雰囲気が漂っています。
私が大観とか松園があんまり好きじゃないというのもあるんでしょうが、全体に無難な作品が多くてちょっと退屈。
美術を楽しむ気はあっても、勉強する気はないんですね。
そんな中で加山又造の作品の異様な迫力には圧倒されました。
まだ秋なのに冬の厳しさをひしひしと感じる作品です。(ひ)



またしても上野

2010年11月02日 | ぐるっとパス
少し間があいたので見たものの記憶がややぼんやりしてきましたが、とりあえず書きます。

○28 書道博物館 不折コレクション、ベストセレクション。
http://www.taitocity.net/taito/shodou/shodou_news/shodou_news101009.html

またしても上野付近、と言っても、鶯谷から行けるここから。
この施設も常設展示は無料で音声ガイドの貸し出しをしてくれるようになりました。
かなり歴史のある展示物が多いので、これは嬉しい。
団体客とはちあわせにならなければ。そう混雑もないから、いくらゆっくり見ていても大丈夫だし。
企画展では書だけでなく、不折の絵も見られたのでお得感がありました。
中国の古い山水画も素朴な味わいが良かった。

14 旧平櫛田中邸 青島三郎展 - 情(じょう)の美
http://saburoaoshima.com/exhibition.html

この日、上野に行ったのは、この展示が見たかったからでした。
旧平櫛田中邸に入るのも初めてだったので楽しみにしていました。
青島三郎の作品は素晴らしいですねえ。
間近で作品を見て、その不思議なパワーに圧倒されました。
抽象化された人物が描かれているのに、人間がもつエネルギーや衝動をストレートに存在している。
旧平櫛田中邸の古い建物にあるのが不思議にマッチしてました。
狭い階段を上がったり、広いアトリエに入ったりと迷路のような建物もよかったんですが、ゆいいつ残念だったのは、一階でお茶を飲んでいる人たちが騒々しかったこと。
近所の人みたいですが、建物中に声が響き渡っていました。

15 SCAI THE BATHHOUSE 名和晃平展
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibitions/2010/09/kohei_nawa_synthesis/

徒歩で更に移動して、SCAI THE BATHHOUSEへ。
この日は上野でイベントも多く、天気も良かったので、すごく混んでました。
作品はデジタルなものをアナログな立体にしているという感じ。
鹿(でいいのかな? )についているガラス玉にいろんな人の姿が映っているのが面白かった。

○29 三井記念美術館 円山応挙 空間の創造
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

同じ日に見た展示じゃないんですが、ついでに書いちゃいます。
素晴らしかったなあ、これまた。
最後の部屋の大きな作品にただただ圧倒されました。
「雪松図屏風」だけは以前も見て、近くで見たときと距離を置いてみたときの違いにびっくりしたんですが、どの作品も離れたところから、いつまでも見たくなるようなものばかり。
展示が始まってすぐということもあって、遠くからじっくり見られる状況だったのがなんとも贅沢。
国立博物館だとこうはいかなですからねえ、ここで見られて良かった。
前半からの展示を見ていくと、実に意欲的にいろんな技法を取り入れていることが分かります。
作品によっては必ずしも成功しているとはいえない不思議なものもあるんですが、それがその後の作品に生きているんでしょうね。
展示替えのある後期にもできたらいきたいなあ。(ひ)


有楽町辺り

2010年10月25日 | ぐるっとパス
○26 出光美術館 生誕260年 仙崖 ―禅とユーモア―
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

基本的にぐるっとパスでは無料スポットだけ行こうと思ってるんですが、仙崖ですから仕方がない。
800円ほど出して見てきました。
以前あった仙崖展よりもじっくり作品を見られた気がします。
絵としての面白さ、楽しさだけでなく、彼の仏教に対する考え方の面白さや不思議さが目についたからでしょうか。
彼の作品は見れば見るほど、やっぱりどこまで本気なのか分からない。
先日見てきたトッド・ラングレンだって、いきなりブルースとか言われてもどこまで本気か分からない。
仙崖にしても、トッドにしても表面に出しているのはほんの一部で受け手がどう理解するのか楽しんでいるように思えます。
帰りにミュージアムショップで仙崖の本を売っていたので後で買おうと思ったら、なかなか見つからない。

