てんくんのお気楽日記

気が向いたら書く健忘日記

新潮100冊2012 スタート

2012-07-03 | 読書

柴田 よしき

ふたたびの虹

丸の内で、京都のおばんざいを出す

小料理屋を営む女将は訳ありな

過去がある

そんな<ばんざい屋>の常連さんたちの

人間模様を描いている

ほんのりとした大人の物語が、ゆったりと

流れていく

道尾 秀介

ソロモンの犬

新潮100冊と勘違いして購入

飼い犬が突然暴走して、トラックに撥ねられ

死んでしまった大学助教授の息子の

死の真相を、助教授の教え子が疑問に感じ

調べ始める・・・

チョット捻りすぎな印象

個人的にはしっくりこなかった

乃南 アサ

嗤う闇

女刑事 音道貴子シリーズ

シリーズ第5弾 短編

切ない人間模様の4作

音道さんは隅田川東署に移動

最近女っぽくなった音道さん

キリリとした凍える牙の頃が好きだなぁ~

ボクの町

チャランポランな若者が安易にオマワリさんに

なって、ドタバタお騒がせ

ハッキリ言ってこんな新人がいたら、速攻

射殺じゃ(笑)

皆が優しいのがイライラする

しかし、最近のゆとり世代はこんな感じ

なんだろうなぁ~

あぁ~ ヤダヤダ(笑)

筒井 康隆

旅のラゴス」2011年度新潮100冊

SFファンタジー

筒井康隆は初めて

生涯を旅人として過ごすラゴス

不思議な話なんだけど、なんだか

面白かった

未来のような古代ののような世界観に

意外とハマる

有川 浩

レインツリーの国」新潮100冊

ネットで見つけた本の感想

自分が好きだった忘れられない本の感想

しかも自分と似てるけど、どこか違う感性

思い切って送ったメールがキッカケ

だった・・・

爽やかな恋愛小説

吉田 修一

さよなら渓谷」2011年度新潮100冊

実際にあった事件がモチーフな感じ

話の中心は隣家に住む夫婦みたいな2人

世間が注目した幼児殺害事件のトバッチリを

受けて、暴かれていく2人の過去

それは意外なものだった・・・

なんだか後味の悪い小説だった

西村 賢太

暗渠の宿」2011年新潮100冊

私小説・・・

だそうだが、本人も見たことがあるけど・・・

最低な人間が描かれている(笑)

大嫌いなタイプ

なのだが、ついつい読んでしまった

最後は可哀相というか、哀れになって

切なくなった

白石 一文

心に龍をちりばめて

2011年度新潮100冊

大人の純愛小説・・・

元ヤクザだった幼馴染とエリートの恋人との

間で揺れ動く女性

主人公の女性は息を呑むほど美しいが

施設出身

ありがち過ぎる感じもぬぐえないけど、割と

好き

恋愛小説をあまり読まないので、ドロドロが

酷いと読む気が削がれるので、これぐらい軽い

タッチが丁度良い

佐藤 多佳子

黄色い目の魚

2011年度新潮100冊

青春小説

偏屈で友達を拒絶する、風変わりな女子高生の

主人公

そんな自分を持て余してるけど、自分では

どうにも出来ない

そこそこ友達と仲良くやってるし、部活にも

入ってるけど本気で頑張ることが出来ない

男子高生との青春ラブストーリー

なんか高校生に戻りたくなった~(笑)

浅田 次郎

夕映え天使」2011年度新潮100冊

短編小説

表題の「夕映え天使」他六編

あまり印象の残らなかった短編集だった・・・

ホロリとする話もあったけど、全体に印象が

薄い

遠藤 周作

沈黙」2011年度新潮100冊

キリシタン禁制時代に、密入国してまでも

布教しようとした司祭の話

宗教の難しさと苦悩が描かれている

宗教論をする気はないけど、個人的に一言

勧誘(布教)はされたくない

自分の意思で信じたい神を信じるのだ

だって唯一絶対はないもの~

司馬 遼太郎

燃えよ剣」上・下 新潮100冊

涙が止まらなかった

土方歳三の揺るぎのない生き方に

そして、彼に魅了されて彼の為に命を

かける人々に

新撰組の話は沢山あるとおもうけど

司馬遼太郎ほど生き生きと躍動感溢れる

土方歳三の生涯を描いた人はいない様な

気がする(笑)

近藤勇が結構残念な人だったのが

びっくり(笑)


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