先週末にあれこれ策動しまして、実家で数年間放置していたPCエンジン環境を、どうにか復活させることができました。中越地震を潜り抜けて以降初めて電源を入れたのですが、元々調子の悪かったコネクタの接触の悪さ以外は特に問題は無いようで、ほっとしました。
このPCエンジンは、プレステやサターンなどが登場し既に時代遅れとなっていた90年代半ば頃に、友人から購入したものです。しかし時代遅れなのをいいことに安い中古ソフトを買いまくった結果、手付かずのままになってしまったソフトがやたら沢山あるんですよね。「マイトアンドマジック」や、「マイトアンドマジック3」など、本気で攻略したいソフトもあるのですが、他のソフトも本気の攻略まではしなくとも、「ああ、面白かった」と言えるくらいにはプレイしたいなぁと思っております。
で、動作確認を兼ねてプレイしてみたのが、表題となっている「ジム・パワー」です。
ちょっとググればわかるかと思いますが、「ジム・パワー」は一般的にはクソゲーに分類されていまして、私もそう評価することに異論はありません。久しぶりにプレイしてみましたが、その印象に変わりはありませんでした。何でそんなゲームをプレイしたのかと言えば、単に目に付くところにあったからなのですが、単なるクソゲーでは終わらない魅力が「ジム・パワー」にあるのもまた確かだと思います。
「ジム・パワー」は全5ステージからなる、横スクロール型のアクションゲーム。異星人にさらわれた大統領の娘を救出するため、敵地に単身乗り込む青年ジム・パワーが主人公です。まっすぐ前方に発射される銃と、四方八方に発射されるスマートボムを駆使して、仕掛けられた罠をかわしつつ襲いくるエイリアンを蹴散らしていかなくてはなりません。
ジム・パワーはマッチョな男という設定なのですが、頭身が小さいせいで、子供のようにも見えますね。
このゲームの評価が低い主な原因は、その死に易さでしょうね。敵にしろ、罠にしろ、ジム・パワーは触れたとたんに白骨化して死んでしまいます。操作性に少し難があり、当り判定が若干広めなのも手伝って、マッチョな身体に似合わず、実にあっさりと死んでいきます。死に易いゲームといえば「スペランカー」が有名ですが、体感する死に易さは「ジム・パワー」の方が上ではないかと思います。

敵と接触し、一瞬で白骨化するジム・パワー。
実はほとんどの敵は単に一定区間を前後に走り回っているだけなので、慎重にその範囲の外から攻撃していればさほど問題はありません。罠も同様で、向こうから攻めてくるわけではないので、慎重に行動すれば一つ一つのエリアを突破するのはそれほど難しいわけではないのです。ですが、敵の移動スピードが速いのに加えて一発の銃撃では倒れてくれないので、ぼんやり進んでいると、敵を確認したと思ったとたんにやられてしまうのです。まさに一瞬の油断が命取りになってしまうのです。
私がアクションゲームで一番大切だと思うのは、キャラクターを操作すること自体が楽しいことだと思います。たとえ難易度が高くても、飛んだり跳ねたり走ったりすること自体が楽しければ、何度でも挑戦することができますからね。その点「ジム・パワー」の場合、ジャンプのタイミングや軌跡が不自然だったり、地面の端で落っこちるかどうかの判定が厳しかったりで、感覚的に合わない部分が多いのでちょっとストレスが溜まります。
それから、とても死に易い「ジム・パワー」できちんと進んでいくためには、不意打ちを喰らわないように慎重に慎重にプレイする必要があります。そのために、集中力ばかりすり減らされて、爽快さが失われてしまっているんですよね。敵が出るか出ないかのところでちょっと止まって様子を見ることで、テンポがすごく悪くなっている気がします。
それでも、「ジム・パワー」にはただのクソゲーでは終わらない魅力があるのも事実です。その最たるものが、フランスで開発されたことに由縁する独特なアートワークですね。極彩色のおどろおどろしい色使いは、不気味な異星の様子をよく表現しています。
あと、音楽もかっこいいですね。このゲームにはもう少しチープな感じの音楽の方が似合うかもしれませんけどね。
四苦八苦しながら、どうにか1面はクリアすることができました。しかしシューティングステージになる2面がこれまた難しい。普通のシューティングのように強制スクロールするのですが、1面の敵同様、敵にある程度の耐久力があるため一発では倒れてくれないので、とてもじゃないけど全滅させることができないのです。1面ならゆっくり倒せばよかったんですけどね。なのでどうしても避けゲーのようになってしまうのですが、どう避ければ良いのかよくわからない編隊がいくつかあり、なかなか進んでいくことができず、挫折してしまいました。
まあ、ステージをクリアすればパスワードを入手でき、そこから開始することができますので、また気が向いたときにでも、2面から始めることにしましょうか。

