"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんのこと”

2011-08-27 20:49:19 | 日記

致知出版社(http://www.chichi.co.jp/person.html) ,「人間力メルマガ」よりです。

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     致知出版社の「人間力メルマガ」

                【2011/8/27】 致知出版社編集部 発行
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   このメールマガジンでは、
   人間学を学ぶ月刊誌『致知』より
   そのエッセンスの一部をご紹介しています。

       * *

    世界で初めて無農薬・無施肥のりんごの栽培に成功した
    りんご農家・木村秋則氏。
    
    以前、人間力メルマガでご紹介し、反響を呼んだ
    酪農家・斎藤晶氏とのご対談記事の一部を
    ご紹介いたします。


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       「足りない、足りない、工夫が足りない」
       
       
       
            木村秋則(りんご農家)
        
            『致知』2008年1月号
             「自然の摂理に則って生きる」の記事より
            

                      ※肩書きは掲載当時です。


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実は、以前見たことがある戦時中の新聞に、
こんな言葉があったんです。



「足りない、足りない、工夫が足りない」


って。

私はいつも、この言葉が
頭にこびりついて離れないんです。


結局さ、自分のやったことが間違っているから
(りんごの木の)葉っぱが落ちるんですよ。
間違っているから虫が集まるんですよ。
それを見て、女房が悪い、天気が悪いって、
ほかに責任を転嫁する人が
いまはあまりにも多いと思うんです。

そうじゃなくて、自分が悪いんだと。
自分が勉強不足なんだ、観察不足なんだ、ということなんです。

だから(対談相手の)斎藤さんがおっしゃったように、
誰も気づかないところを見る目、
キャッチする力が大事になってくるんです。

同じものを見ても、表を見るのか、
裏を見るのか、それとも横を見るのか、
その見方によってみんな捉え方が違うと思うんです。

斎藤さんは、牛や馬や人間が歩くところをよく見ていて、
牧草が芽を出していることに気づいたとおっしゃいましたが、
そういうのは、いま見たからってすぐ答えは見えないですよ。

3か月も4か月も見続けてやっと分かることですから。
自然というのは、それくらい長いサイクルで
動いているんじゃないかなと思う。


だけど、きょうやったからきょう結果を出すのが現代社会です。
まるで時間に押し流されるように結果を求めようと
しているのがいまの社会じゃないかなと思います。


自然はよ、きっと笑っているかもしれないです。
人間は一体何をやってるんだと。
せかせか動いてこんなに自然から
かけ離れた社会をつくってしまって。

もう少しのんびりしなさいよ、
余裕を持って自然を見つめてみなさい、
自然の摂理に帰りなさいって、
自然は私たちに話し掛けていると思う。


         (略)


常識の中には間違っているものも
多いんじゃないかと私は思います。

斎藤さんにしても私にしても、周りから
変わり者とされているけれどもさ、
逆に自分の間違いに気づかないでいる人も
すごく多いと思うんです。

学問栄えて国滅びるっていうけれども、
いまの社会の混乱ぶりがそれをよく表して
いるんじゃないでしょうか。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (転載以上)


信じられない苦難を乗り越えて、世界で初めて無農薬でりんご栽培に成功した木村秋則さんをご存じの方、多いと思います。

『奇跡のリンゴ』 という本で、私は初めて木村さんのことを知りました。

リンゴは農薬なして作ることが出来ない、という常識があることを知ったのもその時が初めてでした。

 

農薬なして作ることのできないリンゴ、それは一体なんなのだろう、

それは果たしてリンゴと呼べるものだろうか、と考えてしまいました。

何かリンゴが本来持っている生命力を骨抜きにされて人工的に作られて来たようで、リンゴに申し訳ないという感情も生まれました。

 

アダムとイブの話で有名なリンゴ、なので、リンゴは昔からあったのでしょう。

その時のリンゴは、当然農薬を使っていなかったのだろうと思います。

 

木村さんは、これから人類が目指すべき新しい時代の先頭にいる方々のお一人だと思います。

そして、先頭にいる方のご苦労は並大抵のものではないのだろうと思います。

その言葉一つ一つが、木村さんの深い思いや具体的な経験に裏付けられているように感じます。

 

“「足りない、足りない、工夫が足りない」”

“そうじゃなくて、自分が悪いんだと。
自分が勉強不足なんだ、観察不足なんだ”

“誰も気づかないところを見る目、
キャッチする力が大事になってくるんです。”

“同じものを見ても、表を見るのか、
裏を見るのか、それとも横を見るのか、
その見方によってみんな捉え方が違うと思うんです。”

