河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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NASAが段階的に公開か~「ETの住む星ケプラー452bと……ERI82星」

2015-08-01 18:19:12 | 日記


今宵、「河村龍一の銀河鉄道の夜」に訪問されました皆さまを、夢とミステリーの時空にご招待します。

「地球外生命体について、10年以内に確かな兆候が得られ、20~30年以内に決定的な証拠がつかめると確信している」

今年7月7日、米航空宇宙局(NASA)の女性主任科学者エレン・ストファンさんが、米ワシントンDCで開かれたパネルディスカッションで、このような衝撃的発言をしたために現在、欧米では大きな話題となっています。

宇宙関連の米ニュースサイト、スペースドットコムや米CBSニュース、米CNNテレビなどによると、NASAの他の研究者も太陽以外の恒星のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)で地球に良く似た惑星が多数、見つかっている点を指摘し、彼女の主張に同意しているとのこと。

さらに先週、タイミングよく、
「“地球のいとこ”発見? 生命の存在に期待」
との驚愕すべき報道がありました。

NASAは23日、地球から1400光年彼方のはくちょう座の方向にある太陽に似た恒星の周囲を、直径が地球の1・6倍の惑星が回っていると発表しました。

この星は地球のように岩石質で、水や大気を持つ可能性があるそうです。
「地球より大きくて年上のいとこのような星。これまで見つかった中で生命を育む環境を備える可能性が最も高く、『もう一つの地球』を将来探すのに役立ちそうだ」

「ケプラー452bは、太陽によく似た星を周回している。この星は、太陽より15億年古い」

「太陽が年老いて輝度が増大する中で、今から10億年以上後に地球が経験することが、ケプラー452bでは今まさに起きている可能性がある」

以上、NASAの声明です。

なお、NASAの情報によりますと、
1 系外惑星の名前 
「ケプラー452b」
2 同惑星の公転周期 
385日(ケプラー452bの公転半径が地球と太陽の距離に近いため、地表に水が存在する可能性がある)

3 母星である恒星 
太陽より20%ほど明るく、年齢は60億年(太陽は46億年)、太陽に比べて質量が4%大きい

4 ケプラー452bの質量 
地球の5倍と推定され、重力は2倍も大きい
(大気組成や生命を育む海があるかどうかは不明)

地球の探査機がケプラー452bに到達するには、光速度でも1400年かかります。
先般、冥王星に最接近した無人探査機ニューホライズンズは秒速15キロの速度ですので、同探査機が地球からケプラー452bに到達するには2800万年以上もかかる計算になります。

たとえケプラー452bにET(地球外知的生命体)が存在したとしても、現在の地球上の科学力では、互いに交流できる距離ではありませんね。

しかし、希望はあります。
それには、通常の概念を一度捨ててください。
そしてケプラー452bは、地球より15億年以前に誕生した「地球に酷似した」系外惑星であるという事実を認識してみてください。

仮にですがケプラー452b上に、地球と同様な生命体が発生し同様な進化を辿り、人類と同じような知的生命体も誕生して科学文明を持っていたとしたら、それは「人類の文明よりは15億年以上も既に進化した科学文明」となっているでしょう。

この事を想像してみてください、「現在の人類より15億年以上も進化した科学文明」です。

逆に、現地球人類が滅亡することなく15億年以上も進化し続けていたとしたら、それは夢のような文明社会となっているはずですね。
地球上にはもはや戦争も犯罪もなく、人類は全ての病気も克服して「不老不死」が実現しているかも知れません。

15億年後の人類の科学テクノロジーは光速の壁も既に克服し、宇宙旅行には効率が悪く実用的でない化学・原子エネルギーはもはや太古の遺物と化し、銀河恒星間航行には新たな未知の航法で宇宙に進出することが可能となっているでしょう。

ET探査ですが、何もケプラー452bのような1400光年も離れた系外惑星を対象にしなくても、もっと近隣の恒星系に同様な系外惑星が発見されているのにもかかわらず、NASAはなぜそれらの惑星探査に消極的なのでしょうか。

例えば、次の恒星系なども……。
1 テーブルさん座アルファ星 
スペクトル分類 G5V(太陽と近似の恒星)
距離 33・1光年
質量 太陽の1・103倍
年齢 53億年(太陽は46億年)
*黄色矮星で、太陽よりも若干小さく表面温度は低い。

2 エリダヌス座82番星
スペクトル分類 G8V(太陽に近似)
距離 19・77光年
質量 太陽の0・97倍
表面温度 5.338度(太陽は6.000度)
エリダヌス座82番G星は金属量が低く、この恒星の年齢は宇宙年齢(145億年)に近く、銀河系史の早い時期に形成されたものと見られる

3 レチクル座ゼータ星1・2
(1)ゼータ1

スペクトル分類 G1(太陽と酷似)
距離 37・9光年
質量 太陽の0・98倍
年齢 80億年

(2)ゼータ2
スペクトル分類 G2(太陽と同じ)
距離 37・8光年
質量 太陽の1・12倍
年齢 80億年

*他に高い数値(太陽に似た数値=ET探査有効数値)を与えられた恒星はケンタウルス座アルファ星B、へびつかい座70番星A、カシオペヤ座イータ星A、くじゃく座デルタ星など。

どうでしょうか?
NASAは、1400光年も遥か彼方に離れたケプラー452bなどでなく、これらのG型恒星系外惑星の探査を優先してほしいものですが……その理由は、過去のブログに掲載してありますので、そちらの方も閲覧してみてください。