明治のこころ モースが見た庶民のくらし
平成25年9月14日(土)~12月8日(日)
江戸東京博物館 1階展示室
http://www.asahi.com/event/morse2013/
非常に地味ですが、面白い展示でした。
エドワード・モースは日本で大森貝塚を発見した人物。
そのモースの貝の研究を紹介するなら、科学博物館での展示になるところですが、実は日本に滞在中の彼は様々なものを収集していたのです。
そうした品々の展示だったのですが、最近見直されている日本の「民芸」の範疇にはいるものだけでなく、ごく日常的な生活用品までずいぶんと節操なく集めているからすごい。
当時、外国人用のお土産品として売られていた写真もずいぶんあったりします。
日本人の日常生活の様子をスケッチ入りで正確に記録していたりもするんですが、日本人って、不思議なやつらだなあ、という思いもずいぶんあってのことなんでしょうね。
なので、いろいろ日本に関する古い品々がそろっているものの、どうしてこんなものをわざわざ残したんだろう、と思うような変なものも満載だったりします。
最近の美術展(だけじゃなくて本やテレビ番組もそうですが)に多い、日本礼賛といったくくりで、なんとか収めようという企画した側の意図を超えているところがあるのが個人的には面白い展示でした。
そりゃあ、明治時代の日本人なんて相当変わって見えたと思いますよ。
それを無理やり「いい話」にしなくてもいいじゃないですか。
モースが発見した大森貝塚は電車の中からはっきり見えるほどむき出しの状態だったそうで、そんなものが誰にも気づかれずにあったということ自体に驚きます。
東大教授になったモースは日本の外国人教授のレベルの低さにびっくりし、改善をはかったということですが、当時はどんなレベルの低い教授たちが存在していたのか個人的には気になります。(ひ)

平成25年9月14日(土)~12月8日(日)
江戸東京博物館 1階展示室
http://www.asahi.com/event/morse2013/
非常に地味ですが、面白い展示でした。
エドワード・モースは日本で大森貝塚を発見した人物。
そのモースの貝の研究を紹介するなら、科学博物館での展示になるところですが、実は日本に滞在中の彼は様々なものを収集していたのです。
そうした品々の展示だったのですが、最近見直されている日本の「民芸」の範疇にはいるものだけでなく、ごく日常的な生活用品までずいぶんと節操なく集めているからすごい。
当時、外国人用のお土産品として売られていた写真もずいぶんあったりします。
日本人の日常生活の様子をスケッチ入りで正確に記録していたりもするんですが、日本人って、不思議なやつらだなあ、という思いもずいぶんあってのことなんでしょうね。
なので、いろいろ日本に関する古い品々がそろっているものの、どうしてこんなものをわざわざ残したんだろう、と思うような変なものも満載だったりします。
最近の美術展(だけじゃなくて本やテレビ番組もそうですが)に多い、日本礼賛といったくくりで、なんとか収めようという企画した側の意図を超えているところがあるのが個人的には面白い展示でした。
そりゃあ、明治時代の日本人なんて相当変わって見えたと思いますよ。
それを無理やり「いい話」にしなくてもいいじゃないですか。
モースが発見した大森貝塚は電車の中からはっきり見えるほどむき出しの状態だったそうで、そんなものが誰にも気づかれずにあったということ自体に驚きます。
東大教授になったモースは日本の外国人教授のレベルの低さにびっくりし、改善をはかったということですが、当時はどんなレベルの低い教授たちが存在していたのか個人的には気になります。(ひ)
