89歳の日々

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「風の影」カルロス・ルイス・サフオン を読む

2006-12-29 22:27:57 | 読書
 「風の影」は」スペインの作家によるミステリー。
バルセロナの地図が付いていて、作中に書かれている通りや教会をなぞって歩けるのではないかと思われる。

 以前訪れた、」ピカソの美術館があるユダヤ人街の重々しい雰囲気などが思い出される作風。

 1936年から39年にかけての凄惨なスペイン内戦時代前後がバックになっているが、全体にゴシック小説というジャンルと思われる。古いおどろおどろしい建物、恐ろしい奇怪な雰囲気は、私には珍しいスタイルの本。

 結構面白く読ませて、この忙しい年の瀬に拘わらず読んでしまう。
でも、3人ほどの女性はいずれも同じように妖精のようなはかなげで、兄妹がいて兄の友人がその妹と恋愛関係になる。同じような状況が重なっている。 ヒローイン・フリアンの恋は「嵐が丘」のヒースクリフを思わせる。

 1昨日は会社の最後の日で、自宅にスタッフやお世話になっている方を招き、手料理で忘年会をする。皆様ご苦労様でした。

 「ローストビーフ1k」を焼き、「海老のフライ」は衣の付いているのを生協で求め唯揚げるだけで楽だった。「りんご入りの白和え」「サラダ」「蟹缶と卵のすーぷ」「果物入りの杏仁どーふ」。こんな時間が余りかからないで出来るメニューでした。

 年賀状も何とか書き終わり、明日もう一度お客様をする、メニューを作り買い物をして来て、「花はさくら木」読み始める。なかなか面白い・・。

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