・佐藤 多佳子
「サマータイム」
人のいない土砂降りの雨が降るプールで
出会った進と広一
広一は、左腕と父親をなくした大人びた繊細な
雰囲気の少年
進と進の姉佳奈は広一と知り合った夏を
忘れない
それぞれの大人になっていく心の変化
青春の1冊
・畠中 恵
「こころげそう」
畠中さんの江戸物
幼馴染の男女9人
大人になると、それぞれが色々な悩みを背負う
江戸の町を生きる人々の姿が生き生きと
描かれている
・江戸川 乱歩
「江戸川乱歩傑作選」 新潮100冊
大正から昭和にかけての推理作家
知らない人はいないよね~
その乱歩の初期の傑作短編集
中でも「芋虫」は・・・
記憶に残る恐怖小説だわ
・三島 由紀夫
「仮面の告白」 新潮100冊
こちらも知らない人はいないのでは?
戦後の日本文学を代表する作家の一人
右翼的な思想の作家としても有名
高い評価を得たこの作品は、当時はなかった
同性愛を扱った作品
自伝的な要素の強いこの作品は、自己愛に
満ちている気がする
相当なナルシストだったのだろうと伺える
中々・・・読み進むのが難しかった
・小野 不由美
「屍鬼」1~5巻 新潮100冊
本屋さんでずっと気になってた本
何度も手に取りながらも、知らない作家
だったので、いきなり5巻ある作品を読むのに
抵抗があったので躊躇してたが
新潮100冊にあったし、読んでみることに
旦那さんが綾辻行人ってことも買ってから
知ってびっくり
って云っても、綾辻行人も
読んだことないけどね(笑)
思い切って読んで良かった
面白いっ
閉ざされた寒村
次々と死んでいく村人
排他的で、昔の儀式を重んじる村
あたしの好きな要素満載(笑)
読んでいて背筋が寒くなる
生と死
何をもって生なのか、人とは、正義とは・・・
考えさせられる話だった
所詮人は生きること、自己を保つことが
一番大切で、それには終わりがないのだと思う
一気に5巻読むほど面白かったけど・・・
寺の副住職 若御院の副業の小説が
要所要所に出てくるが、くどい
ラストに向けての伏線なんだと思うけど
チョッと読みづらい
「魔性の子」
「屍鬼」が面白かったので
直ぐに買ってしまった
これがキッカケで「十二国記シリーズ」を
知ってしまい、すっかりハマって
しまいました
シリーズの番外編だと思うけど、これだけで
独立して読んでも面白かった
「月の影 影の海」上・下
「風の海 迷宮の岸」
「東の海神 西の滄海」
「風の万里 黎明の空」上・下
「図南の翼」
「黄昏の岸 暁の天」
「華胥の幽夢」
この世界は読んだものにしかわからない
基本ロールプレイング好きな人なら絶対
お薦め
そうでない人も、ファンタジーや異世界の
物語が好きなら絶対お薦め
まだシリーズは続くから、早く読みたくて
しょうがない
ちなみにハマり過ぎて夜も寝れなかった
宮部さんの「ブレイブ・ストーリー」
以来のヒット