岩切天平の甍

親愛なる友へ

My Bluberry Nights

2008年06月03日 | Weblog

ウォン・カーウァイの新作、“My Bluberry Nights”を観る。
シンガーのノラ・ジョーンズ主演のニューヨークを起点にしたせつないロード・ムービー。

カメラマンはあのクリストファー・ドイルじゃないけど、絵はカーウァイ節全開、まさにニューヨークの映画といった雰囲気、ああ、ジャームッシュはどうしてるんだろう。

それにしてもノラさん何でこんなに演技が上手いの?あるいは英語ネイティブが見るとそうは思わないのかな・・。
メンフィスのシーンに出て来るおっちゃんの演技に動けなくなる。デヴィッド・ストラザーンという人らしい。

家に帰って日本版のホームページを見てまた驚く。
何この字幕?ちがうじゃん。つまり自分が見て来たヨーロッパ映画とかもこんな字幕で見ていたってわけかい・・と、ガックリ。

以前アンソロジー・フィルム・アーカイヴスでウォン・カーウァイ特集をやった時の事。映画が終わって帰ろうと階段を降りていたら、一緒に出て来た若い白人の男の子がにこにこしながら「良かったね。彼の映画、どれが一番好き?」と話しかけて来た。「そうね、“Days of being wild”かな。」と答えると「僕は“Fallen angel”だな。」と嬉しそうだった。
カナシロタケシに聞かせたいものだと思った。



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