10月24日、バックアップチームの後期リーグ最終戦があった。
相手チームは小柄ながらも、技術や戦う気持ちがしっかりしているチームだった。
試合前は、
「一人一人が判断すること」
「その上でチームでプレーする為に、判断を声に出すこと」
「判断を楽しんで」
という短い指示を出して、選手を送り出した。
送り出した・・というよりも、自分が審判をやらなくてはいけなかったので、
審判という客観中立の立場から、選手達を見守ることしかできない・・というのが
正直な気持ちだった。
多少、もどかしい感じはあるが、
試合前から決まっていたことなので、
あとは選手を信じるだけだった。
試合は予想通り、厳しいものだった。
相手の球際の厳しさやボール奪取した後のしっかりとしたつなぎは
この試合の苦戦を予感させた。
相手チームは繋ぐ技術がありつつも、
スペースがあれば、ためらわずにスペースにボールを入れ、
そこにFWが走り込んでくる。
ただ、バックアップチームの選手達は
リトリートディフェンスで相手の攻撃をなんとか凌いでいく。
時折、チャンスを作るも、決定機でなかなか決めきれない。
反対に、攻め込んだ後、相手の鋭いカウンターに翻弄されてしまう。
なんとか、ギリギリのところで、相手の攻撃を跳ね返し、
そのまま、前半終了。
ハーフタイムでは、「自分達が緊張している・・ということを自覚すること」
「一人一人がもっと、声を出し、同時にチームとしても声を出していくこと」
という指示を出した。
後半は、多少緊張もほぐれ声が少しずつ出てき始めていたが、
相手も前半と同じようにしっかりとつなぎ、しっかりと戦ってきた。
膠着状態が続いたので、審判をやりながら、
選手交代で流れを変えることを試みる。
左右のDFを変え、左右の中盤の選手を入れ替える。
0コンマ何秒でも、相手の対応が遅れてくれれば、
それだけでも流れを変えるきっかけになるはず・・。
試合開始時は、4-4-2だったフォーメーションは、
4-3-3、時には4-2-3-1のようなフォーメーションになり、
相手の対応が少しずつ遅れ始める。
相手のほんの僅かな混乱から生じたほんの僅かのスペースを
FWの選手が見逃さず、ペナルティーエリアの外からカットインしながら、
素晴らしいゴールを決める。
残りの約10分をしっかり守りきり、
そのまま、1-0でタイムアップ。
後期リーグ戦の最終戦を勝利で締めくくることができた。
優勝できるかどうかは、他の試合の結果次第だが、
バックアップチームの選手達は本当に頑張ったと思う。
バックアップチームの選手を見ていると、
以前に指導していたチームの選手達のことを思い出す。
選手のレベルは決して高くはないが、とても個性的な選手達。
上手くはないが、一生懸命頑張って、プレーする。
戦う気持ちだけはどんなチームにも負けてはいない。
以前指導していたチームは正直、技術よりも気持ちが先行するチームだったが、
今のバックアップチームもそんなチームだった。
この日は、バックアップチームの選手の保護者の方々も
グランドまで応援に駆けつけてくれていた。
選手達の前半の緊張は
保護者方の応援に力が入ってしまったことも原因だったかもしれない。
試合終了後、応援に来ていただいた保護者の方々の所に御挨拶にいくと、
保護者の方の中には目に涙を浮かべている方もいらっしゃった。
たぶん、息子さんやそのチームメイトの選手達の頑張りに
感慨深いものを感じられ、感極まって涙されたのだと思う。
自分も危うく貰い泣きしそうになってしまったが、
本当にいい試合だったと思う。
本当にバックアップチームの選手達は成長したし、
彼らのプレーには、いつも熱い気持ちがあった。
彼らはどんな相手に対しても、常に戦う気持ちを持ち続けていた。
彼らの試合は全てのゲームが、見ている側に何かが伝わってくる試合だった。
これからもグランドに指導者として立ち続ける限りは
この日のバックアップチームの選手達を忘れずにいたい。
味方のミスに罵声を浴びせることなどなく、
お互いのミスを頑張ってフォローし合う。
上手くなくてもいい。
頑張る気持ちだけでいい。
テクニックがなくても、何かが伝わる試合はできるはず。
選手達を保護者の方々からお預かりしていることを忘れず、
