新国立劇場演劇「イロアセル」
イロアセル
10/18~11/5
新国立劇場 小劇場
作 倉持裕
演出 鵜山仁
出演 藤井隆、小嶋尚樹、島田歌穂、剣幸、木下浩之、ベンガル ほか
http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000436_play.html
ひとことで言うと残念な芝居でした。
面白い要素がたくさん入っているのに、それを広げようとしないし、物語としての面白さにつなげようとしない中途半端さにイライラしました。
色のある言葉を使う能力のある人びとが住む島に、ある囚人がやってくることで変化が起こる、という物語。
島では色のある言葉を映し出す機械の利権を巡って汚職が行われていたり、その機械を使うことでツイッターのように、世界中の人びとにメッセージを発信できたり、なんていう興味深い話は出てくるんですが、それがストーリーにうまくからんでいかない。
必要以上に説明しないことをよし、として意図的にこんなストーリーにしているのかもしれませんが、いろんな部分が稚拙に感じられて落胆するのみ。
色のある言葉なんていう、面白いけど、相当やっかいなものを出したのに、舞台に映る、その色の安っぽさがすべてを象徴するようでした。
いかにもパソコンで作りましたという、あんな色を見せるくらいなら、何も見せずに観客の頭の中で想像させた方がいいのに。
それと藤井隆演じる囚人が入っている檻を実際に作る必要があったのかなあ?
動きや物語が停滞していた気がするし、見ていて、やたらに鬱陶しかった。
現代を象徴するような比喩的表現をちりばめただけに、何の説明もしない、お利口な感じが嫌なんだようなあ、何といっても。
CSの番組で香山リカがちゃんと自分の意見を書かないと批判されることへの自己弁護をしていたのを思い出してしまった。
それにしても、どうして藤井隆、島田歌穂があんな役だったのかなあ。(ひ)

イロアセル
10/18~11/5
新国立劇場 小劇場
作 倉持裕
演出 鵜山仁
出演 藤井隆、小嶋尚樹、島田歌穂、剣幸、木下浩之、ベンガル ほか
http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000436_play.html
ひとことで言うと残念な芝居でした。
面白い要素がたくさん入っているのに、それを広げようとしないし、物語としての面白さにつなげようとしない中途半端さにイライラしました。
色のある言葉を使う能力のある人びとが住む島に、ある囚人がやってくることで変化が起こる、という物語。
島では色のある言葉を映し出す機械の利権を巡って汚職が行われていたり、その機械を使うことでツイッターのように、世界中の人びとにメッセージを発信できたり、なんていう興味深い話は出てくるんですが、それがストーリーにうまくからんでいかない。
必要以上に説明しないことをよし、として意図的にこんなストーリーにしているのかもしれませんが、いろんな部分が稚拙に感じられて落胆するのみ。
色のある言葉なんていう、面白いけど、相当やっかいなものを出したのに、舞台に映る、その色の安っぽさがすべてを象徴するようでした。
いかにもパソコンで作りましたという、あんな色を見せるくらいなら、何も見せずに観客の頭の中で想像させた方がいいのに。
それと藤井隆演じる囚人が入っている檻を実際に作る必要があったのかなあ?
動きや物語が停滞していた気がするし、見ていて、やたらに鬱陶しかった。
現代を象徴するような比喩的表現をちりばめただけに、何の説明もしない、お利口な感じが嫌なんだようなあ、何といっても。
CSの番組で香山リカがちゃんと自分の意見を書かないと批判されることへの自己弁護をしていたのを思い出してしまった。
それにしても、どうして藤井隆、島田歌穂があんな役だったのかなあ。(ひ)
