7月8月と、あんまり山登りに行けなかったことの代償行為として、アプリ「文京区113坂」を利用して文京区の坂道を巡っていたのですが、先日、ようやく113坂を完登しました。

113坂登りきると、完登証がもらえます。
私は98番目の達成者でした。もしかしたら100番を踏めるかとも思っていたのですが、それは後の人に譲ることにしましょう。
ちなみに、下の方にいる鳥みたいな生き物はアニメーションして右から左へと坂を歩いていきます。
元々坂自体にそれほど興味があったわけではありませんでした。しかし、アプリでも坂の説明は表示されますけど、文京区の坂には大体、文京区教育委員会による坂の説明版が設置されています。坂にもそれぞれ由来があり、なぜそんな名前が付いたのか、歴史的にどんな役割を果たしたのかなどを知ると、なんてことのないただの道でも、なかなか面白味も出てきますね。
あちこち歩いてみて、印象に残った坂をいくつかご紹介します。
●異人坂


東京メトロ根津駅近くにある異人坂。
この写真は異人坂の坂上で、ここから左に下りていく方の道が異人坂ですが、この道の左右で上り下りが分かれている光景がドラマチックです。
●牛坂


春日にある北野神社の裏側にある、牛坂。
細い道ですが、静かで趣があり、惹かれるものがありました。そこそこ傾斜もあります。


こちらは北野神社。参道には「牛天神」という文字の印された提灯が掲げられています。
●旧東富坂



文京区役所でもある、文京シビックセンター近くにある旧東富坂。
旧とついていますが、すぐ隣に東富坂もあります。春日通りと白山通りが交差する地点にから春日通りを東に上るのが東富坂で、そちらが交通の要衝となっているのですが、白山通りから春日通りへ、交差点の角ををショートカットするように伸びているのが旧東富坂で、歩行者や自転車はこちらを通る場合も多いです。

ちなみに、Eテレで放送中の「ピタゴラスイッチ」内で流れている「みえみえみえの歌」の中で、地下鉄が地下から地上へ姿を現すシーンが出てくるのですが、その出口は旧東富坂の横にあります。
●壱岐坂


都営三田線水道橋駅近くにある壱岐坂。彦坂壱岐守、あるいは小笠原壱岐守の屋敷があったから名付けられたそうです。ここ以外にも、近くにあった誰かのお屋敷から名前を付けられた坂は多いです。
この壱岐坂、あわれなのは、坂の途中で新壱岐坂に分断されてしまっているところですね。

ここは壱岐坂を上っていった途中のところ。壱岐坂は、ここからさらに奥へと伸びているのですが、後からできた新壱岐坂が目の前を横切っています。
●善光寺坂


春日通りから伝通院へと登っていく坂。坂の名前は途中にある善光寺から取られています。

こちらが善光寺。

さらに進むと、文京区指定天然記念物の、ムクの木があります。かなりデカいです。

そして、坂を上りきったところにあるのが伝通院。伝通院は新選組の前身とである浪士組・新徴組の発会したところでもあります。
あまり関係ありませんが、私はこの伝通院という文字を見るたびに、どうしても超星神グランセイザーの伝通院先生が思い出されてしかたがありません。
善光寺坂は雰囲気がよく、とても良い散歩コースだと思います。
●鼠坂


音羽から茗荷谷方面へ伸びる細い坂。鼠でないと上り降りできないということで名付けられたようです。
実際、ここの坂はかなり急でした。歩いたのは朝9時くらいだったのですが、クソ暑い日だったこともあり、かなり苦労した憶えがあります。ウォーキングコースを設定する場合、歩きごたえという意味ではぜひ組み込みたい坂なのですが、上りきった後はしばらく平坦な場所が続くので、組み合わせが難しそうです。
なお、森鴎外の「鼠坂」という小説でこの坂が描かれています。「鼠坂」は青空文庫やKindle で読めるのでちょっと読んでみたのですが、意味がよくわからない作品でした。森鴎外には他にも、旧岩崎邸庭園の横を上る無縁坂を舞台とした「雁」という作品もあります。こちらも無料で読めるのでダウンロードだけはしたのですが、まだ読めていません。
初めは山登りの代替として、街歩きするにしても坂道なら多少は運動になるかな、くらいの感覚だったのですが、いろいろ調べていくと歴史や文化などが見えてきて、ただの街歩きでもなかなか面白かったです。
ただ、やっぱりこの時期はとても暑かった。朝7時から10時くらいに歩いていることが多かったのですが、このくらいの時間でも余裕で30度を超えてくるので、運動するにはしんどい季節ですね。
本当は自分なりのウォーキングコースを開発しようかと思っていたのですが、一度歩いたところを何度も歩くのはあんまり性に合わないので、どうせなら新しいルートを開拓したいですね。坂道歩きの本もいくつか購入したので、都内でももっといろんなところを歩いていこうと思います。
それに、なんとなく涼しくなってきたので、山歩きも本格化させたいですしね。筋力・体力共に落ちているので、しばらくはコースの選定に難儀しそうですけど。まあ、無理なく、マイペースで参りましょうか。

