竹島クラフトセンターでは、昨日の小学校の三河木綿手織り教室の
作品の房作りの作業をした。
房作りは”片結び”という簡単な縛り方(昔から三河地方では◯◯◯◯縛りとも言うが
Googleでは使ってはいけないと警告が来た)
なのだが、
”結ぶ”という作法が最近の小学生では無理だと言うことになり、
竹島クラフトセンターで仕上げる事となった。
作業は、コースターを織機から切り離し、
硬い紙を入れて織れていない糸部分の中心でカットします。
(例年はここからは学校の先生の指導で子供達が房作りをしていました)
この後、カットされたコースターの上下の糸を6本づつ束ねて
(片結び)をして房を作っていきます。
房の結び目をコースターの側に引き寄せ縛ることは難しいのですが、
一度コツを覚えれば子供たちもクリアーしてお持ち帰りをしています。
今回の小学校の分44枚のコースターを結ぶのに704個の房を作るので3日間程かかりそうです。
ミシンで縫製しても糸を縛り棚寝る房は出来ない
結びが出来なければ本体のコースターも台無しになってしまうので、
私は二十年間手織体験を通じて子供達に”結ぶ”方法を教えて来ました。
コロナ禍の現在、教室で結び方を教える行為が[蜜]を作ることもあり、
本年から小学校の分はクラフトセンターで仕上げることになりました。
蒲郡市形原は日本一のロープの産地です。
ロープは”結ぶ”がなければ用をなさないし、
”結びは美を作り”日本の伝統文化でもあり、
いざという時に命に関わることもあります。
私は登山やキャンプをします。
人類の歴史の中で”結び”がいかに大切な事であったか
知ってもらう実践の機会でもあったのです。