レオナール・フジタ
― ポーラ美術館コレクションを中心に
2013/8/10(土)-10/14(月・祝)
Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_fujita/index.html
なんだかよくわからない天気がつづいていますが、今日も美術展の感想を。
昨年、10月に見たフジタの展示です。
先日見に行った「こども展」でもひときわ人気だったフジタですが、彼に関する展示は相変わらず多い。
美術館でも頻繁に展示がありますが、ギャルリーためながでも、よく展示されています。
このときも、確かBunkamuraのギャラリーでも、フジタの展示があったはず。
日本に彼の作品はどのくらいあるんでしょうか。
この展示はポーラ美術館のコレクションが中心。
それに土門拳の撮った写真も展示されています。
http://www.tbs.co.jp/leonardfoujitaten/art/chapter4.html
自分の作品制作の方法を秘密にしていたフジタですが、写真は何度か撮らせています。
清川泰次の撮ったものを成城で見ましたが、清川泰次はこのとき、デッサンの大切さを改めて学んだと記しています。
今回の土門拳の写真から、フジタが「シッカロール」を独特の乳白色を出すために使っていたことが分かったそうですが、偶然ではなく、そういう「ヒント」をわざと残しておくのがフジタという気もしなくもありません。
上の写真なんか、ずいぶんきれいに片付いた部屋で撮ってますからね。
坂口安吾の部屋とはずいぶん違う。
もうひとつの展示の目玉は晩年の子供たちを描いた作品。
改めて、そうした晩年の作品を見ると、数多くの子供たちが描かれているのに、みんなちっとも楽しくなさそうな孤独さをたたえているのが気になりました。
こういう作品を見ていると、自分の子供のころの方がいろんな意味で孤独だったことを思い出します。
大人になると、そういうものとまっすぐ向かい合わなくなるだけなんでしょうが。(ひ)
― ポーラ美術館コレクションを中心に
2013/8/10(土)-10/14(月・祝)
Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_fujita/index.html
なんだかよくわからない天気がつづいていますが、今日も美術展の感想を。
昨年、10月に見たフジタの展示です。
先日見に行った「こども展」でもひときわ人気だったフジタですが、彼に関する展示は相変わらず多い。
美術館でも頻繁に展示がありますが、ギャルリーためながでも、よく展示されています。
このときも、確かBunkamuraのギャラリーでも、フジタの展示があったはず。
日本に彼の作品はどのくらいあるんでしょうか。
この展示はポーラ美術館のコレクションが中心。
それに土門拳の撮った写真も展示されています。
http://www.tbs.co.jp/leonardfoujitaten/art/chapter4.html
自分の作品制作の方法を秘密にしていたフジタですが、写真は何度か撮らせています。
清川泰次の撮ったものを成城で見ましたが、清川泰次はこのとき、デッサンの大切さを改めて学んだと記しています。
今回の土門拳の写真から、フジタが「シッカロール」を独特の乳白色を出すために使っていたことが分かったそうですが、偶然ではなく、そういう「ヒント」をわざと残しておくのがフジタという気もしなくもありません。
上の写真なんか、ずいぶんきれいに片付いた部屋で撮ってますからね。
坂口安吾の部屋とはずいぶん違う。
もうひとつの展示の目玉は晩年の子供たちを描いた作品。
改めて、そうした晩年の作品を見ると、数多くの子供たちが描かれているのに、みんなちっとも楽しくなさそうな孤独さをたたえているのが気になりました。
こういう作品を見ていると、自分の子供のころの方がいろんな意味で孤独だったことを思い出します。
大人になると、そういうものとまっすぐ向かい合わなくなるだけなんでしょうが。(ひ)
