・江國 香織
「きらきらひかる」
新潮100冊
アル中の妻とホモの夫の不思議な
夫婦関係
読んであたしが感じたのは、妻が
痛々しい・・・
自分はアル中で情緒不安定なんだから
ホモだけど優しい夫を理解して受け入れ
なきゃって気持ちに無理がある気がする
夫を愛してないならそれでもいいが
愛してるから痛い痛しい
・桐野 夏生
「東京島」
新潮100冊
映画化もされてる
映画は見てないけど、主人公の清子が
木村多江じゃ・・・
面白さが半減する気がする
小説の設定の方が断然面白い
無人島に漂流した中で、主人公だけが
女性
若い男、不良くずれ、インテリ
外国人と様々な男が選び放題・・・
これは楽園なのか
・唯川 恵
「恋せども 愛せども」
血で繋がってない4人の家族
祖母・母・同い年の娘
この関係が心地良い
気風が良く愛情深く、潔良い祖母と母が
凄く素敵
この2人も血は繋がってない
血の繋がりだけじゃない家族愛が、読んでて
気持ちが
・赤川 次郎
「無言歌」
新潮100冊
遠い昔 学生時代好きで良く読んでた
赤川次郎の作品
内容も変わらない赤川ワールド
軽く読める
高校生の主人公の日常生活に、父や母の
大人の事情が絡んでくる
父の愛人、母の女の部分夫婦の社会的
地位への欲望・・・
ドロドロになりがちな内容を爽やかに軽い
タッチで書いている
・荻原 浩
「コールドゲーム」
新潮100冊
昔 イジメていたクラスメートから
突然復讐をされはじめる
危機感を感じた、イジメの中心にいた問題児の
亮太からの召集で、クラスメート達が過去を
振り返る
イジメはやったヤツも見てたヤツも同罪
一緒にやらなきゃ自分が標的なるとか
仲間外れにされるとかの言い訳も関係ない
むしろその方が卑怯で卑劣
報復されても自業自得
狂気の結末が・・・
恐ろしい小説だった
・乃南 アサ
「不発弾」
短篇集
人の心にある不平不満が抑えられなくなって
爆発する・・・
でも、関係ない人に爆発するのだけは勘弁して
欲しいわ
「結婚詐欺師」上・下
プロの結婚詐欺師の橋口
勿論偽名(笑)面白い様に騙される女達に
読んでて唖然とする
こんなにもコロっと騙される手口を是非
体感してみたいとさえ思った(笑)
昔の恋人が騙されようとしている事に
動揺した刑事の行動が女々しくて
めっちゃ嫌いなタイプ(笑)
「幸福な朝食」
今、柴田よしきと並び好きな作家
乃南アサの処女作
女優を目指すが、自分とそっくりな顔の
少女が先にデビュー
影の生活になってしまった女性が、精神が
崩壊していく様子がなんだか恐ろしい・・・
・柴田 よしき
「水底の森」上・下
アパートの一室で顔を潰された死体が
発見された・・・
出だしでめっちゃ読みたくなった
捜査をする刑事にも、そのアパートに
暮らしていた夫婦にも謎の過去が
少しずつ解き明かされていく謎が、凄く
気になり一気読み
「激流」上・下
中学修学旅行の京都で、突然行方不明に
なった同級生
二十年も経ってから、その時一緒だった
メンバーに、行方不明になった少女
冬葉から謎のメールが届く
何故?今頃? 目的は何?
戸惑うメンバーの生活に暗い影が・・・
没交流だったメンバー 友情もなかったのに
同じ境遇になったことで、友情・愛情が
芽生え始める
「流星さがし」
京都の人情派の弁護士事務所で働いていた
主人公
勉強の為に東京の大きな弁護士事務所で
武者修行をすることになって、挫折や不満を
感じながらも成長していく
教育係りの女性の彼に対する的確な指摘が
気持ち良い
・雫井 脩介
「犯罪小説家」
久しぶりの雫井脩介の小説
小説家の待居涼司の作品が賞を取り
映画化の話なる
監督は人気脚本家の小野川充
エキセントリックな小野川の決め付けた
会話としつこく、自分本位な行動に読んでて
イライラした(笑)
主人公が嫌な気持ちを持ちながら
振り回されているのにもイライラ(笑)
最後の結末に・・・
解消しちゃいけないのに解消しちゃう感じ