つれつれたれたれ

日常のことなどのんびり書いていきます。

たいせつなきみ

2008-05-05 | 読書

 

今日は久しぶりに読書感想を。
たいせつなきみ』です。

名前に惹かれて手に取りました。表紙を開けると贈り物にする為のスペースが。


小さな木の小人・ウィミックのお話です。
彼らは皆、エリという彫刻家が彫ったもの。
ウィミックスたちは同じ村に住んで、他の仲間に金の星のシールか、駄目印の灰色のシールを貼って過ごしていた。
パンチネロは灰色のシールを体中に貼られてしまった小人。
「あいつは だめなこびとだからな」と言われて、
自分でもそう思い込んでしまった小人。
でもある日、丘の上のエリに会いに行きます。
そしてそこで大切な事を教えられて・・・。

作者のマックス・ルケードは米国人の牧師さん。
話の下敷きはキリスト教の神と人間についてです。
でも宗教色はそれほど強くありません。
内容は大人向き。
生きていることに疲れてしまったり、自信をなくしたりしたときに読むといいかも。
競争に追いまくられている中高生にもオススメです。
この本を読んで、本気で泣きかけました。