発泡山軽便鉄道 雑記帳

鉄道模型(主に猫屋線)をいじりながら、風景・鉄道写真などを中心に気ままにアップしている、とりとめないブログです。

キハ45

2018年05月03日 | カプラー
なんだかんだでキハ45のカプラー交換ができた。

おそらく車体サイズがほぼ同じキハ47系や58系にも、カプラー改造のやり方としてはほぼ同じになるのでは、と思えたのでここは今まで以上に慎重に(?)やってみた。

まず非運転台側。

台車取り付け部左側の1段下がった2本ラインがある面が、BMカプラー取り付け面の高さぐらい。この面はさらに左側に2段下がっている。この2段を埋めるため使ったのが、

KATOの58形用ナックルカプラーセットの中にあった、カプラー受け部をつけていた「板状」の部分。
隙間を埋めるだけだから、厚くなく大きくなくの視点で探していたら目についた。

まず最下段を埋める。

最下段はさらに1段窪んでいるため、その部分を埋めるようにまず1枚。ちょっと斜めについているが、穴埋めができてさえいれば問題ない。車端部も、下の見える床板より出ていなければ問題ない。


そしてそれを覆うように、さらにもう1枚。この1枚は、TN取り付け面の幅に合わせて貼る。
この2枚については、絶対に外れては困るので、アロンアルファ接着。

出来上がった断面が


これにBMカプラーを接着。カプラー幅は、TN取り付け面の幅と同じなので、車体をかぶせた状態で、車端部を確認したうえでタミヤの模型用瞬間接着剤で接着。

最後にカプラー高さの確認。

やや下がっているようにも見えるが、、、


連結すれば、大丈夫。
そして運転台側。

今までのとは違い、キハ45にはスカートがある。

ばらした際に、スカートの取付方法をしっかり確認していれば良かったのだが、そこは簡単にスルーしてしまった、、、

改造を始める前に、今一度TN取り付け位置・面の確認。

やはり取り付け面は、台車取り付け面とほぼ同じ面になる。

で今回、階段ふさぎの材料を、付いていたTNカプラーから求めることにした。

使ったのは、TN本体のうち取り付け面に接する蓋にあたる「T字型」の部分。
これの出っ張り部分をカットし、できた板を2段目に貼ってしまい、最下段の1段目は何も貼らないことにした。


当然この部分は、確実な接着を期してアロンアルフア止め。
そして車体合わせ。

取付板が車体に接触しないことを確認。もし接触しても、やすり鰍ッすればいいだけの話だが。

そしてBMを接着。床面端部いっぱいに付けると、「キハ80系用」で事足りる。カプラー長の長い「キハ58系用」よりは、こちらの方が位置決めしやすい。

そして高さチェック。



オリジナルのキハ28、BM改造したキハ35とも、高さOK・連結OK。

そして最後の難関はスカート。

スカート自体は、車体とTN取り付け面の間の隙間に入るようになっているのだが、固定方法をしっかり確認していなかったため、TNをとった後の隙間では、スカートをはめてもスカスカ状態。さらに

スカートと車体をつなぐステーが、もろにBMのカプラー部に当たり、首振りができない状態に。
ステーはカットしたらいいだけだが、取付部の隙間をどう埋めるかがちょっと問題。
スカートを車体側に接着することも考えたが、そうすると床面の取り外しに障害になるかもしれない。
ただ隙間を何とかしないと、床板側にスカートをつけるのが難しい。

で、思い出しTNカプラーから、その取り付け部をカット

それを床面TN取り付け部に再度取り付け。

本来なら左側にあと5㎜ぐらいあったのだが、何かのはずみにカットしてしまった。
これをスペーサー代わりに付け、スカートを挟むと、

2㎜あるかないかだけだが、スカート取り付け面と床面の接着が可能になる。
TN取り付け部を接着したうえで、スカートを接着。スカート位置をはっきりさせるため、車体を載せた状態で、接着剤が車体側にはみ出ないよう注意、接着が終わったら、すぐに車体を外す。
この際一工夫。
スカートには、スノープロウが付いていたが、奈良線や和歌山線などの暖地向けでは、付いていなかっただろうと勝手に判断して、スノープロウ無しでスカートをつけた。


最後に最終確認。






最後の最後に貫通幌。
今はつけていないが、キハ45の場合、前面下部からスライドして付けるようになっている。しかしBMを取り付けた場合、このやり方はできない。このことは幌をつけるときに改めて。

さて残るは、本命のキハ55(26)だな。