軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

4月5日(金)入学式挙行 2013-005

2013-04-05 15:59:33 | 日記

 本日、入学式を挙行しました。この良き日、軽井沢は雲ひとつない晴天でした。また、暖かな日でした。

 今朝は、なぜか5時頃に目が覚めました。

 昨晩12時近くまで「校長日記」を執筆していたので、眠いはずですが、目が覚めてしまいました。

 たぶん、緊張していたのだと思います。

 そんなわけで、いつもより早く登校し、式辞を読む最後の練習をしていました。

 朝、8時ころ、校長室から校門を見ていますと、立看の前で、保護者と新入生本人で記念撮影をしている姿を見かけました。

 軽井沢高校に対する期待を感じ取りました。とても嬉しく思いました。

 職員朝会で、飯島学年主任からご挨拶をいただきました。3年間、生徒のことをよろしくお願いします。

 式の中で、「入学許可」を行い、110名の新入生の入学を許可しました。

入学許可

 1学年主任の飯島先生から氏名を呼ばれた生徒一人ひとりの顔を、私は壇上から確認しておりました。みな、いい顔つきをしていました。

 ご祝辞を、柳澤軽井沢町教育委員長様、佐藤同窓会長様、柏木PTA会長様から頂戴しました。それぞれ心温まる励ましのご祝辞をありがとうございました。柏木PTA会長の「かけがえのない命を大切にしましょう」というお話は、特に印象に残りました。

 生徒代表の挨拶として、鈴木生徒会長が歓迎の言葉を述べました。

鈴木生徒会長からの歓迎の言葉

 1学年の担任団は、理科の飯島学年主任の下、保健体育科の布山先生と英語科の漆原先生の3名にお願いしています。3年間、よろしくお願いします。

 先日、「1学年通信」第1号をいただきました。題名は「道」です。副題として「目の前には無限の可能性がある」とありました。この言葉のとおり、生徒たちがすくすくと3年間育っていってほしいと、切に願います。

 以下からご覧いただけます。

 http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/update/130405-1-1.pdf

 式辞では、「昨日の自分には負けたくない」という精神の重要性と、本校のキャッチフレーズである「プラス・ワン」の実践について、話をしました。鈴木生徒会長も、「プラス・ワン」について話をしてくれて、私は大変嬉しく思いました。

式辞

 新入生の代表宣誓をおこなった田中さんも、高校生活への決意をきちんと述べたすばらしい挨拶でした。お疲れ様でした。

生徒宣誓

 新入生の皆さんが、この軽井沢高校で、3年間、充実した高校生活を送ることができますように、われわれ軽井沢高校の教職員一同、なお、一層の支援を行う所存でおります。新入生諸君も、何事にも主体的に、また、積極的に、取り組んでほしいと願っています。また、保護者の皆様も、学校と歩調をひとつにして、協力をお願い申し上げます。

 私が担任であった時や係主任であったときに、入学式後の1学年PTA結成総会や最初のLHR(ロングホームルーム)で話したことを思い出しました。

 「今日は親子で、今日の入学式を祝ってほしい」というものです。

1学年PTA結成総会の様子

 自分の子どもの小学校入学式の日には、義母が朝早くから、「赤飯」を炊いてくれて、親戚に車で配達したことを思い出します。

 「入学式」というのは、こうした「赤飯」を炊くほど重要なハレの日だと思うのです。

 1学年PTA結成式後、生徒・保護者と一緒に、クラスごとに記念写真を撮影しました。私も一緒に加えていただきました。

 

 上の写真は、入学式に、受付で配付した資料です。

 式終了後、生徒会執行部の皆さんが、休みにもかかわらず、わざわざ登校し、昨日、1年生の教室に板書したものなどを、消しながら片付けてくれました。

 片付けをしに校内を見回りしていた先生がその様子をみて、私に話をしてくれました。

 正直、嬉しかった。

 飾り付けまでは考えますが、わざわざ休みに出てきて、片付けをしてくれたとは。これぞ、「プラス・ワン」だと思うのです。このキャッチフレーズが、さらに生徒一人ひとりの行動規範になっていったら、軽井沢高校もますますよい学校になるに違いないと確信したしだいです。

 なお、本日掲載しました写真のほとんどは、教務係の寺田先生が撮影したものを拝借しました。教務係の記録用として保存しておく写真です。

☆追伸 4月6日

 昨日、午後5時過ぎに、「校長先生、ちょっとご相談が……」と、3学年主任の岩下先生が校長室を訪ねてきました。話の内容をうかがい、対処策を一緒に考えました。

 話が終わり、今日、生徒会役員が登校してくれたことに感謝の言葉を申し上げたところ、「校長先生、毎年やっていますけど」とのこと。学年主任になる前は、生徒会主任をしていた岩下先生の言葉でしたから、「そうなんだぁ」と正直驚きました。

 「校内のことでも、まだまだ私の知らないことがたくさんある」ことを改めて思い知りました。校長は、「裸の王様」であってはならないのであり、そのために校内の様々な出来事に対して、「アンテナを高くして」、生徒や先生方の、満足度の高い学校運営にさらに務めようと、改めて自戒しました。