“もう少しのんびりしなさいよ、
余裕を持って自然を見つめてみなさい、
自然の摂理に帰りなさいって、
自然は私たちに話し掛けていると思う。”

“常識の中には間違っているものも
多いんじゃないかと私は思います。”



アダムとイブのリンゴは、知恵を象徴するものであると言います。

その知恵によって、農薬がなければ育たないリンゴが生まれました。

 

そして、今、新しい知恵によって農薬を使わない自然のままのリンゴが誕生しました。

そのことは、人がこれから自然に回帰していくということを象徴しているようにも思えます。

木村さんは、UFOや宇宙人、そして龍神との遭遇経験もあるようですね。

新しい知恵に基づく新しい時代は、もう始まっているのかも知れません。



 


“島田紳助さんの引退と「アメリカデフォルト」”

2011-08-27 03:21:07 | 日記

今、島田紳助さんの話題で持ちきりのようですね。
 
私自身、問題となっているメールがいつのものかよく分からないし、会見の島田さんも全てを語っていたようには思えないし、なんでこのタイミングなのだろう、ということ含めて、何となくモヤモヤ感があります。
 
島田さんは、億単位の収入があるのに、レギュラー番組一つなくなるだけで収入面の心配をしていたと言いますから、引退というのはやはり大きな決断だと思います。
 
すると、島田さん自身に、まだまだ表に出ていないことがあるのかなと思ったり、芸能界へ波及することを防ぐためのシッポ切りだったのかと思ったり・・・。
 
本来、あまり関心のない内容のはずなのですが、少し気になっていました。
 
 
そんな中でこんな記事を見つけました。
 
“島田紳助氏の引退と「アメリカデフォルト」”
 
脇田 栄一さんと言う金融アナリストの方が書かれた記事です。
 
この記事にも出て来ますが、オバマ大統領がサインしたという“「国際犯罪組織」に金融制裁を科す大統領令”についてのニュース、その中に日本の“YAKUZA”という名称も入っていたので、おやっと思っていました。
 
「やくざ」に制裁=薬物取引や人身売買で-米大統領 
 【ワシントン時事】オバマ米大統領は25日、国境を越えた犯罪行為で利益を上げる「国際犯罪組織」に金融制裁を科す大統領令に署名、薬物・武器取引や人身売買を展開しているとして、日本の「やくざ」を制裁対象に指定した。
 同日発表した「国際組織犯罪に関する大統領戦略」の一環で、このほか、イタリア、メキシコ、旧ソ連を拠点に活動する3団体を制裁対象に含めた。
 財務省の声明は、日本の暴力団が2008年時点で8万人の構成員を抱えると指摘。覚せい剤を中心とした薬物取引や武器密売のほか、東アジア各国の犯罪組織と連携し、売春や人身売買などの「深刻な犯罪」を行っていると言明した。
 また、建設・不動産・金融業界でフロント企業を使って違法な収益を上げる一方、米国内でも薬物取引やマネーロンダリング(資金洗浄)などの活動を行っていると説明した。ただ、声明では、暴力団の具体的な組織名を挙げていない。(時事ドットコム2011/07/26-01:35
 
内容としては不思議なところはありませんが、この時は、米国がデフォルトになるのではないかと一番騒がれていた時でした。
 
オバマさんもデフォルト回避のために、議会、野党等との調整に没頭していた時期です。
 
タイミングがタイミングでした。
 
 
お金回収のためには、もう手段を選ばないということかな、と思いながらこの記事を読んでいました。
 
第二次大戦時に、日本軍がフィリピンに隠したとうわさされる大量の金塊、そこにやくざも絡んでいたと聞きます。
 
それも含めて米国が手を伸ばそうとしているのかな、と夢想したりもしました。
 
ま、それはともかく、アメリカの制裁措置が、日本の芸能界に「玉突き」を起こした、と見る事はできるという脇田さんの指摘はやはり正しいのだろうな、と思います。
 
「これらの犯罪組織の活動を支援している企業や個人の資産も凍結する」という中で、米国からプレッシャーを受けた日本政府、そして警察が実績を示そうとした。
 
今後、ここから更に横に広がっていくということもあるのかも知れません。
 
 
ただ、私自身は、今回の島田さんの件、特にそのタイミングや、米国が本当は何を考えているのか含めて、まだ腑に落ちていません。
 
民主党の党首選が迫っていることもあり、政治的な要素も含んでいるように感じています。
 
しかしその背景はどうあれ、これらの現象は、金融経済の変化、そして、隠されていたことが表に出てくる流れの一環として説明出来るのではないかと思います。