私が仕事で一番苦手だったのは、とある電話でした。
社内のとある人の悪口(悪口?)を言って切る。
という匿名・番号非通知の電話。
電話に非通知。と出ただけで。
でも、非通知で掛けてくる人は結構いるもので、その人とは限りません。
(悪口さんは最低でも2人いるようでしたが)
勇気を出して(心構えをして)出て悪口電話だと。
電話を切る勇気も無く、相手が切るまでただ聞く。
先輩には、「聞かずに切れ。気にするな」と幾度も言われましたが、
最後まで対応できませんでした。
これ、きついんですよね。
切れない自分を《駄目》だと思うのですが、
その口調だけで脳みそは痺れて吐き気がするし、実際吐きかけます。
(胃液を吐くのが嫌の人なので、吐きませんが吐き気は襲います)
そして後に引く…。
一度、本当にリアルな下ネタ(の悪口)を言われた時は、流石に吐きに行きました。
(しかし、胃液は出さない。吐き気だけ)
矛先が私に向いたときも、気分は悪かったけど、他人への悪口を聞かされるほうがキツイ。
多分、私に向かう悪口は耐え切れないのでどこかでスイッチを切っているのでしょう。
(そのスイッチを知覚したい)
で、色々とサイトめぐりをしている時に対応を見ました。
《褒める!!》
おおっ!!
「○○のせいで製品が云々…」
という悪口で、相手が社内の人間っぽかったら、
《相手を褒めろ》だそうです。
「お仕事お疲れ様でした。
あなたのお陰で良い製品が作れているんですよ」
と言う。
とにかく言う。
とにかく褒めてみる。
嫌な悪口電話でも言う。
電話を切らずに褒めてみる。
どんなに気分が悪くても褒める。
相手が厭味と取ったら…なんて思わずに褒める。
人間は、電話を切ってスルーするよりは、対応した方が気分がよくなるそうです。
無視できないなら、逆手にとって褒めろ。
そして相手を褒めた自分をよくやったと褒めてあげよう!!
と書いてありました。
それで相手が貴方にだけは悪口電話を言わなくなったら、
ラッキーじゃないか!
と。
ちょ、目からウロコが落ちましたよっ!
いや、最後まで実行できなかったんですけどね。
でも、この一文で随分気が楽になりました。
まあ、最後までしていたのですが。
機会があれば試してみよう。
ポジティブな考え方って、そういうものなんですねぇ。
(↑いまさら?)