"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“民主党代表選でのNHKの誤報について”

2011-08-30 03:55:05 | 日記

昨日の代表選、ニュース等で発言内容を見ていて、いいな、と思ったのは馬淵さんでした。

5人の候補者の中で、その内容や話しぶりが、最も政治家らしい、と感じました。
 
しかし、代表には選ばれないのだろうなと予想出来ていたことや、民主党自体の限界ということもあり、今回の代表選には、正直関心が持てませんでした。
 
しかし、選ぶ過程においておかしなことがあったとなると、それは全く別の話です。
 
 
馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表
 
NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継放送で、馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援すると報道し、その後の番組の中で訂正した。当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。馬淵氏は代表選終了後、「増税はすべきではない、デフレ脱却を第一に掲げると言ってきた。海江田氏に投票した」と記者団に語った。

 NHKは野田佳彦財務相、海江田両氏が争った決選投票を実況中継するなかで、男性アナウンサーが「鹿野道彦農林水産相の陣営は野田財務相に一致して投票する方針を確認した。また、馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう自らの陣営に呼びかけた」と伝えた。
 その後、この中継番組の中で代表選の解説などをしていた政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税はすべきでなく、決選投票になった場合は私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と説明し、報道内容を訂正した。
 NHK広報局は「馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた」と説明した。
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2つの意味でNHKはルール違反を犯していると思います。
 
一つは、まだ投票の最中に、投票行動に影響を与えるような情報をインプットしたということです。
 
議員さんたちは、だれが勝ちそうかというような情報は、
今後の自分の身の振り方にも関わってくることなので、
これを最重視して投票行動を行うのでしょう。
 
考えてみると、それによって、自分の投票行動を変えてしまうということは、それ自体、悲しいことではあります。
 
ただ、それが現実でもあり、日本では派閥単位で動くことを考えると、
今回の情報は大変重要なものだったと思います。
 
 
もう一つのルール違反、これは更に決定的なものですが、
その情報が全くの間違いだったということです。
 
海江田経産相以外の候補者に投票するよう自らの陣営に呼びかけた”ということと、
“決選投票になった場合は私の政策に近い海江田さんに投票していきたい
ということは全く逆の情報です。
 
許されないミスだと思います。
 
 
しかし、報道の世界だから誤報もあります。
 
だからこそ、そうした情報をこのようなタイミングでインプットしてはいけない、
ということだと思います。
 
 

2つのルール違反と言いましたが、私は、
実はもう一つ重大なルール違反があると思っています。

 
ルール違反というよりは、許されざること、
と言った方がいいでしょう。
 
 
それは、この間違いが、実は間違いではなく、故意であり、
完全に意図的なものであったということです。
 
少なくとも私はそう確信しています。
 
 
NHKさんは当然そのことを認めないでしょう。
 
誤報であったと通すのでしょう。
 
 
上記NHKの説明、謝罪どころか、誤報であるとさえ言わずによくわからない説明をしています。
 
馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、
取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた
 
投票開始後に伝えた内容は、実は、
取材情報に基づかないものだったとも読めます。(笑)
 
では、一体だれが、うその情報を伝えるように
言ったのでしょうか。
 
 
何が起きていたのか真相を究明すべきだと思いますし、
NHKは全容を説明する義務があると思います。
 
しかし、国民の大批判を浴びて、第三者による真相究明でもされない限り、
これが表に出ることはないのでしょう。
 
例えそれが実現しても、その説明が本当に正しいかどうかもわかりません。
 
 
小沢さんの力が増すことがいやな人が大勢いて、その部分では利害が一致しているからです。
 
小沢さんが本気で動くと、大事にして来た自分の権益がなくなってしまうかも知れない、
と恐れる人がたくさんいるからです。
 
なので、その要素が残りそうな、海江田さんが首相になることを絶対阻止したい人が
たくさんいるわけです。
 
 
繰り返しになりますが、私は、小沢さんの復権を望んでいません。
 
しかし、だからと言って、不正な手段でそれを阻止しようとすることには、断固反対です。
 
 
同じようなことは、昨年の代表選の時にもありましたし、今回の代表選前のマスコミ報道にも
たくさんあったと思います。
 
報道に携わる方々には、様々なプレッシャーがあると思いますが、
その本分を思い出して欲しいと強く願います。
 


“宇宙のほんとうの偉大さについて”

2011-08-30 03:45:01 | 日記

致知出版社「偉人たちの一日一言」よりです。


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        「偉人たちの一日一言」
 
       〜致知出版社が贈る人生を養う言葉〜
                       発行 (株)致知出版社
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 今日の言葉  2011年8月29日(月)
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【宇宙】

 宇宙は
 山も川も海も天も
 善も悪も 敵も味方も
 一様にだきかかえる偉大さを
 もっているとともに
 
 名もない 小さな草の実にも
 小蟻の小さい卵にも
 見残しなく
 あたたかく こまやかな
 愛情を注いでいる
 
 ほんとうの偉大なものというのは
 そういうものだ 


              『東井義雄一日一言』より


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◆◇ 生涯を教育に捧げた「伝説の教師」 ◇◆

        東井義雄氏
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東井義雄(とういよしお)氏は生涯を教育に捧げた「伝説の教師」です。

「子どもは生きている。
 教師はそのいのちにふれないで教育はできない」

「教育は、教師と子どもが向かい合い、
 ふれあってこそ成り立つ」

その基本を徹底的に追求され、
いのちの不思議と大切さを説き続けられました。


「自分は自分の主人公
 世界でただひとりの自分を創っていく責任者」

東井義雄先生の遺された言葉です。


『東井義雄一日一言』の他にも
青少年児童はもちもんのこと、
大人が読んでも心に深く響く

『自分を育てるのは自分』
 〜10代の君たちへ〜

も刊行されており、
多くの方より絶大な支持を得ています。


人生の真理や人間の生き方の根本に触れられる
編集部お薦めの1冊です。


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生涯を教育に捧げたと言われる「伝説の教師」東井義雄さん、恥ずかしながら今まで知りませんでした。


【宇宙】の偉大さについての描写、思わず目を奪われました。


善にも悪にも、大きな自然にも、小さな生き物にも・・・。

万物に注がれる愛情、そのスケールの大きさと、きめ細やかさに胸を打たれます。

まさに宇宙の本質なのだと思います。


“「自分は自分の主人公
 世界でただひとりの自分を創っていく責任者」”

という言葉も、またいいですね。