今日は以前からやり残していた16枚綜絖織機の綜絖を
整備の作業をした。

綜絖とはこの装置を通った経て糸を上げたり下げたりして
織物の組織を作る装置です。
この装置の発明(何千年も前の時代)のおかげで織物を生産する
能力は何十倍にも増えたのです。
一瞬にして経糸を上下に捌き織れる事は現代の織機にも使われていて
織機の自動化とは比べようのない大発明なのだ。

私は多数の綜絖に経糸を通すには間違えが多いことを考え
綜絖を色分けして通し間違えを防ぐように考えたのです。

この後は、組織毎に綜絖操作が正確にできるように、
数値化して正確にレバー操作出来る様にと思案中である
織物意匠の専門家としての知識を使って新しい織物開発に役立つ様にと、
今日は整備の1日でした。