アパッチ蹴球団-高校サッカー篇:project“N”- 

しばらく自分のサッカー観や指導を見つめなおしていきたいと思っています。

『Better place 』と長州小力?

2006年03月01日 20時10分44秒 | 日々反省
今回は反省というか懺悔。



先日、ミーティングの最中に
私語の多かった1人の選手に対して“ブチ切れ”た。



挙げ句の果てに
「もう来なくてもいい」と突き放してしまった・・・。



「我慢しきれなかった」というのが、
その時の自分自身の正直な気持ちだった。



指導者としての自分のポリシーは

 『まじめにやっている人間をバカにしない』
 『一生懸命頑張っている人間をバカにする奴は絶対に認めない』




『Better place』。
FIFAの人種差別に反対するキャンペーンのためのキャッチフレーズ。



ピッチ周辺では、少数ではあるが、
スペインやイタリアをはじめとするヨーロッパにおいて
アフリカ系選手への差別的発言も出始めてきている。



もちろん、
グランド外ではいろいろな場所での紛争、テロ、悲惨な事件、等
挙げればきりがない。



でも、
グランド上だけでなくサッカーの周辺では、
悲惨な現実とは無縁な状態であるべき、
というのが『Better place』という考え方。



たしかに、
サッカーを含めサッカーの周辺は
『Better place』であるべきだと思う。



先日のミーティングでも、1人の選手を除き、
他の選手はまじめにやろうとしていた。



1人だけ、その空気を壊しているように感じた。



『まじめにやっている人間がバカをみる』
ようなことはしたくないし、させたくない。



自分では、
今のチームという『Better place』という
場所とか価値観を守ったつもりだった・・・。



ただ、その選手から、
その時の事情をもっと聞くべきだったのかもしれない。



いきなり、怒鳴って突き放すべきだったのだろうか。



自制を忘れた監督のいるチームは
『Better place』と言えるのだろうか?



先日、ラジオを聞いていたら
タレントの長州小力さんが出演されていた。



長州小力さんの芸風等はあまりよくわからない。



でも、すごく気になる台詞があった。



『俺をキレさせたらたいしたもんだよ!』



正直、その台詞は胸に響いた。




指導者にもこのような台詞を言える芸風というか、
素養、人としての器の大きさが
必要なのかもしれない。



自分にそのような台詞を言える日が来るのだろうか?
その選手の姿を通して、昔の自分の姿を見ていたような気がする。
だからこそ、感情的になってしまったのだろうか?



とりあえず、その選手に連絡をとってみるか・・・。


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