113坂登りきると、完登証がもらえます。
私は98番目の達成者でした。もしかしたら100番を踏めるかとも思っていたのですが、それは後の人に譲ることにしましょう。
ちなみに、下の方にいる鳥みたいな生き物はアニメーションして右から左へと坂を歩いていきます。
元々坂自体にそれほど興味があったわけではありませんでした。しかし、アプリでも坂の説明は表示されますけど、文京区の坂には大体、文京区教育委員会による坂の説明版が設置されています。坂にもそれぞれ由来があり、なぜそんな名前が付いたのか、歴史的にどんな役割を果たしたのかなどを知ると、なんてことのないただの道でも、なかなか面白味も出てきますね。
あちこち歩いてみて、印象に残った坂をいくつかご紹介します。
●異人坂


東京メトロ根津駅近くにある異人坂。
この写真は異人坂の坂上で、ここから左に下りていく方の道が異人坂ですが、この道の左右で上り下りが分かれている光景がドラマチックです。
●牛坂


春日にある北野神社の裏側にある、牛坂。
細い道ですが、静かで趣があり、惹かれるものがありました。そこそこ傾斜もあります。


こちらは北野神社。参道には「牛天神」という文字の印された提灯が掲げられています。
●旧東富坂



文京区役所でもある、文京シビックセンター近くにある旧東富坂。
旧とついていますが、すぐ隣に東富坂もあります。春日通りと白山通りが交差する地点にから春日通りを東に上るのが東富坂で、そちらが交通の要衝となっているのですが、白山通りから春日通りへ、交差点の角ををショートカットするように伸びているのが旧東富坂で、歩行者や自転車はこちらを通る場合も多いです。

ちなみに、Eテレで放送中の「ピタゴラスイッチ」内で流れている「みえみえみえの歌」の中で、地下鉄が地下から地上へ姿を現すシーンが出てくるのですが、その出口は旧東富坂の横にあります。
●壱岐坂


都営三田線水道橋駅近くにある壱岐坂。彦坂壱岐守、あるいは小笠原壱岐守の屋敷があったから名付けられたそうです。ここ以外にも、近くにあった誰かのお屋敷から名前を付けられた坂は多いです。
この壱岐坂、あわれなのは、坂の途中で新壱岐坂に分断されてしまっているところですね。

ここは壱岐坂を上っていった途中のところ。壱岐坂は、ここからさらに奥へと伸びているのですが、後からできた新壱岐坂が目の前を横切っています。
●善光寺坂


春日通りから伝通院へと登っていく坂。坂の名前は途中にある善光寺から取られています。

こちらが善光寺。

さらに進むと、文京区指定天然記念物の、ムクの木があります。かなりデカいです。

そして、坂を上りきったところにあるのが伝通院。伝通院は新選組の前身とである浪士組・新徴組の発会したところでもあります。
あまり関係ありませんが、私はこの伝通院という文字を見るたびに、どうしても超星神グランセイザーの伝通院先生が思い出されてしかたがありません。
善光寺坂は雰囲気がよく、とても良い散歩コースだと思います。
●鼠坂


音羽から茗荷谷方面へ伸びる細い坂。鼠でないと上り降りできないということで名付けられたようです。
実際、ここの坂はかなり急でした。歩いたのは朝9時くらいだったのですが、クソ暑い日だったこともあり、かなり苦労した憶えがあります。ウォーキングコースを設定する場合、歩きごたえという意味ではぜひ組み込みたい坂なのですが、上りきった後はしばらく平坦な場所が続くので、組み合わせが難しそうです。
なお、森鴎外の「鼠坂」という小説でこの坂が描かれています。「鼠坂」は青空文庫やKindle で読めるのでちょっと読んでみたのですが、意味がよくわからない作品でした。森鴎外には他にも、旧岩崎邸庭園の横を上る無縁坂を舞台とした「雁」という作品もあります。こちらも無料で読めるのでダウンロードだけはしたのですが、まだ読めていません。
初めは山登りの代替として、街歩きするにしても坂道なら多少は運動になるかな、くらいの感覚だったのですが、いろいろ調べていくと歴史や文化などが見えてきて、ただの街歩きでもなかなか面白かったです。
ただ、やっぱりこの時期はとても暑かった。朝7時から10時くらいに歩いていることが多かったのですが、このくらいの時間でも余裕で30度を超えてくるので、運動するにはしんどい季節ですね。
本当は自分なりのウォーキングコースを開発しようかと思っていたのですが、一度歩いたところを何度も歩くのはあんまり性に合わないので、どうせなら新しいルートを開拓したいですね。坂道歩きの本もいくつか購入したので、都内でももっといろんなところを歩いていこうと思います。
それに、なんとなく涼しくなってきたので、山歩きも本格化させたいですしね。筋力・体力共に落ちているので、しばらくはコースの選定に難儀しそうですけど。まあ、無理なく、マイペースで参りましょうか。
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