てんくんのお気楽日記

気が向いたら書く健忘日記

今年は完読したい

2012-05-22 | 読書

新潮社ストーリーセラー編集部編

Story Seller」 新潮100冊

伊坂幸太郎・近藤史恵・有川浩

・佐藤友哉・本多孝好・道尾秀介

・米澤穂信が一気に読める

初めての作家、近藤史恵の作品が凄く

面白かった

他は・・・微妙

近藤 史恵

サクリファイス」 新潮100冊

自転車ロードレースの世界

知らなかったロードレースの過酷さとか

凄く面白い

チーム戦だが、個人戦でもありエースと

アシストは分担がハッキリと分かれていて

シビア

面白くてあっと言う間に読んじゃった~ 

橋本 紡

流れ星が消えないうちに」 新潮100冊

ありがちなラブストーリー

主人公の奈緒子は高校から付き合ってた

加地くんを事故で失い

加地くんの親友の巧と付き合う・・・

ラブストーリーは苦手なのでコメントは

難しいけど、ホントにありがちなお話

あたしは奈緒子の感情は共感

出来ないなぁ~

神永 学

タイム・ラッシュ」 新潮100冊

現実離れした探偵もの

軽く読めるが・・・それだけ・・・かな

人の運命のヴィジョンが見える金持ちの

訳ありな美少女

彼女の見るヴィジョンに出てくる人達を

助けようと、探偵の青年が雇われた

彼の過去も訳あり(笑)

伊坂 幸太郎

ゴールデンスランバー」 新潮100冊

堺雅人主演で映画化された小説

小説に入り込むまでに少し時間がかかるが

ラスト近くは面白い

無実の罪、それも首相暗殺という大罪を

押し付けられた平凡な主人公が、彼の

無実を信じたり、そんな事出来ないだろうと

感じる人達に助けられながら国家権力から

逃げる

村上 春樹

海辺のカフカ」 上・下 新潮100冊

村上春樹の不思議な世界観の小説

ノルウェーの森・アフターダークよりも

ずっと面白かった

父親から独立したい15歳の少年と

戦時中の子供時代に不思議な体験をしてから

頭が空っぽになったナカタさん

この2人の話が交互に進み

やがて交わる・・・

城山 三郎

指揮官たちの特攻」 新潮100冊

終戦間際の日本の無謀で鬼畜で愚かな

軍上層部の命令で、若く前途のある、日本に

必要だった青年・少年達の悲しい特攻の話

戦争の話を読んだり聞いたりする度に思う

日本に不要な愚かな軍上層部のバカ連中が

特攻で死ねば良かったのにと・・・

それにしても、人間とは思えない同族への酷い

仕打ち

戦争で他国の人間を殺すのはどの国でも

行うだろうが、自国の人間をあんな風に死へと

追いやるのは、世界でも少ないのでは

ないだろうか?

今もその血が流れているから、自分勝手な

未来の事を何も考えない政治家ばかりなんだね

和田 竜

忍びの国」 新潮100冊

戦国時代の伊賀の国を中心とした歴史もの

天正伊賀の乱を、面白い着眼点で描いてる

忍びの装束は野良着(笑)

伊賀ものは金でしか動かない

義理も人情も血も関係ない・・・

めくるめく展開に目が離せなかった

柴田 よしき

観覧車

夫が失踪。彼が自分を捨てるハズないと

彼の仕事だった探偵を継ぎ待ち続ける

主人公・・・

彼女が出会った、さまざまな人達を描いた

短編集

柴田さんを読み始めて、初めての

好きじゃない系

乃南 アサ

」 上・下

音道貴子シリーズ

ハラハラ、イライラ先が気になり一気読み

彼女の心情の細やかな移り変わりが

見事に描かれていて

自分だったら・・・

と気持ちが入り込む

凍える牙と同じくらい面白かった

宮部 みゆき

おそろし

待望の宮部さんの江戸もの~

辛い過去に心が傷つき、己を責めるおちか

彼女を預かった叔父夫婦の下で、傷を抱えて

働くちかに叔父が与えた仕事は、人様から

百物語を聞いてそれを叔父に語るという

変わった趣向の仕事だった

人々が語る様々な心の痛みを伴う

不思議話しに何時しか心を寄せるちか・・・