死にとうない 仙崖和尚伝
http://www.bk1.jp/product/03273183

仕方がないからネットで買います。
この本は元々新潮文庫で出てたんですね。
そのときと表紙が変わっているとは。

13 高橋コレクション日比谷 Self Portrait - 私という他人
http://www.takahashi-collection.com/exhi/exhi.html

ここに行くのは二度目。
料金が300円と安いのが嬉しい。
「自画像」といっても、そのレンジはかなり広い。
草間彌生や森村泰昌や横尾忠則の作品はすべて自画像だと言われれば納得しちゃう気がしますし。
奈良美智の浮世絵もよかったけど、やっぱり森村泰昌が印象に残るなあ。

○27 相田みつを美術館 ある日自分へ
http://www.mitsuo.co.jp/museum/exhibition/index.html

何度もきている施設ですが、いつも混んでますねえ。
トマトはトマトのままでいい、メロンにしようとするな、という内容の作品が好きです。
「~風」という料理は哀しいですね。
テレビ見てたら、インスタントラーメンにいろんなものをいれるという番組をやっていたけど、そんなやつどっちも食うな、と思ってしまう頑固じじいです。
でも、トマトがメロンになるの? (ひ)



再び上野編

2010年10月20日 | ぐるっとパス
坂本龍一 - Ballet Mecanique


○25 旧東京音楽学校奏楽堂 本居 長世 展―童心 神の如し―
http://www.taitocity.net/taito/sougakudou/sougakudou_news/news080914.html

本居長世と言われてもピンとこなかったんですが、本居宣長の家系に生まれ、国学者になることを期待されながら作曲家となった人物。
国学って一家相伝のものなのでしょうか。
こういう思い切り右サイドの家から「赤い靴」や「七つの子」は生まれたわけですね。
作曲というだけでなく、童謡を自分の娘たちに歌わせたのがミソだったようです。
娘たちはアイドル的人気でブロマイドは売れるはハワイまで公演に行ったりなんかもしたそうで。

10 東京藝術大学大学美術館 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い―交錯する夢と前衛―
http://marc-chagall.jp/

展示終了間際に見てきました。
30分くらい待つような案内がありましたが、実際待ったのはその半分くらい。
こういうのは後で怒られないように悪いように言うものなんでしょうか。
展示ですが、いわゆるシャガールっぽい絵画でないものが多いのに驚きました。
「立体派の風景」という作品はいかにも同時代のロシアに影響を受けています。
http://www.fujitv.co.jp/events/chagall/aboutchagall_3.html

未来派の作品に今、興味を持っているので、ロシア未来派の作品が見られたのもよかったですね。
ノイズ・ミュージックの元祖とも言われるルイジ・ルッソロの音楽を聴いてみたいなあ。

青森でシャガールを見たときに彼がどんな心持ちで変わっていったのか謎のままだったのですが、それは今回も変わらず。
マレーヴィチとの関係、亡くなった妻に対する思いなんかも単に対立、愛情なんて言葉では表現しきれないものがありますね。

11 東京国立博物館
この日は常設展示だけ見てきました。
年間パスポートをもっと活用しないとなあ。
せっかくこれがあると常設展示が無料なんだから。
浅井忠の作品は今いちでしたが、かなり不気味な速水御舟の「京の舞妓」が見られたし、河鍋暁斎の「龍頭観音像」はすごい迫力でした。
久々に入った表慶館はアジアギャラリーになってました。
東洋館が完成したら何を展示するのかな。

12  日本学士院 日本学士院授賞100周年記念展
無料展示をやっていて、中に入れるのでふらっと。
これまた政治的結びつきの強そうな教育機関(でいいのかな?)ですね。
こういうのがあるのがまた上野らしいといえば、上野らしい。
初代会長は福沢諭吉だそうです。(ひ)


