休業日である。
私はアトリエにこもりガラ紡機の掃除と手入れだ。
エアーで綿ホコリを飛ばしてミシン油と潤滑剤をスプレーを
して、ベルトを調節してスイッチを入れると軽やかに
ガラ紡機が動き出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/42/cc507e951e74ca128295e4ba7c5a83f5.jpg)
綿から糸になってゆっくり上がってくる糸を凝視する、
ゴミ一つ無い純白木綿が紡ぎ上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/ab/56c0168496618ffdf6d0572c68304e35.jpg)
この糸は蒲郡市三河木綿手織り教室の生徒がブレンドと綿打ちをした綿を
自ら筒に入れて紡ぎ上がって来ている、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/01/00cb5a6b3cc23ee467b171c97059b466.jpg)
ガラ紡の糸作りはごみ取りと綿打ちだけで70%以上の時間と労力がいる
さあ、この糸を何で染めて何を織るのかそれぞれの生徒さんには
胸に秘めた作品があるのだろう、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/eb/40c38a035e3040516b5419d77c7e0069.jpg)
ふっくら柔らかいミルキーな純白三河木綿を、ガラ紡機ならではの超甘撚り単糸を紡ぎ
手織だから可能な肌に優しい極限の甘撚り双糸を作っている。
今日はそのためのガラ紡機の調整であったが
さて、この糸でどんな作品が想像されて織られるのだろうか 楽しみである。