グランドに立ち続ける限りは、選手達と真剣に向き合いたい。
相手チームは小柄ながらも、技術や戦う気持ちがしっかりしているチームだった。
試合前は、
「一人一人が判断すること」
「その上でチームでプレーする為に、判断を声に出すこと」
「判断を楽しんで」
という短い指示を出して、選手を送り出した。
送り出した・・というよりも、自分が審判をやらなくてはいけなかったので、
審判という客観中立の立場から、選手達を見守ることしかできない・・というのが
正直な気持ちだった。
多少、もどかしい感じはあるが、
試合前から決まっていたことなので、
あとは選手を信じるだけだった。
試合は予想通り、厳しいものだった。
相手の球際の厳しさやボール奪取した後のしっかりとしたつなぎは
この試合の苦戦を予感させた。
相手チームは繋ぐ技術がありつつも、
スペースがあれば、ためらわずにスペースにボールを入れ、
そこにFWが走り込んでくる。
ただ、バックアップチームの選手達は
リトリートディフェンスで相手の攻撃をなんとか凌いでいく。
時折、チャンスを作るも、決定機でなかなか決めきれない。
反対に、攻め込んだ後、相手の鋭いカウンターに翻弄されてしまう。
なんとか、ギリギリのところで、相手の攻撃を跳ね返し、
そのまま、前半終了。
ハーフタイムでは、「自分達が緊張している・・ということを自覚すること」
「一人一人がもっと、声を出し、同時にチームとしても声を出していくこと」
という指示を出した。
後半は、多少緊張もほぐれ声が少しずつ出てき始めていたが、
相手も前半と同じようにしっかりとつなぎ、しっかりと戦ってきた。
膠着状態が続いたので、審判をやりながら、
選手交代で流れを変えることを試みる。
左右のDFを変え、左右の中盤の選手を入れ替える。
0コンマ何秒でも、相手の対応が遅れてくれれば、
それだけでも流れを変えるきっかけになるはず・・。
試合開始時は、4-4-2だったフォーメーションは、
4-3-3、時には4-2-3-1のようなフォーメーションになり、
相手の対応が少しずつ遅れ始める。
相手のほんの僅かな混乱から生じたほんの僅かのスペースを
FWの選手が見逃さず、ペナルティーエリアの外からカットインしながら、
素晴らしいゴールを決める。
残りの約10分をしっかり守りきり、
そのまま、1-0でタイムアップ。
後期リーグ戦の最終戦を勝利で締めくくることができた。
優勝できるかどうかは、他の試合の結果次第だが、
バックアップチームの選手達は本当に頑張ったと思う。
バックアップチームの選手を見ていると、
以前に指導していたチームの選手達のことを思い出す。
選手のレベルは決して高くはないが、とても個性的な選手達。
上手くはないが、一生懸命頑張って、プレーする。
戦う気持ちだけはどんなチームにも負けてはいない。
以前指導していたチームは正直、技術よりも気持ちが先行するチームだったが、
今のバックアップチームもそんなチームだった。
この日は、バックアップチームの選手の保護者の方々も
グランドまで応援に駆けつけてくれていた。
選手達の前半の緊張は
保護者方の応援に力が入ってしまったことも原因だったかもしれない。
試合終了後、応援に来ていただいた保護者の方々の所に御挨拶にいくと、
保護者の方の中には目に涙を浮かべている方もいらっしゃった。
たぶん、息子さんやそのチームメイトの選手達の頑張りに
感慨深いものを感じられ、感極まって涙されたのだと思う。
自分も危うく貰い泣きしそうになってしまったが、
本当にいい試合だったと思う。
本当にバックアップチームの選手達は成長したし、
彼らのプレーには、いつも熱い気持ちがあった。
彼らはどんな相手に対しても、常に戦う気持ちを持ち続けていた。
彼らの試合は全てのゲームが、見ている側に何かが伝わってくる試合だった。
これからもグランドに指導者として立ち続ける限りは
この日のバックアップチームの選手達を忘れずにいたい。
味方のミスに罵声を浴びせることなどなく、
お互いのミスを頑張ってフォローし合う。
上手くなくてもいい。
頑張る気持ちだけでいい。
テクニックがなくても、何かが伝わる試合はできるはず。
選手達を保護者の方々からお預かりしていることを忘れず、
グランドに立ち続ける限りは、選手達と真剣に向き合いたい。