皇居周辺

2010年10月15日 | ぐるっとパス
三鷹 天命反轉住宅

○22 東京国立近代美術館 手探りのドローイング
http://www.momat.go.jp/Honkan/Drawing_in_the_Dark/index.html
この日は常設展示無料でした。
休みの日ということもあって、「上村松園展」は激コミ。
人気あるんだなあ、と驚きましたが、私は全然惹かれないので迷わず常設展示のみ。
ぐるっとパスの常設展示用チケットもいらなかったので、もう一回あとで常設展示を見に来ようかな?
「手探りのドローイング」と題した特集は照明が徐々に暗くなり、手探り感覚(?)を楽しめる工夫を凝らしていました。
でも、どうせならもっと思いっきり暗くても良かったような気がしますが。
その他、亡くなった荒川修作の特集もありました。
平面であると同時に立体でもある荒川の作品のすばらしさを懇切丁寧に解説した文章が書かれていて、展示作品も結構多い。
荒川修作というと、この映画も気になりますね。

「死なない子供、荒川修作」オフィシャルトレーラー


荒川修作の作品はみんなわかりやすくて、格好良い。
これだけシンプルで新しいというのはすごいことです。

9 国立公文書館 公文書にみる発明のチカラ-明治期の産業技術と発明家たち-
http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html

すぐ隣のここにも寄ったんですが、展示の充実振りにびっくり。
今までに比べて、展示方法や内容も格段に面白いし、無料の音声ガイドの貸し出しまでしている。
事業仕分けでけっこう苦労しているんでしたっけ、ここ。
利用が少ないとまずいという危機感なんでしょうね。
こんな面白い展示ができるんじゃん、本気出せば。

内国勧業博覧会とともに政府が特許を日本に根付かせようとしたけど、簡単にはうまくいかなかったことや、アホな発明が最初は多かったというエピソードも面白いし、今も残っている大きな企業が元々異業種での成功からスタートしたことが分かったりするのも興味深い。
個人的には製麺機がなかなかうまくいかなかった話をもっと知りたかったけど、それって公文書に関係なくなるか。

○23 科学技術館
久しぶりに行きました。
疲れたのでちょっと休憩して、山口晃のマンガを読んできました。
結構長い作品で、「DNA」や「ゲノム」や「セントラルドグマ」といったものの解説になっています。
それにしても、作品の貼られたパネルはただ放置されている感じで哀しい。
小冊子にして、販売すればいいのに。

○24 昭和館
工芸館は企画展示でぐるっとパスを使っても無料にならないので、昭和館まで歩きました。
ここは武道館に行くときの待ち合わせ場所として、下の映像コーナーに入ったことはあるけど、上の常設展示をみるのははじめて。
いかにも旧式の公共の展示という感じでしたが、設備自体は新しい。
映像の使い方とか展示の仕方とか、もう少し工夫すれば若い人も興味を持てるんだろうけど。
学ぶという感じが強すぎるなあ、どうも。(ひ)



上野編

2010年10月13日 | ぐるっとパス
今回は上野に行きました。
⑲下町風俗資料館 下町の庶民文化-明治・大正・昭和からのおくりもの-
http://www.taitocity.net/taito/shitamachi/index.html

中に入ると、ちょうど林家今丸が紙切りをやっているところでした。
以前紙芝居を見たときは人垣の向こうからでは見えなかったんですが、今回は後ろからでもちゃんと見えました。
その後、恒例のおみくじをやると中吉。
結構、いいことが書いてあったので信じることにします。
30周年記念のオリジナル絵はがきをもらって、外に出るとポストの前で切手を売ってました。
http://www.taitocity.net/taito/shitamachi/sitamachi_information/sitamachi_information.html#post

なるほど、こういうものを設置した代わりに郵便局が切手の販売をするという訳なんですね。
まんまとその作戦に乗って記念切手を買ったら、ポストの形の消しゴムをくれました。

