TAKE-LOG 竹ログ

綿から糸に、糸から織りに

綿から織物になるまで体験しようと女性が一人竹島を訪れた。
三河木綿を織りに竹島の海辺を歩き竹島クラフトセンターに入ると

「三河木綿フルコースの手織り体験は出来ますでしょうか」

竹島を真正面に眺めるテーブル上に綿の種を取る綿繰り器が用意されて
三河木綿のフルコースの体験が始まった。



あら、種がこっちで綿が向こう側に落ちたわ
なぜだろう?、
女性は不思議な面持ちで綿を覗き込んだ。

次に主人が持って来たのは弓である
なぜ、弓を?と怪訝な様子で眺めていたが
弓の弦の振動に当たった綿は解れ柔らかく膨らみ、
振動で飛び散る綿は雪のように解れてふあふあとなった。



そしてお待ちかねの紡ぎ車の登場で
「暑くなってきましたね」
「そうですか緊張の所為でしょうかね」

綿と糸が接触すると張り付いて車が回ると糸に撚りが生じる
その撚りが糸を作るのである。
あらなぜ?何故?不思議、綿がくっついて糸になってしまう、

ツモが回ると糸になる、もっと回せば強い糸になる
切れないよ!、
自分の手から柔らかい綿が細くても強い糸に変身をするのである



自分で紡いだ糸を使ってコースター作りの機織りが始まった
経て糸の奇数と偶数が上がり下りすると綾できる、
その間にシャトルが通ったら、奇数と偶数を入れ替えれば
織物が生じる


自分で選んだ色糸を織り込んでいくと
一段一段と織物が生まれてくる
そして遂に自分が紡いだ糸が織り込まれると感激の一瞬である。
わー!出来てきたわ



綿作りから糸作り、そして織り上げたコースターの完成だ。
オンリーワンが誕生した一瞬である。

トヨタ産業記念館で糸作りを見たがどうしても自分でやってみたくて
竹島まで来てしまいましたが出来て嬉しいです。

また今日も竹島から一人のオリ女が誕生しました。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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