やっと半分
いったと思ったら・・・
２０１１年のキャンペーンが始まり半分弱に
なってしまった
しかもせっかく読んだ本もスタンプ押せず
気を取り直して２０１１
・山田 詠美
「僕は勉強ができない」
青春小説
女の子が好きなタイプの男の子が主人公
勉強はできないけど、人生の経験や楽しみ方
を知っている
複雑な家庭環境を自分の価値観でサラリと
かわす主人公に共感
でも母親の価値観は微妙・・・
・川上 弘美
「センセイの鞄」
３７歳の中年女性と、６７歳の初老の
元高校の先生の恋愛
簡単に書くと何だか年齢差こそあるが
ただの恋愛小説なんだけど、小さな居酒屋さん
に一人で入り、粋に一人酒をする２人の
一人を満喫してる人生観が割と心地良くて
共感してしまった
主人公が段々センセイに惹かれていく様は
・・・あまり好きじゃない
（共感できないかな）
・津原 泰水
「ブラバン」
冴えない中年になってしまった主人公が
突然先輩から結婚式に演奏して欲しいと
言われ、高校時代のことを、鮮やかに
思い出す
色々な思い出と共に高校の部活で
青春を謳歌していた様子が生き生きと
書かれている
・ベルンハルト・シュリンク
「朗読者」
１５歳の少年が、ある日２０歳以上年上の
女性と知り合う
彼女はまだ少年と呼べる彼に、性を教える
彼は、彼女が請うままに本を朗読してあげる
ある日突然姿を消した彼女と、青年になって
再会した彼は、知らないことだらけだった
彼女を、少しづつ知る・・・
・奥田 英朗
「家日和」
ごくごく普通にある出来事の短篇
奥田さんらしい切り口での、普通だけど
チョットお馬鹿で可笑しい人達を書いている
苦笑あり、微笑ましくありの平和な家族の
平和な話
・柴田 よしき
「所轄刑事 麻生龍太郎」
柴田さんの本歴が浅いので面白いタイトル
だわ
と読んだ
何だか、シリーズものに登場する
キャラクターみたい
短篇で読みやすかった
簡単に見える事件の納得できない部分を
推理し、本当の解決に導く若き刑事
設定も面白い
同性愛者
なかなか凄い設定だね
・乃南 アサ
「５年目の魔女」
乃南さんも、新潮１００冊で初めて読んでから
なので浅い
普通のＯＬが見せる悪魔のような性格
恐ろしい・・・
怖いけど、憎らしいけど惹かれてしまう魔力に
魅せられた主人公は、自らその魔女に
取り込まれていく
