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ユニセフ(国際連合児童基金)のスタッフと合流。用意してくれたランクルに乗り込んで北へ約三時間、太平洋に面した街マンタへ。道中少し休んでおきたいのだけれど、窓の外に現れては消える光景に目移りして居眠りどころじゃない。バオバブに似た太い幹のセイボの森、竹で編んだ高床式の家。バナナの葉っぱで葺いた土産物屋、牛追いの一行、結婚式らしき人々、ブロックで作った掘建て小屋の黄色い教会・・・。
途中途中で車に一体誰だか良く分からない人が乗り込んで来る。市長に会う為の案内人とか、ゴミ捨て場で口をきいてくれる人だとか、座る所が無いので、座席の隙間に後ろ向きのおばさんの大きなおしりがはみ出している。取材に一緒に来て、特に何をするでもなく眺めていては途中で帰って行く人もいる。
中学校で女の子に会う。
貧しくて学校に来られず、ゴミの山で働いていた。
ユニセフの助けで母親に新しい仕事が、彼女には学校が戻った。
授業におじゃまして、友達にひやかされながら黒板で計算する様子を、
家について行って庭でお母さんと洗濯しながら話すのを撮影。
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