ランビくん

書くタイミングを失っていて書けていなかったのですが、ランビエール選手の引退、私も「あぁ～～。。。」と寂しく、というより、驚きも大きかったのですが、いろいろ考えてしまった、そんな一人でした。

私がランビ君の存在を知ったのは、ジョニーがスワン＆マキシムメドレーで挑んだ２００５年、ＧＰファイナルを観戦したときのことです。ジョニーは出場しなかったファイナルでしたが、この生観戦で、初めて他の選手のスケートを意識して見るようになったような・・。フリーの練習、ランビ君のジャンプの着地でどーんどーんと響く音に、迫力を感じたことを今でも覚えています。そしてあまりの堂々っぷりに、ランビ君のことをついうっかり「お父さんって感じ」というコメントをしてしまったこと（笑）も昨日のように覚えています。ランビ君の魅せるスケート、ジェフ君のアヴェ・マリアと、思い出深いＧＰファイナルです。そして今、その二人が引退となり・・・。


母が好きなフィギュアスケーターが、実は、ジョニー、ジェフ君、ランビ君、なんです。そしてそれは私もほぼ一緒だったりして。母も驚いていました。やっぱり、残念で寂しい。


今季は、どんなシーズンになるのでしょうか。想像もつかないなぁ。二人が出場しないという実感がまだないのだから。そしていよいよＧＰシリーズのスケートアメリカが始まります。ジョニー、初のスケアメ出場。最高のスタートを切ってくれますように・・！！

→ スケートアメリカ　スケジュール

絆

法事のあとは、親戚一同で温泉旅館へ行きました。

旅館の部屋で、遅れてきた従兄弟にスリッパがないかと母が探していました。「スリッパないかなぁ～」

それを何気なく聞いていた弟と私、３０秒くらいしてから同時に、

「パッスリ？」

なぜに３０秒も経ってから不意に。そしてこのセンスのない業界用語のような言い方。
思いがけない偶然のコラボに、きょうだいの絆を感じたのでした・笑。

お寺さんの話・・法事にて

なんまんだぶなんまんだぶ・・と唱和して。お寺さんのソロ部分でもつい唱和しそうになり、「ちゃうやんちゃうやん」と母＆弟とあわててヒヒヒと笑い。普段こんな風にしないからなぁ～と思いながら、でも一生懸命声を出してお経唱えさせていただきました。ご先祖様に感謝しつつ・・こういう心、やっぱり日ごろから大切にしなくっちゃだなぁとしみじみ思いました。

その後お寺さんのお話で、「骨道」という話を聞きましたヨ。

人の生き方で大切なのは、目的を達成することもだけれど、それよりもその過程、そして自分が行く道・進む道を知っていて進んでいるか、ということ。
むかしむかしインドの僧侶たちは、ある土地を目指して歩いて向かったそうです。（場所、忘れてしまった中国のどこか・・？）　でもそれはそれは遠い場所で、みんな道半ばで力つき倒れ、それが骨と残り、骨の道ができていったそう。思い半ば、さぞかし無念と思われるかもしれませんが、それぞれ自分が向かうべき道を進んでいたのだから、彼ら達にとってそれは無念でも何でもないとのこと。そして力尽き倒れてもその自らの骨がその後進む人たちにとっての道標となり・・そうしてできた骨で続く道は「骨道」（こつどう）と呼ばれ人の生き方を説いてるかのごとく。


そんな説法を聞いていると、人生とは・・・なんて崇高な気持ちにもなり、謙虚な気持ちにもなり、ともあれ、こういう気持ちになることって、大切ですよね。ありがたいお話でした。