河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜

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「遺体写真でストレス 元裁判員の訴え」~ふざけるな!

2014-09-30 23:28:04 | 日記
(ペガサス座流星群)
今宵、銀河鉄道の夜に訪問していただき、ありがとうございます。
現実の世界に疲弊した皆さまを、夢とロマンの時空にご招待します!

わたくし河村龍一は犯罪被害者や遺族の感情を考慮し、加害者側の人権擁護に偏重することのないよう、適切かつ公平な裁判員裁判が行われるために、このブログで一言だけ述べさせていただきます。

「国民に参加を強制する裁判員制度は憲法に違反する」
去年3月に開かれた強盗殺人事件の裁判で、遺体の写真を見せられ急性ストレス障害になったのは裁判員制度が原因だとして、国に賠償を求めた某女性のコメントです。
そして、某女性は国に200万円の賠償を求める裁判を起こしました。

それに対し、福島地裁は
「重い負担になる場合は辞退を認める仕組みがあり、国民の負担は合理的な範囲で、裁判員制度は憲法に違反しない」として、この女性の訴えを退けました。

「裁判員を務めたことが原因で急性ストレス障害になったとしても我慢しなければならないというのは制度としておかしい」
判決後に会見した原告の某女性のコメントでした。

私はこの女性を誹謗中傷するために、このブログ記事を書いているのではありませんので、はじめにおことわりしておきます。

あくまでも、続発する凶悪殺人事件の抑止力として『刑法厳罰化』を訴え、犯罪被害者や遺族の支援活動に従事している者の観点から述べるので、あしからずご了承願います。

たしかに、普通の一般市民が殺人事件被害者の惨い遺体の写真を見せられたならば、尋常な精神状態ではいられなくなるでしょう。
ある意味では、この女性の心理も理解できます。

じゃあ、某女性は遺体の写真を見せられてしまうと分かった時点で、裁判員を辞退すればよかったでしょう。

「裁判員制度では審理に参加したり証拠を見たりすることで、精神的に重い負担になると予想される場合は辞退を認める仕組みがあり」
と、福島地裁の潮見直之裁判長が述べているではありませんか。

それを、某女性が裁判員になり被害者のご遺体の写真を見た後になってから、国に200万円の賠償を求める裁判を起こすのは、非常に不合理な訴えであり理解に苦しみます。

なぜ、裁判になれば被害者の遺体の写真を見せられてしまう、と説明された時点で裁判員を辞退しなかったのでしょうか。

それに、「遺体の写真を見たことなどが原因で急性ストレス障害になった」とは、亡くなられた被害者に失礼ではありませんか。
だいたい、某女性に急性ストレス障害を与えてしまった根本的な原因は「国」ではなく、「犯人」でしょう。
某女性が訴えるのならば、犯人を訴えるのがスジだったのではないでしょうか。


現実問題として、殺人事件の現場に急行する警察官などの捜査関係者や犯罪被害者遺族、司法関係者などは毎回事件の都度、被害者の無残なご遺体に直面しなくてはなりません。

その想像を絶した心境について、この某女性に知っていただきたいのです……決して、あなただけがストレスを感じているのではありません。

あなたが裁判員を務めたことが原因で急性ストレス障害になったというのであれば、殺人事件の現場検証に携わっている捜査関係者や検察官、監察医などをはじめとして、裁判官、そして犯罪被害者遺族の皆さんは、いったいどうなるのでしょうか?

それとも、あなた以外の人たちは大丈夫だと思っているのでしょうか。
それに、残虐な殺戮に及んだ凶悪殺人犯たちを日々処遇している刑務官たちの心労など、あなたは少しでも考えたことがありますか?

先日、「神戸女児バラバラ殺人事件」が報道されたばかりですね。
その他にも、日本では連日、凶悪殺人事件が発生しています。
そこでは、捜査関係者などが被害者の無残なご遺体に直面しながら捜査して、残虐な犯人を一刻も早く逮捕し、法廷で厳しく処罰しなくてはなりません。

職業とはいえ、あなた以外の誰かが日々、「見たくない現実」を見せられたとしても、凶悪犯罪の抑止上、また犯罪被害者や遺族の無念を晴らすためにも、事件現場の甚大なストレスに耐えながら凶悪事件に立ち向かっているという現実を知ってほしいのです。

また、それに呼応するように、正義感のある一般庶民の方々が裁判員となった時には、職業裁判官よりも重い判決を下しているという現実があるのですよ。

この度の報道により今後、裁判員になるのをためらっている方にお願いいたします。
是非、被害者のご遺体などの写真を見ていただき、凶悪事件の態様を全て知ってほしいのです。
残虐な犯行手口について、十分検証してください。

そして、二度と悲惨な犯罪被害者や遺族が発生することのないよう、残虐非道な犯人たちを極刑に下してほしいのです。