[参考]
ジム・パワー普及委員会
http://www.jimpower.org
このPCエンジンは、プレステやサターンなどが登場し既に時代遅れとなっていた90年代半ば頃に、友人から購入したものです。しかし時代遅れなのをいいことに安い中古ソフトを買いまくった結果、手付かずのままになってしまったソフトがやたら沢山あるんですよね。「マイトアンドマジック」や、「マイトアンドマジック3」など、本気で攻略したいソフトもあるのですが、他のソフトも本気の攻略まではしなくとも、「ああ、面白かった」と言えるくらいにはプレイしたいなぁと思っております。
で、動作確認を兼ねてプレイしてみたのが、表題となっている「ジム・パワー」です。

ちょっとググればわかるかと思いますが、「ジム・パワー」は一般的にはクソゲーに分類されていまして、私もそう評価することに異論はありません。久しぶりにプレイしてみましたが、その印象に変わりはありませんでした。何でそんなゲームをプレイしたのかと言えば、単に目に付くところにあったからなのですが、単なるクソゲーでは終わらない魅力が「ジム・パワー」にあるのもまた確かだと思います。
「ジム・パワー」は全5ステージからなる、横スクロール型のアクションゲーム。異星人にさらわれた大統領の娘を救出するため、敵地に単身乗り込む青年ジム・パワーが主人公です。まっすぐ前方に発射される銃と、四方八方に発射されるスマートボムを駆使して、仕掛けられた罠をかわしつつ襲いくるエイリアンを蹴散らしていかなくてはなりません。

ジム・パワーはマッチョな男という設定なのですが、頭身が小さいせいで、子供のようにも見えますね。
このゲームの評価が低い主な原因は、その死に易さでしょうね。敵にしろ、罠にしろ、ジム・パワーは触れたとたんに白骨化して死んでしまいます。操作性に少し難があり、当り判定が若干広めなのも手伝って、マッチョな身体に似合わず、実にあっさりと死んでいきます。死に易いゲームといえば「スペランカー」が有名ですが、体感する死に易さは「ジム・パワー」の方が上ではないかと思います。

敵と接触し、一瞬で白骨化するジム・パワー。
実はほとんどの敵は単に一定区間を前後に走り回っているだけなので、慎重にその範囲の外から攻撃していればさほど問題はありません。罠も同様で、向こうから攻めてくるわけではないので、慎重に行動すれば一つ一つのエリアを突破するのはそれほど難しいわけではないのです。ですが、敵の移動スピードが速いのに加えて一発の銃撃では倒れてくれないので、ぼんやり進んでいると、敵を確認したと思ったとたんにやられてしまうのです。まさに一瞬の油断が命取りになってしまうのです。
私がアクションゲームで一番大切だと思うのは、キャラクターを操作すること自体が楽しいことだと思います。たとえ難易度が高くても、飛んだり跳ねたり走ったりすること自体が楽しければ、何度でも挑戦することができますからね。その点「ジム・パワー」の場合、ジャンプのタイミングや軌跡が不自然だったり、地面の端で落っこちるかどうかの判定が厳しかったりで、感覚的に合わない部分が多いのでちょっとストレスが溜まります。
それから、とても死に易い「ジム・パワー」できちんと進んでいくためには、不意打ちを喰らわないように慎重に慎重にプレイする必要があります。そのために、集中力ばかりすり減らされて、爽快さが失われてしまっているんですよね。敵が出るか出ないかのところでちょっと止まって様子を見ることで、テンポがすごく悪くなっている気がします。
それでも、「ジム・パワー」にはただのクソゲーでは終わらない魅力があるのも事実です。その最たるものが、フランスで開発されたことに由縁する独特なアートワークですね。極彩色のおどろおどろしい色使いは、不気味な異星の様子をよく表現しています。
あと、音楽もかっこいいですね。このゲームにはもう少しチープな感じの音楽の方が似合うかもしれませんけどね。
四苦八苦しながら、どうにか1面はクリアすることができました。しかしシューティングステージになる2面がこれまた難しい。普通のシューティングのように強制スクロールするのですが、1面の敵同様、敵にある程度の耐久力があるため一発では倒れてくれないので、とてもじゃないけど全滅させることができないのです。1面ならゆっくり倒せばよかったんですけどね。なのでどうしても避けゲーのようになってしまうのですが、どう避ければ良いのかよくわからない編隊がいくつかあり、なかなか進んでいくことができず、挫折してしまいました。
まあ、ステージをクリアすればパスワードを入手でき、そこから開始することができますので、また気が向いたときにでも、2面から始めることにしましょうか。

[参考]
ジム・パワー普及委員会
http://www.jimpower.org
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