いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

村岡元長官が流した、悔し涙

2006-04-01 08:53:14 | Weblog
今晩、桜をたのしまれては

東京地裁は、1億円ヤミ献金裁判に対して、無罪の判決を下した。
川口裁判長は、判決理由を朗読してから、村岡被告に向かって語りかけた。

「長い間、ご苦労様でした。(中略)今、ちょうど桜がよく咲いています。これか
 ら先どうなるか分りませんが、せめて今日一晩ぐらいは平穏な気持ちで、桜を楽
 しまれたらいかがでしょうか」(産経新聞より)

法曹界を知っているコメンテイターは、某TV局の番組で”このようなことは極めて
珍しい”と解説していた。

「長い間、ご苦労様でした」
から始まる言葉を掛けられ、ハンケチで眼頭をぬぐった村岡元長官の心中は、

「悪さを働いた奴は、ほかにいる。それが証明され、肩の荷が下りた」

ボケ封じ観音さまも、無罪判決を下した語りに籠めた裁判長の憤怒の念を忖度した。

「この裁判を審議してきた裁判長は、村岡被告が本事件ではトカゲの尻尾切りにさ
 れているとことを語りの方式で公表しています。裁判長としてではなく、一人の
 人間としての語りかけでしょう。そう感じません、元気印さん」

「これから先、どうなるかわかりませんが。意味深な語りかけだと云いたいんでし
 ょう、観音さま。判決がおりて検察は直ちに控訴したからネ。そんなことは、ち
 ゃんと心得ての無罪判決でしょう。毎度お馴染みの政治献金にまつわる闇疑惑は
 もういい加減にして、襟を正しなさい。反省もせずに魔女狩りの魔女探しで事件
 を終わらせる厚顔な政治家達に嫌気がさし、それを訴えた無罪判決なんだ」  

「村岡元長官は記者会見で、平成研究会(橋本派)は、政治資金を管理・運営の決
 断をしているのが、元総理経験者と議員を辞めた長老だと公言していた」

花見酒で顔を赤く染めた名無し羅漢が、話に割り込んでくる。

「1億円の献金を受けた記憶がない。とんでもない話だ。引退した長老は自叙伝も
 どきを出版しているんだぜ。自分に都合の悪いことを覚えているから、都合のい
 い働きを選択して強調する。こんなの、常識だろう」

「献金を受領した面会に同席したもう一人は、彼の国へノコノコ出向いている。商
 工関係者を引き連れてだよ。挙句の果て、日本の指導者が靖国参拝を止めると国
 交を回復する。こんな太く長い釘、5寸釘を打ち込まれたまま帰国した」

「元総理経験者は、帰国してから、靖国参拝に関して中止するよう”なんだかん
 だ”と屁理屈を、あたかも助言するような体を装い、派閥運営に彼の国の意向を
 反映させる。自民党の政治判断におよぼす影響の方が有害で恐ろしい。親中派と
 呼ばれる政治屋に打ち込まれた5寸釘は、そう簡単に抜けない」

ボケ封じ観音さまは、名無し羅漢の話を黙って聴いている。

「剣道を嗜む剣士だったら、靖国神社がなんなのか、を彼の国の指導者とキチント
 した議論を戦わせ理解させられるのに、それもやっていない。だから、彼の国へ
 出かける暇があったら、日歯連から受けた献金の領収書を発行しないように決断
 したのは、誰かをハッキリさせる。それが先だァ~。武士道魂を忘れるなァ~」

「名無し羅漢さま。花見酒を呑み過ぎて、悪酔いしてるんだから」
「なにを~。この野郎。酔いなんか、とっくの昔に醒めてらァ~。貴様は、元気印
 とかなんていって のんびり構えてるが・・・」
「おっと・・・。ああ、寝てしまった」

名無し羅漢さまは、千鳥歩きで床に寝込み、静かになった。
ボケ封じ観音さまも、名無し羅漢の心情を察してか、微笑んでいる。

「まだある。そもそも、靖国を参拝した元総理経験者、心ある有識者から、靖国参
 拝を政治問題化したのは貴方です、と名指しされている張本人が、彼の国の指導
 者と面談した際に、しっかりと5寸釘を打ち込まれているんだよ」

「風見鶏の真骨頂、と言いたいんでしょう」
「そうだァ~。自分の厚顔を覆う分厚い面の皮が、疲労困憊してブヨブヨにたるん
 でいることを忘れおって、この野郎。ウイィ~っと。酔いが回ってきた。観音さ
 ん、元気印、おやすみィ~」

「彼の国で指導者と面談した元総理経験者二人が、自分に打ち込まれた釘をどのよ
 うに抜いたかは、殆ど報道されていません。視聴者が知りたいのは、そのことで
 すから」

憤懣やるかたない、ボケ封じ観音さま。

「多分、自主規制して編集して流しているんでしょう、観音さま。靖国参拝を政治
 問題化した張本人を番組に招いて、凝いもせずに、彼の国で打ち込まれた釘につ
 いて、ご高説を伺っている。マスコミが持っているジャーナリズム精神が泣いて
 いる。村岡被告の流した悔し涙をブッカケてやりたい」

「元気印さん、そんなに興奮しないで。今日は土曜日ですょ。天気も快晴です。愛
 する奥さんと一緒に、染井吉野でも観て、心を落ちつかせ、明日に備えることで
 す」

徳川家康の”お手かけ”といわれた金光院(こんこういん)の枝垂れ桜から株分け
されて、元気で見事な枝振りを毎年楽しませてくれる福星寺(ふくしょうじ)の”
親子枝垂れ桜”を観て来よう。

「小言半兵衛に篭ってしまうと、白髪が増えるだけです。元気印のシニアさん」




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12歳の作文と三つ心 | トップ | 老枝垂れ桜の生きがい »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ken39)
2006-04-01 15:16:05
お見事なるTB心より嬉しく拝見いたしました。

余裕あるお心持ちうらやましい限りです。

山里の桜花をじっくりと観賞してきて、心は満ち足りています。

この問題はどうなるのか注視して参ります。

たとえそれがごまめの歯ぎしりであろうとも!

同郷の方に感謝しております。 (oko)
2006-04-07 19:36:14
お近くの方からのTB嬉しく拝見させていただきました。金光院へは町内会の歩こう会に参加、訪れたことがございますので懐かしく存じます。

友人と出かけておりましたのでご挨拶が遅くなりましたが、今後お訪ねさせていただきます。

有り難うございました。

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事