若者4人が三河木綿のフルコースの体験申し込みである。
三河木綿のフルコースとは三河で栽培した棉から糸を紡ぎ
出来た糸で織物を織る体験授業を三河木綿のフルコースと称している。
早速4人の若者の体験が始まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/92/99fdecf86356ec0df6602f555f57ae1f.jpg)
畑で採れた棉の中から種を取り除く綿繰り作業から始まった。
「あれ、なぜ?、なんで種と綿に分かれるの?」
「不思議だな」
理科の実験のような授業から始まりました。
次が弓を使った棉打ち作業である。
固まった棉がほぐれて雪のような棉に変身する棉を見て
感嘆の声が上がり、自然の不思議の説明を聞き
次の手紡ぎの作業になった。
インドネシアが母国の青年が2人がこの体験に参加してくれたことは
私にとってすごく嬉しい事である。
そして糸を作る糸紡ぎが始まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/bd/5ad6534d179ea1c31bda944611996b20.jpg)
「すごい、やわらかな綿が糸になる」
「切れるよ、切れそう」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/52/a65d88b0f09b5c1b094a2f77460a9f76.jpg)
「綿が捩れると強い糸に変わるんだ」
「あー、切れちゃった」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/11/c6a951a6234344d60030ff093aa1899d.jpg)
「見て 見て、すごいでしょう糸ができるんだ」
「太くなってしまった、あ 細くなって切れそう、どうしよう」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/41/ac9d72945f82dcf153bc1887dc973299.jpg)
「僕だって出来るんだ、見てくれこの糸凄いでしょう」
「あー!早くハンドルを回さないと切れてしまう」
綿はインド東南アジアから日本に渡って来たんだ。
もちろん君の国インドネシアから渡来した綿もあった
だから綿も糸も織物も世界共通で紡ぎも織物の世界共通で
平和の象徴なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e3/2a75efc18602e421533853ebab9a2dbd.jpg)
そして出来上がった糸を織り込む機織りが始まった。
スタッフから織物の原理と織機の作業を教わりながら
手織りが始まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a5/8a9b13d6550e4d56845a2bd9c09e2aef.jpg)
「織物は楽しいです」
「機織りはインドネシアも日本も同じですよ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/09/316d841385145558deb090f3da5d61ec.jpg)
「僕は初めてだけど楽しいです」
「私はやめられなくなりそう」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/d6ac41ee55abc0bd5b9da79aa7ecd92d.jpg)
そして三河木綿のフルコースもコースターの完成で終わりが近づきました。
それぞれ個性あふれるコースターです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/6c/a21d860b2f099fcbaad0e9e0f6072966.jpg)
人は物を作る能力を持って生まれてきました
人はそれぞれの個性を持って生まれたのです。
好みの糸を選び、自ら作り上げた糸で織物を織った。
世界で一つのオンリーワンの織物の完成です。
おめでとうございます。