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 ナムコから出たPCエンジンのアクションゲーム「源平討魔伝」に挑戦しつづけました。

 これ以降、「源平討魔伝」のネタバレが含まれています。ご注意ください。



 うっかりリセットをしてしまった後、ちょっと時間を置いて、改めて最初からプレイ再開。
 序盤は割とすんなり進んだと思いきや、やっぱり播磨の竜にやられました。うーん、すんなり行くときはすんなりいくんだけど、巻物を取りそこなうと一気にダメージ喰らっちゃうんだよなぁ。
 でも、コンティニューして剣力が7まで下がっても、播磨だけで剣力19まで回復できるのでへこたれません。播磨以外の場所はすんなり進んで、八尺瓊勾玉と八咫鏡を取り、前回非業のリセットを遂げた信濃まで到達ですよ。



 こいつが三首竜です。前回キャプチャに失敗したので、今回は意地でもいいショットを撮るべく頑張ってみました。なかなか3本バラバラになってくれないんですよ。あ、月は半月ですね。
 こいつらは首を振りつつ炎を吐いてきます。首を降ろしてくれないとこちらの攻撃が届かないので、ぴょんぴょんジャンプしながら必死こいて首を切り落としていきます。



 まさに風前の灯。ギリギリの勝負になりましたが、どうにか三首竜を撃破して、草薙剣を入手。草薙剣を持っていると、固いものを斬ったりしても剣力が下がらなくなります。三種の神器の中では、最もありがたい効果のある品物ですね。



 さて、三種の神器を手に、いよいよ頼朝のお膝元である関東地方に突入ですよ。

 まず、甲斐には弁慶が。三首竜との戦いの後なのでこちらの体力は蝋燭4本分しかなかったのですが、剣力もそれなりに高くなっていますので、かつてはあれほど苦労した弁慶相手でもザクザクと体力を削り、あっという間に片付けることができました。むしろ宙に浮かんでいる鉄球とか、飛んでくる火矢とかのほうが厄介ですね。

 次のエリアである駿河は、全域に渡って海の上の足場を渡っていかなくてはならないというスリリングな土地。ここで落下してしまってはまた京都からやり直しとなってしまうので、否が応にも慎重にならざるを得ません。まあ、敵は出てこないので、ゆっくりといけば大丈夫なんですけど、今回はうっかりミスが多いからなぁ……。
 ま、どうにかこうにか渡り切ることに成功。蝋燭で体力も回復して、やれやれどっこいですよ。

 次の武蔵は、開始地点のすぐそばに鳥居があるので、そこをくぐるだけならとっても簡単です。しかし、確か次のエリアに進むには、ちょっと特殊な条件があったような気がします。その条件にちょっと自信が無かったので怖かったのですが、特に問題なかったようで、無事に次のエリアへ移動です。

 相模では弁慶と義経が連荘で登場。しかし草薙剣を装備して充分剣力が上がった影清の前には、この二人はもう敵ではありません。大した損害も無く、立て続けに撃破。ここもやっぱり、障害物の鉄球の方が厄介ですね。



 そしていよいよ、鎌倉に到着。頼朝御殿に乗り込みますよ!



 「わはははは。戯れは、終わりじゃ」
 余裕ブッこいている頼朝は雷で攻撃してきますが、こちらには耐雷属性のある八尺瓊勾玉があるのでへっちゃらです。ザクザク斬りつけているだけで、頼朝の体力はガリガリと削られていきます。

 すると……。



 頼朝が本性を現します。
 今度はなんだかよくわからない物を飛ばしてくるのですが、これは影清にもダメージが通ります。
 ヤバイ、スクリーンショットなんて撮っている場合じゃない、と、ちょっとあせりましたが、最終形態になっても頼朝は実はそんなに強くはありません。適当に斬りつけているだけでもザクザクと体力は減り続けます。

「我が魂は、不滅じゃ」

 そんなセリフを残しながら、頼朝は石と化し、崩れ去っていきました。
 しかしそれは影清も同様。宿敵頼朝を討ち果たした今、彼の使命は終わりを告げるのです。影清の肉体もまた崩壊を始め、その場から消え去ったのでありました。





神様は死んだ
悪魔は去った
太古より巣喰いし
狂える地虫の嬌声も
今は、はるか
郷愁の彼方へと消去り
盛衰の於母影を
ただ君の
切々たる胸中深くに
残すのみ

神も悪魔も
降立たぬ荒野に
我々はいる






 と、言うわけで、終了ー。

 案外あっさり終わったというか、基本的にはよく知っているゲームなので、X68000版との違いをすり合わせることができれば、当然クリアはできるはずだったんですけどね。

 久しぶりにプレイしてみて、案外ゲーム構成が上手いことできているのかなぁという気がしました。序盤は剣力が低いので、主にBIGモードで苦労することになるのですが、ゲームが進むにつれてそれはだんだん解消され、終盤はザクザク敵を倒すカタルシスさえ得られます。失敗したらそれまでに培ってきた体力や剣力がパーになるのは痛いのですが、京都からのリトライで充分挽回することは可能です。この、ゲームオーバーに対する飴と鞭のバランスはとても良いですよね。
 終盤には戦闘の難易度は下がりますが、逆に地形や障害物の難易度が上がっていき、また三種の神器の探索といった要素も入るなど、別種のゲーム的な障害が出てきます。3つのモードの存在や、ボーナスステージとかダジャレの国なんかがあったりすることもそうですけど、全編を通して飽きさせない作りになっている。それでいて、統一された世界観を崩さないようになっているのが凄いですね。
 これまで私は、前半なら九州・四国ルート、後半なら北陸ルートの簡単な道しかプレイしていなかったのですが、他のルートも回ってみたくなりました。

 X68000版との比較すると、グラフィックがちらついたり、音楽がしょぼかったりしていますけど、ゲーム自体は結構頑張って再現していたんじゃないですかね。プレイしていて、それほど困るというようなことはありませんでした。

 ゲームとしての面白さと同時に、ゲームの持つ雰囲気もステキです。和風だけど、ファンキーでもあり、露骨なギャグもありながら、絶妙のバランスでまとまっている。かなり思い出補正も入っているとは思うのですが、「源平討魔伝」は、珠玉の一品と呼ぶに相応しいゲームだと思います。



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