何も考えずカメラを持って家を出て二俣川の河原を歩く
夕日の河原には人影もなく
水は光り川は流れる
小さな桜
冬から春まで会える桜
夕闇迫る空気の中で
色を放つ桜
花の種類は違っても
春を待つ心は同じ
路隅にたたずむ石仏に
流行病の閉塞を願う
芽吹きの春だ
あまりの暖気と異変気候を恐れるが
自然は刻々と訪れる
自然は思いもしない形を提供してくれる
ヒナが餌を求めるように作る形に
自然に何かの思いを感じる
足下に野菊の花
小さな思いを表すように
私の青春を思い起こす花
コロナウイルスの危険が毎日報道されている
高齢の私も罹れば命が危ぶれると言う
命終われば野に咲く花のように
足元の野菊のように終わるのも良いか