私は赤いマフラーを織りたいと自ら選んだ糸で織り始めた生徒のToyodaさん、
竹島クラフトセンターの初級10回コースで学んでいる
「お、すごいね」
と思わず声を上げたのは、全くの初心者が羊毛マフラーを
均一に織り始めたのである
手織りで均一に隙間を開けて織り続けることは難しい、
自動織機のようにインチ間本数歯車による巻き取り装置が
ついていれば技術の問題ではないが、
Toyodaさんは均一の隙間を保ちながら織っているのだ。
この作品の最後の縮絨仕上げをすることによって
織り目の隙間が毛羽立ちで覆われ、フアフアの柔らかな
マフラーに仕上げるのが楽しみである。