8 日本藝術院 日本藝術院・大韓民國藝術院交流展
http://www.geijutuin.go.jp/index.shtml

無料なので入りました。
日本の作品はいかにも上野に展示されそうないかにもというものが多いのに、韓国の作品は幅広いジャンルのものが揃っているのが面白かった。

⑳国立西洋美術館 19世紀フランス版画の闇と光 ― メリヨン、ブレダン、ブラックモン、ルドン
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/current.html#mainClm

この日は企画展の展示はないので当然常設展示だけ見ました。
ここと近代美術館はぐるっとパスで常設展示だけ見ると、必ず「企画展はご覧にならなくてよろしいですか」と言われるんですが、それがないのがちょっと嬉しい。
聞くのがルールになっているんでしょうが、ちょっと鬱陶しいんですよね。
だったら、ぐるっとパスでももう少し安く企画展が見られるようにして欲しい。

展示ではフランス版画が印象的。
大好きなルドンの妖しい世界を堪能した他、ルドンの版画における師にあたるブレダンの作品も素晴らしいものでした。

○21 国立科学博物館 あしたのごはんのために
http://www.kahaku.go.jp/event/2010/09gohan/index.html

企画展とシアター360だけ見てきました。
企画展はそれほどのものではなかったのですが、ラオスの食生活や情報を知ることが出来ました。
でも、そのくらいしか印象に残らない。
実際に農業をやっている人の話が科学的な話とうまくマッチして、わかりやすい展示になっていたらよかったのに。
いろんなときに「多様性」という言葉を今やたら使っているけど、どうもピンとこないんだよなあ。
私がアホなだけなのかな。(ひ)




中央線編

2010年10月04日 | ぐるっとパス
⑯武蔵野市立吉祥寺美術館 草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/
この日は吉祥寺から行きました。
いかにも草間彌生らしい作品ではあったんですが、コラージュや版画というのが意外。
コラージュ作品でもひたすら自分の内へ、内へ突き進んでいるまっすぐさがすごい。
これだけ自分だけに向かい合えるパワーというのは岡本太郎とは違った意味で圧倒的。
大貫妙子の「まっすぐのうた」を思い出しました。

⑰三鷹市美術ギャラリー リチャード・ゴーマンⅡ
http://www.mitaka.jpn.org/ticket/gallery/

秋の展示としては相当チャレンジですよねえ。
現代美術が苦手な人は同じような抽象画が並んだ会場に足を踏み入れた瞬間気絶しそう。
まあ私は現代美術が好きなので文句ないんですが、最初に「世界は何か」という言葉を目にしてしまったせいで、そんな解釈しかできなくなってしまったのがちょっと。
学芸員さんに相当な思い入れがあるからこその企画展なんでしょうが、こういう作品はあらかじめ解釈をききたくなかったなあ。
個人的には和紙を使った作品の版画の微妙な擦れ具合が味になっていてよかったです。

会場を出ようとしたところでこんなチラシを発見。
みたか太陽系ウォーク
http://www.taiyokei-walk.jp/

こういうものにはすぐ手を出したくなる。
三鷹天命反転住宅には一度行ってみたいし、中近東文化センター附属博物館はぐるっとパススポットなんだよなあ。

⑱損保ジャパン東郷青児美術館 ウフィツィ美術館自画像コレクション
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html

自画像コレクションをじっくり見てきました。
しばらく前に芸大で見た自画像展のときも思ったんですが、自意識の強い人の絵は見ていてつらいものが多いですね。
それぞれみんな自画像と写真が並んでいれば、そのギャップを楽しめたと思うんですが。
今回の展示のために描かれた草間彌生の顔は意外にさらっとしている印象。
この人の自意識は顔以外のところにあるんでしょう。
横尾忠則の自画像が単なる自画像になってないのもすごかったなあ。

7 ニコンサロン 
寺本 真弓
[Diary 曇り、ときどき晴れ]
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2010/10_shinjyuku.htm#01

