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府知事後援会主催のパーティー券受注業者が斡旋 友人だから問題ない

2010-05-25 | ニュース

5月24日。大阪の新聞が、夕刊で報道したのがこのニュース。

大阪府の橋下徹知事の後援会が08年6月に開催した政治資金パーティーで、当時、府発注事業の契約期間中だった大阪市内の建設会社社長が、180万円分のパーティー券販売を斡旋。
社長の建設会社は、府営住宅建て替え工事(約5億6000万円)の契約期間中だった。
同社はその後も、道路工事(約2億6000万円)▽防潮堤補強工事(約2億6000万円)--など府の事業を受注していた。

橋下知事は毎日新聞の取材に対し「(社長には)あっせんで汗を流してもらったが、(社長から)お金をもらったわけではない。友人として売ってくれたのなら、問題はないと思う」と話した。

というものです。

後援会の担当者は「当時、府の事業を受注しているとは知らなかった」。
橋下知事は「個人の資格で買ってもらったので問題はない。ただ、(その後は)友人が一線を引いたみたいだ」(朝日新聞)

「企業にパーティー券購入を依頼しないことにしており、個人にしか販売していない。今回の社長も小学校のころからの友人として個人で協力してくれた」(産経新聞)

とも報道されれいます。
友人の建設会社社長の話。

「公共事業で知事に依頼したことはない」

まあ、妥当なコメントですね。(これ以外にコメントしようがないでしょう)
2008年の府知事の政治資金パーティと言えば。

★建設業&建設コンサルタントを営む叔父さんが100万円分購入したというのが問題になったこともありました。
(府知事就任後、叔父さんの会社の公共工事受注額は2倍になった。府知事のコメント:「知事の就任祝いとして購入してもらった。入札は公正で問題はない」)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091205/crm0912050018004-n1.htm
★エキスポランドの跡地にパラマウントのテーマパークを誘致しようとしている投資会社「燦(さん)キャピタルマネージメント」の社長が知事後援会主催のパーティー券を購入していたことも問題になりました。(パーティー券2回分で計2万5千円。後援会費6千円。と少額ながら、この前後知事は盛んにパラマウント誘致を口に出していた。府知事のコメント:「飲食もしてもらっているので返金はしない。オープンにすることでチェックを受ける」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100318/lcl1003182312009-n1.htm

で、今回の府知事のコメント:「斡旋で汗を流してもらったが、(社長から)お金をもらったわけではない。友人として売ってくれたのなら、問題はないと思う」

問題ないの!?

府知事は昔から金に汚いイメージがありますが、ホントに汚いな。
(商工ローンの関係会社の顧問弁護士で、裁判に負けたことがないと豪語していましたが。裁判の相手って、金を借りて貸しはがしとか、連帯保証人とか、根保証を付けられた人ってことですよね?)

橋下府知事は人気があるので、
「府知事が問題ないと言っているなら問題ない」
「利益誘導をしたわけではないから問題ない」
と言う人もいますが…。
個人的には問題あると思うけどなぁ。

府知事関係の灰色記事は、後追いが出ません。
前の叔父さんの時も、府が問題なしとの調査結果を出していたし…。
(叔父さんも、燦キャピタルも、お金は返さなかった)
今回の問題も、この報道だけで終わりそうです。

asahi.com(朝日新聞社):橋下知事のパー券180万円あっせん 府事業受注の業者 - 社会
パー券を府工事受注業者が斡旋 橋下知事「小学以来の友人」 - MSN産経ニュース
橋下・大阪府知事:後援会主催のパーティー券、受注業者があっせん - 毎日jp(毎日新聞)
橋下知事パーティー券 大阪府事業 受注業者が販売斡旋|MBSニュース-MBS毎日放送の動画ニュースサイト-

 

橋下・大阪府知事:後援会主催のパーティー券、受注業者があっせん(毎日新聞)

大阪府の橋下徹知事の後援会が08年6月に開催した政治資金パーティーで、当時、府発注事業の契約期間中だった大阪市内の建設会社社長が、180万円分のパーティー券販売をあっせんしていたことが分かった。こうしたあっせんについて法的な規制はないが、専門家は「行政の中立性への疑念を招きかねない」と指摘。知事後援会の担当者は「社長の仕事の内容を知らなかった。今は、府の事業にかかわる方には(あっせんを)お願いしないようにしている」と話した。

 橋下知事は毎日新聞の取材に対し「(社長には)あっせんで汗を流してもらったが、(社長から)お金をもらったわけではない。友人として売ってくれたのなら、問題はないと思う」と話した。

 パーティーを開催したのは「橋下徹後援会」(大阪市)。同会の08年の収支報告書によると、社長を含む計8人が同年5月19日からパーティー当日の6月16日にかけて券の販売をあっせんし、計1682万円を集めた。後援会は同年、このパーティーの売り上げ(1819万円)を含む総額約2400万円の収入を計上した。

 この時期、あっせんした社長の建設会社は、府営住宅建て替え工事(約5億6000万円)の契約期間中だった。同社はその後も、道路工事(約2億6000万円)▽防潮堤補強工事(約2億6000万円)--など府の事業を受注。社長によると「知事とは幼なじみ」というが、「公共事業で知事に依頼したことはない」としている。

 

橋下知事のパー券180万円、受注業者があっせん(朝日新聞)

橋下徹・大阪府知事の後援会が2008年6月に初めて開いた政治資金パーティーをめぐり、当時、府の事業を受注していた知事の友人の建設会社社長が180万円分のパーティー券販売をあっせんしていたことが関係者への取材でわかった。

 公共事業を受注した業者が関係する政治家らのパーティー券のあっせんを禁じる法規制はないが、後援会は「誤解を与える恐れがある」として、その後は府の受注業者にあっせんを頼まないことにしたという。

 後援会の説明や政治資金収支報告書によると、08年1月の知事選で橋下知事を応援した小学校時代からの友人がパーティー券販売をあっせんした。パーティー収入は総額1819万円。友人の建設会社は07年3月に府営住宅建て替え工事を約5億6千万円で落札していた。

 後援会の担当者は「当時、府の事業を受注しているとは知らなかった」。橋下知事は「個人の資格で買ってもらったので問題はない。ただ、(その後は)友人が一線を引いたみたいだ」と話した。


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