大竹 雅仁
[群れの行方 ―The Shadows of New York―]
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2010/10_bis.htm#01

東郷青児のあとはここに寄るのが定番コース。
2つの企画展はどちらもアメリカでアメリカを撮影したもの。
どちらもいかにもアメリカ的といえる写真だったが、そういうアメリカが今も存在しているんだなあ、と変な感慨に浸ってしまった。(ひ)







一日券はむずかしい

2010年09月30日 | ぐるっとパス
今回ぐるっとパスと一緒に買ったメトロ一日乗車券を使って、出掛けてきました。
⑪泉屋博古館分館 近代日本画に見る東西画壇
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html
ぐるっとパス対象施設が多いエリアから行きました。
智美術館は完全に割引きだけになったし、畠山記念館は抜けちゃったからちょっと減ってますけど。
大仰なタイトルがついた展示ですが、泉屋博古館の日本画コレクションを気楽に楽しめるものになっていました。
印象に残ったのはアンバランスさが妙におかしい小林古径の「人形」と平福百穂の「堅田の一休」。
古径は人物を描くとどうして、こうなるんだろう。
「堅田の一休」は大下絵も展示されていました。
http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=79232

中下絵類も展示される予定だったのが中止になっていました。
他にも下絵がたくさんあるんでしょうか。
そういえば京都で下絵のたくさんある展示を見たなあ。
そういえば、いつもとくらべて、ガラスの反射が少なくて作品が見やすかった気がします。
照明を変えたのかな?

⑫大倉集古館 ピュアランドを求めて
 http://shukokan.org/exhibition/index.html

当然のようにこちらに移動。
この2館でぐるっとパスをスタートしている人が何人もいました。
やっぱり港・目黒地区は一気に元が取れるから来たくなりますね。
上野も多いけど、常設展示のみでお得感がないですから。
今回の展示は仏教美術名品展。
重要美術品の「十六羅漢図」がやはり気になりました。
前期後期で半分ずつの展示で、私の行った後期は偶数番号のみ。
前から気になっている迦哩迦が見られなくて残念。
というか迦哩迦しか覚えていないんですね・・・・・。
せめて、ビンドラ・バラダージャも覚えよう。
「おびんづるさま」と言った方がピンとくるけど。
http://www.ne.jp/asahi/nishikawa/web/obinzurusama.html

⑬新宿歴史博物館 酒井忠勝と小浜藩矢来屋敷
http://shinjuku.mypl.net/public_info/news/?nid=12731

小浜市と新宿はこの人のお陰(?)で縁があるんですねえ。
立派な面ばかりが強調されていて、本当の人となりがよく分からないのは仕方がないか。
杉田玄白が小浜出身と言うことも初めて知りました。
杉田玄白展の方が個人的には見てみたいけど新宿区には関係ないか。

⑭地下鉄博物館
せっかく1日券があるので、ここにも行ってみました。
名前から想像できる通りの展示でした。
親子でくるところですね。

⑮東京国立近代美術館フィルムセンター 生誕百年 映画監督 黒澤明
http://www.momat.go.jp/FC/KUROSAWA/index.html

無料バスのメトロリンク日本橋を利用しつつ行きました。
http://www.hinomaru.co.jp/metrolink/

このバスには何度か乗っていますが、他の2種類にはまだ乗っていないんですよねえ。
丸の内シャトルを使ってみたいなあ。
黒澤明の資料はどれを見ても面白い。
見ていると映画が見たくなるし、見た作品がはっきり思い出されるのがすごい。
「野良犬」とか「生きる」とか「どですかでん」とかひとりの監督が作ったとは思えないキャパシティですよねえ、今更ながら。
そういえば、日本映画専門チャンネルでやっていた昔の黒澤明とたけしの対談ではレイカーズのジャージ(Tシャツだったっけ? )を着てました。
と思ったら、ここに画像がありました。
http://matome.naver.jp/odai/2126403966462127101/2126403999862177402

マジックのファンだったのかなあ。(ひ)